2023年の選手会長は沖悠哉【歴代選手会長の成績は】

鹿島アントラーズ

1月16日に小泉文明社長のTwitterで今季の選手会長に沖悠哉が選ばれたことがわかりました。

鹿島アントラーズの選手会長は前任者から指名され後任に引き継がれていました。

おそらく今年も去年の三竿健斗からの指名だったのではないでしょうか。

三竿から海外移籍をするような選手になってほしいとのメッセージなのかもしれません。

沖は茨城県鹿嶋市生まれであり地元の選手です。

鹿島アントラーズジュニアでサッカーを始め鹿島イズムを学びながら成長していきました。

U-15から世代別日本代表となりユース期待のGKとなります。

そして2018年にユースからトップ昇格を果たしました。

ただ当時は曽ヶ端準とクォン・スンテがレギュラー争いをしており、高卒ルーキーには出番はやってきません。

過去にも多くのGKがユースから昇格していますが誰1人、曽ヶ端の牙城を崩すことはできませんでした。

さらに2020年には同じくずっと世代別代表であった山田大樹がトップ昇格をします。

ますますポジション争いは激化しました。

しかしその2020年に思っていたより早くチャンスはやってきます。

この年はザーゴ監督の初年度でした。

そしてシーズンが始まるとほぼ同時期に日本でもコロナが流行します。

Jリーグも長く中断となるなど非常に厳しいシーズンとなりました。

その中で鹿島はもがき苦しみ早々とリーグ戦の優勝争いから脱落します。

ただコロナ禍の特別ルールでJ2降格が無くなり思い切った起用ができるようになりました。

そこで抜擢されたのが沖悠哉です。

8月8日の第9節サガン鳥栖戦で2−0と完封デビューをするとデビューから9試合負けなしというJリーグタイ記録を樹立しました。

この勢いでレギュラーを掴みますが、すぐに試練はやってきます。

翌2021年もチームの調子は悪くザーゴは解任され、相馬直樹監督に交代します。

交代直後は成績は一時的に向上するもののシーズン終盤は失点が増えたため、GKをスンテに戻すことになりました。

そしてスンテは圧巻のパフォーマンスを見せ2022年までレギュラーを張ります。

しかし昨季もシーズン終盤に成績が下降しGKを変えることになりました。

沖にも1度はチャンスが来ますが、早川友基がチャンスを掴みレギュラー奪還はなりません。

岩政大樹監督は早川とスンテでリーグ戦と天皇杯を回していたので沖は3番手の扱いでした。

まずはキャンプでアピールをしてどこまで序列を上げることができるでしょうか。

今年は選手としても勝負の年であり選手会長も務めるという大変な1年になりそうです。

ここで過去12年間の選手会長の面々とその年のリーグ戦の個人成績を見てみようと思います。

2011年
岩政大樹 28試合6得点

2012年
増田誓志 14試合0得点

2013年
遠藤康 28試合7得点

2014年
前野貴德 2試合0得点

2015年
西大伍 30試合0得点

2016年
西大伍 26試合1得点

2017年
昌子源 34試合1得点

2018年
昌子源 16試合1得点

2019年
三竿健斗 28試合0得点

2020年
犬飼智也 31試合2得点

2021年
広瀬陸斗 9試合0得点

2022年
三竿健斗 33試合2得点

これまで守備の選手が多いです。

また選手会長はレギュラーが多く試合でも引っ張る存在になっています。

沖は身長184㎝と現代のGKとしては小柄です。

その分、反射神経が良く元日本代表の川口能活のようなシュートストップが持ち味です。

一つのビッグセーブからチームに流れを引き寄せることができます。

見せるGKは天性のものでありそれほど多くはいません。

ぜひチームを勢い付けるプレーを期待しています。

シーズンのホーム最終戦の試合後にはセレモニーがあります。

そこでは代表選手からのスピーチがあり、選手会長が務めることが多いです。

ここ数年は重苦しい雰囲気の中でのスピーチとなっています。

今季こそ最後は沖の笑顔を見ながらシーズンを締め括りたいです。

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