これまで鹿島アントラーズの歴代日本人最強2トップコンビと歴代最強CBコンビを記事にしてきました。
今回は第3弾でサイドバックコンビです。
このサイドバックも日本を代表する選手たちが多いです。
これまでは鹿島でレギュラーになれば自ずと日本代表への道は開けていました。
最近は海外組が多くを占めるため鹿島と言えどもレギュラーを掴んでも代表に選出されることはほぼありません。
それが非常にもどかしいです。
海外組にも負けず劣らずの選手は多くいるので国内組にも目を向けてほしいですね。
今回も鹿島の黄金時代には必ずと言っていいほど素晴らしいサイドバックがいました。
どんなSBコンビがどの時代に活躍していたかを振り返ってみたいと思います。(カッコ内はリーグ戦成績)
1998年
相馬直樹(34試合出場1得点)
名良橋晃(33試合出場5得点)
チームとしては1997年がよく語られますが翌年の1998年も強かったです。
Jリーグを奪還し2人ともに充実の年でした。
相馬はリーグ全試合にフル稼働します。
当時は延長戦があり今より過酷でした。
そして名良橋も移籍2年目で右サイドを制圧します。
2人揃ってフランスW杯にレギュラーとして出場です。
両サイドバックが鹿島の選手で誇らしかったです。
2007年
内田篤人(31試合出場0得点)
新井場徹(30試合出場1得点)
Jリーグ史上最大の逆転劇で10冠を達成しました。
またその勢いのまま天皇杯も制しています。
内田は高卒2年目でしたがチームで欠かせない存在になります。
そして新井場はバランスを取りながら特に攻撃面で特徴を出していきます。
どうして新井場が1度もA代表になっていないのか不思議で仕方ありません。
その後3連覇を達成し鹿島の歴史の中で必ず出てくる名コンビとなりました。
2017年
山本脩斗(32試合出場2得点)
西大伍(30試合出場1得点)
Jリーグでは最終節で優勝を逃し失意のどん底に落ちました。
しかし鹿島史上最多の23勝、勝ち点72は最多タイ記録であり安定感は抜群でした。
西は攻撃のセンスがあり組み立てから貢献します。
山本は守備を中心に効果的なオーバーラップを見せてくれました。
2人ともに移籍組ですが鹿島に来てからA代表になっています。
全国的な知名度は低いかもしれませんが実力者でした。
この6選手の3組が鹿島でのベストサイドバックと言えるでしょう。
どのコンビも素晴らしく甲乙つけ難いです。
両サイドバックがうなく連動し相乗効果でチームを回していました。
日本代表での実績なら相馬、名良橋、鹿島での実績なら内田、新井場、コンビネーションなら山本、西になるでしょうか。
今のチームにも歴代の名選手たちに負けない良い選手が揃っています。
右SBは攻撃力の広瀬陸斗、守備力の常本佳吾とタイプの違う2人がいます。
そして昨季よりハイレベルなレギュラー争いをしています。
常本は今後海外移籍をするかもしれない逸材です。
左SBはポルティモネンセから復帰した安西幸輝がいます。
ややA代表から遠ざかってしまいましたがカタールW杯も狙える選手です。
左サイドバックは手薄なポジションなのでJリーグの活躍次第では可能性はあると思います。
まずは今季Jリーグで優勝し、歴史に名を残す新しいサイドバックコンビが誕生してもらいたいものです。

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