早川友基は鹿島の守護神に君臨し続けられるのか

鹿島アントラーズ

3月3日は早川友基の誕生日です。

1999年生まれですので今年で24歳になります。

元ブラジル代表であり、鹿島アントラーズの礎を築いたジーコと同じ誕生日というのも何かの縁です。

今回はそんな早川の紹介です。

神奈川県出身であり小学校の時から横浜F・マリノスの下部組織で育ちます。

横浜F・マリノスプライマリー、ジュニアユースと所属していましたが高校はユースではなく桐蔭学園高校に進学しました。

森岡隆三や戸田和幸など数多くのJリーガーを輩出しているサッカーの名門校です。

そこで鍛え上げられ高校卒業後は明治大学に入学します。

大学ではタイトルを総なめにし、明治大学史上最強世代と言われていました。

明治は少数精鋭であり同学年は15人しかいませんでした。

その内12人がJリーグ入りをしている世代です。

そのレギュラーGKなので実力は間違いありません。

大学No.1GKとの呼び声が高い選手でした。

そして小学校、中学校、そして大学と一緒にプレーしていた常本佳吾とともに2021年に鹿島に入団します。

身長は187cmとGKとして十分なサイズがありハイボールにも問題ありません。

早川の強みは何と言っても足元の技術の高さです。

後方からビルドアップに関わり攻撃の起点を作ることができます。

また両足から正確なロングフィードを蹴ることができ一発で局面を打開することもできます。

これは高校1年生の時に利き足の右足を負傷しましたが試合に出なければいけなかったため、左足を猛練習し両足が使えるようになったとのことです。

もちろんシュートストップも安定しており現代のGKに必要な要素を持ち合わせています。

ただそんな早川もプロ入り後はクォン・スンテ、沖悠哉と高い壁がおりなかなか試合に出場することはできません。

ルーキーイヤーの2021年は天皇杯2回戦のY.S.C.C.横浜戦の1試合のみの出場となります。

翌年2022年もクォン・スンテがレギュラーに返り咲き出番はずっと訪れませんでした。

その流れが終盤戦で大きく変わることになります。

リーグ優勝の可能性がほぼ無くなり、岩政監督はGKも世代交代に踏み切ります。

1度は以前のように沖にチャンスがありましたが掴み切れません。

すると早川に第30節サガン鳥栖戦でリーグ戦デビューがやってきます。

これまで鹿島は曽ヶ端準が長くレギュラーを務めていたため他の選手に出番が回ってきませんでした。

そのため早川で11人目のリーグ戦出場となります。

鹿島でリーグ戦に出場した11選手の出場数は以下の通りです。(2023年3月3日現在)

曽ヶ端準 533試合
古川昌明 125試合
クォン スンテ 108試合
高桑大二朗 89試合
佐藤洋平 76試合
沖悠哉 59試合
小澤英明 22試合
佐藤昭大 10試合
早川友基 7試合
千葉修 3試合
山田大樹 2試合

早川はデビュー戦となった鳥栖戦で1−1の引き分けに終わるも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれます。

前半からビッグセーブを連発しチームを波に乗せてくれました。

早川自身もこれで監督の高い評価を得て現在まで7試合連続でリーグ戦に出場しています。

ただ絶対的な守護神となれたかはまだわかりません。

スンテと沖もすぐ後ろから追いかけておりポジションを奪われる可能性も残っています。

パク・ウィジョンもいますし、ファジアーノ岡山へ育成型期限付き移籍中の山田大樹もいます。

GKなので全員をレギュラーにすることはできずこの中で1人しか出場させることができません。

鹿島は非常に贅沢な悩みをかかえることになりました。

早川ががっちりとレギュラーを掴むにはもう少し信頼を得る必要があります。

まだ早川が出場し始めてからチームが上昇気流に乗ったことはありません。

ぜひチームを勝たせる選手になって正GKの座を射止めてほしいです。

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