10月12日に今年の高体連の最大の目玉であった青森山田高校の松木玖生のFC東京内定が発表されました。
元々海外志向で複数の欧州クラブの練習にも参加していました。
そして今年の6月にはフランス1部のストラスブールに加入する可能性が高いと報じられています。
そのためJリーグを経由せずにいきなり海外に行くものだと思っていました。
それが急転直下でのFC東京入りです。
理由は本人が日本でしっかりベースを作ってから海外に行きたいとのことです。
これまで高卒選手がJリーグを経由せずに海外に行き成功した例はありません。
非常に賢明な判断であったと思います。
ただJリーグ入りをするのであれば鹿島アントラーズに入団して欲しかったです。
松木のキックの精度や体の強さ、メンタルの強さは高校年代ではずば抜けています。
また左利きであるのも魅力です。
順調に成長すれば同じ高校のOBであり日本代表の柴崎岳レベルにまでなるのではないでしょうか。
私は非常に興味があったのでぜひ鹿島で見たかったです。
もうFC東京に決まってしまったので仕方ありません。
いつか日本代表になりましたら応援したいと思います。
そして今年の高体連でもう1人注目されている選手がいます。
それが尚志高校のチェイス・アンリです。
アメリカ人の父と日本人の母を持つ187cmの大型CBです。
アフロヘアであり一目見たら忘れられない風貌の持ち主です。
日本で生まれていますが父親の仕事の関係で3歳から12歳まで9年間をアメリカで過ごしています。
そのためチェイスもまた海外志向が強いと言われています。
7月にはオランダのAZのU-23チーム、ドイツのボルシアMGのU-19チームに練習参加をしています。
英語も日本語以上にできるようで海外生活も苦にならなそうです。
いいオファーがあればいきなり海外もありそうです。
しかし松木がJリーグ入りをしたことで多少影響はあるかもしれません。
そこで鹿島アントラーズがチェイスにオファーをしているかわかりませんがCBの現戦力を確認してみたいと思います。(カッコ内は今シーズンの年齢)
犬飼智也(28歳)
ブエノ(26歳)
町田浩樹(24歳)
林尚輝(23歳)
関川郁万(21歳)
アビスパ福岡にレンタル移籍中
奈良竜樹(28歳)
現所属が5人でレンタル移籍が1人です。
年齢的にも若くバランスはいいです。
しかし来年どうなるか不透明な選手が多いです。
まずはレンタル移籍中の奈良です。
鹿島ではほぼ戦力外のような扱いでアビスパにレンタルされました。
そして福岡では序盤は苦しむも中盤以降はレギュラーとして地位を確立しました。
元々川崎フロンターレのレギュラーであった選手なので普通に考えてどこのクラブでもやれるポテンシャルは持っています。
ただ鹿島はレンタルの選手をほとんど戻すことはしません。
私はこのまま福岡に完全移籍に切り替わると思っています。
次にブエノです。
ブエノもポテンシャルは高いのですが発揮できていません。
また外国籍選手なので枠の問題があります。
来季の外国人枠の編成の関係で移籍もあるかもしれません。
そして町田です。
東京オリンピックのメンバー入りをしたこともあり海外から目を付けられたと思います。
今のパフォーマンスではすぐにいいオファーがあるとは思えません。
しかし欧州2部のクラブが青田買いをする可能性はあります。
本人も年齢的にそろそろ海外移籍を模索しているでしょう。
最後は関川です。
相馬監督になり林より序列が下がった印象です。
出場機会を求めるならばJ2へのレンタル移籍もありそうです。
そして犬飼と林は来季も間違いなくいるでしょう。
そう考えると欲しいのは即戦力CBであり高卒ルーキーを育てる余裕はなさそうです。
町田が残って他に即戦力CBを獲得し関川をレンタルで出して初めてチェイスを獲得するとちょうどいいバランスになります。
鹿島のフロントも色々想定してはずなのでオファーを出している可能性は50%ほどではないでしょうか。
またチェイスにはいくつかのJクラブからオファーはあるはずなので実際オファーしても鹿島を選ぶかはわかりません。
もしアントラーズに入団してくれたら応援するまでです。
そろそろ決断の時期ですので楽しみに発表を待ちたいと思います。
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