レネ・ヴァイラー監督の勝率を過去の監督と比べてみる

鹿島アントラーズ

これまで鹿島アントラーズでは多くの優秀な監督が職務を務めてきました。

初代の宮本征勝監督に始まり今季のレネ・ヴァイラー監督まで伝統が引き継がれています。

それらの監督のもとでチームは成長し続けています。

13人の監督と2人の監督代行がいましたが多くがタイトルを獲得し歴史に名を残しました。

今季の鹿島は変革の時であり、レネ監督はスイス人で初の欧州出身の監督です。

これまでの鹿島はブラジル路線であり果たしてどうなるか不安はありました。

さらにコロナ禍の入国制限がありキャンプに間に合いませんでした。

しかしオンラインでの情報交換や岩政大樹コーチのサポートもありスムーズに入ることができています。

やや戦術やメンバーに固執することで成績は下降気味ではありますが十分優勝を狙える位置にいます。

これから正念場が続きますがレネ監督には期待しています。

ここでレネ監督を含め歴代13人の監督と2人の代行監督のリーグ戦成績とタイトル数を調べてみました。(PK戦は引き分け扱い)

宮本征勝(1993年〜1994年6月)
58試合37勝3分18敗 勝率63.8%

エドゥー(1994年6月〜1995年)
74試合35勝8分31敗 勝率47.3%

ジョアン・カルロス(1996年〜1998年7月) Jリーグ(1996年)、ナビスコ杯(1997年)、天皇杯(1997年)3冠
73試合49勝6分13敗 勝率67.1%

関塚隆(1998年7月、1999年8月) ※監督代行
7試合4勝3敗 勝率57.1%

ゼ・マリオ(1998年8月〜1999年8月) Jリーグ(1998年)1冠
35試合21勝1分13敗 勝率60.0%

ジーコ(1999年8月〜1999年12月) ※監督代行
12試合8勝4敗 勝率66.7%

トニーニョ・セレーゾ(2000年〜2005年、2013年〜2015年7月) Jリーグ(2000年、2001年)、ナビスコ杯(2000年、2002年)、天皇杯(2000年)5冠
271試合141勝47分83敗 勝率52.0%

パウロ・アウトゥオリ(2006年)
34試合18勝4分12敗 勝率52.9%

オズワルド・オリヴェイラ(2007年〜2011年) Jリーグ(2007年、2008年、2009年)、ナビスコ杯(2011年)、天皇杯(2007年、2010年)6冠
168試合89勝44分35敗 勝率53.0%

ジョルジーニョ(2012年) ナビスコ杯(2012年)1冠
34試合12勝10分12敗 勝率35.3%

石井正忠(2015年7月〜2017年5月) Jリーグ(2016年)、ナビスコ杯(2015年)、天皇杯(2016年)3冠
59試合36勝4分19敗 勝率61.0%

大岩剛(2017年5月〜2019年) ACL(2018年)1冠
91試合50勝21分20敗 勝率54.9%

ザーゴ(2020年〜2021年4月)
42試合20勝7分15敗 勝率47.6%

相馬直樹(2021年4月〜2021年)
29試合18勝4分7敗 勝率62.1%

レネ・ヴァイラー(2022年〜)
16試合9勝3分4敗 勝率56.3%

1998年までは90分で同点の場合は延長戦そしてPK戦、2002年までは延長戦がありました。

そのため2002年までは勝率が高くなる傾向があります。

まずトニーニョ・セレーゾ監督は鹿島史上初の2度の指揮を執っており最も在籍期間が長く試合数も多いです。

就任初年度の3冠を含む通算5冠を達成しています。

そのセレーゾ監督を上回るタイトルを獲得したのがオズワルド・オリヴェイラ監督です。

リーグ3連覇はJリーグ史上まだ1度しか成し遂げられていません。

また就任5年全てでタイトルを獲っており通算6冠と素晴らしい実績です。

そして2005年以降現行の1シーズン制になり日本人の2人が高い勝率を残しています。

石井正忠監督は2015年のシーズン途中に監督になるとナビスコ杯を制覇します。

翌年にはリーグと天皇杯の2冠と成績を残しました。

リーグ戦の勝率が61.0%とかなり高くもう少し見てみたかったです。

残念ながらACL敗退により監督を解任されています。

その石井監督より高い勝率が相馬直樹監督です。

こちらもシーズン途中の難しい状況で監督を引き受けることになります。

そして29試合で勝率62.1%を達成です。

就任時に15位だったところからACL出場権まであと一歩の4位まで浮上させます。

昨年は川崎フロンターレが脅威の強さを見せていたため、この成績を1年通してできたとして優勝できたかはわかりません。

ただ例年であれば十分優勝できるほどの成績でした。

そして今季のレネ・ヴァイラー監督です。

今のところ勝率56.3%は歴代6位です。

今年のJリーグは混戦なので勝率60%近くまでいければ優勝できる可能性は高そうです。

勝率とともにタイトル獲得が監督の評価に繋がります。

ぜひリーグ優勝して鹿島アントラーズの歴史に名を残してもらいたいです。

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