いよいよ4回に渡り連載してきた2021年の選手紹介も今回が最後です。
残りは背番号32〜41までの7選手を紹介していきます。
背番号32 常本佳吾
2020シーズン
リーグ戦 1試合(先発0試合)0得点、11分出場
今シーズン明治大学から加入する右サイドバックです。
身体能力が高く状況判断に優れたサイドバックであり長友佑都、室屋成と明治が誇るサイドバックに匹敵する可能性があります。
他の新卒ルーキーとは違い昨年すでにJリーグ特別指定選手で2ヵ月ほどチームに帯同していました。
11月3日第31節横浜F・マリノス戦ではリーグデビューもしています。
元々はマリノスのジュニアユース、ユース出身であり古巣との試合でデビューは運命だったのでしょうか。
結局1試合しか出場できませんでしたが本人はもう少し試合に絡めると思っていたようです。
この悔しさをバネにレベルアップをしてほしいです。
明治大学では背番号2でした。
今年の背番号もいつか32から2へ変更という意味も込められているのでしょう。
背番号33 関川郁万
2020シーズン
リーグ戦 15試合(先発13試合)0得点、1168分出場
カップ戦 2試合(先発2試合)0得点、154分出場
2年前に入団した超高校級のセンターバックもルーキーイヤーの一昨年はリーグ戦の出場がありませんでした。
昨年は念願のリーグデビューをし8月から10月は完全にレギュラーの座を射止めました。
フィジカルの強さや面構えはすでに威圧感や存在感が漂います。
また空中戦も強くOBの秋田豊を彷彿とさせます。
前線に蹴り込むフィードも力強く2,3年後は絶対的な軸になっているでしょう。
今年は町田とのレギュラー争いを制すことができるかが注目です。
高校時代はヘディングでのゴールも多かっただけに鹿島でも見てみたいです。
背番号34 舩橋佑
鹿島アントラーズユースから唯一の昇格選手です。
ユース選手のため昨年からトップのキャンプや練習試合にも参加しています。
そのため早くに溶け込めるでしょう。
6月20日のFC町田ゼルビアとのトレーニングマッチではもうトップの選手かと思うくらい堂々とプレーしていました。
キック精度の高さが特長のボランチでディフェンスラインに下がって攻撃を組み立てることができます。
現在アカデミー・アドバイザーを務める小笠原満男の英才教育を受けて成長してきました。
将来的には歴史に名を残す選手になると思います。
背番号37 小泉慶
2020シーズン
リーグ戦 22試合(先発21試合)1得点、1700分出場
カップ戦 2試合(先発0試合)0得点、65分出場
Jリーグ屈指のボールハンターです。
ピンチをことごとく対人の強さと走力で消してくれます。
ほとんどの試合で走行距離とスプリント回数はチーム1位、2位に入ってきます。
本職はボランチですが右サイドバックに定着してしまいました。
もう少し攻撃面で怖さが出てくるとバリエーションが広がります。
なぜこのような選手が柏でベンチ外や紅白戦にすら出場できなかったのか謎です。
今年も気持ちの入ったプレーを期待しています。
背番号38 山田大樹
2020シーズン
リーグ戦 2試合(先発2試合)、180分出場
カップ戦 1試合(先発1試合)、90分出場
190㎝と恵まれた体格を武器にU-15から各世代の代表に名を連ねた期待のゴールキーパーです。
左利きでディフェンスラインの繋ぎに参加する技術もあります。
GKというポジションだけにチャンスが訪れるのに時間がかかると思われましたがルーキーイヤーに公式戦3試合に出場しました。
高卒GKルーキーのリーグ戦出場は鹿島史上初でした。
沖悠哉が体調不良により出場が回ってきましたがチャンスを掴めませんでした。
曽ヶ端ですらレギュラーになるのに4年かかっていますので焦らず技術を磨いてほしいです。
そして昨年加入の高卒4人で新たな歴史を作ってほしいと思います。
背番号39 犬飼智也
2020シーズン
リーグ戦 31試合(先発31試合)2得点、2790分出場
カップ戦 1試合(先発1試合)0得点、90分出場
ACLプレーオフ 1試合(先発1試合)0得点、90分出場
昨シーズンは開幕戦こそベンチでしたが出場試合は全てフル出場とザーゴ監督の信頼を最も得ました。
ビルドアップやDFラインの攻撃参加を重要視しているザーゴサッカーを忠実に表現しています。
チャンスと見るや否や相手の守備ブロックをドリブルで突破するプレーが増えました。
また右足の縦パスも非常に有効に使います。
そしてセットプレーではターゲットになりゴールも決めています。
今では国内屈指のセンターバックと言っていいでしょう。
鹿島のCBとして風格も漂い始めており今年が28歳と選手として1番脂が乗る時期になりました。
ぜひ主力としてタイトル獲得に貢献してもらいたいです。
背番号41 白崎凌兵
2020シーズン
リーグ戦 9試合(先発3試合)2得点、305分出場
カップ戦 2試合(先発1試合)1得点、83分出場
ACLプレーオフ 1試合(先発0試合)0得点、18分出場
2019年は左サイドハーフのレギュラーでしたが和泉竜司、荒木遼太郎の加入によりポジションを無くしてしまいました。
ただ足元の技術は抜きん出たものがありハードワークもきっちりこなします。
元々はフォワードだけあり攻撃センスはかなりある選手です。
ただ自らがゴールを量産するタイプではないため周りを活かせるトップ下が適任です。
そのトップ下で出場した10月14日の第22節のサガン鳥栖戦では1ゴールを決め躍動しました。
しかし2日後の10月16日の練習中に右大腿二頭筋損傷で約2ヵ月と診断され残りのシーズンを棒に振ります。
不運な形で幕を閉じた昨シーズンでしたのでぜひ挽回をしてほしいです。
最後のブロックの期待選手は犬飼智也です。
2018年に清水から移籍してきた時は昌子源、植田直通のバックアップでした。
また起用されてもミスが目立ち不安定なプレーが多かったです。
それが今や鹿島のディフェンスラインのリーダーになりました。
昨年の鹿島はリーグ戦34試合で44失点と守備に課題が残りました。
優勝するには1試合当たりの失点数を1以下にしたいところです。
今年にかける期待はクラブもサポーターも大きいものがあります。
そのためプレッシャーはあると思いますがぜひ期待を上回る活躍をしてもらいたいです。
これで今季の登録31選手の紹介は終了です。
基本的にはこのメンバーで1年間戦うことになります。
ぜひクラブ30周年のメモリアルイヤーを2000年以来の国内タイトル3冠で飾りたいです。
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