もう2021年シーズンも終盤戦に入りました。
そろそろ来季を見据えていく頃です。
2022年にリーグ制覇をするためには選手編成が必須になってきます。
現在鹿島アントラーズでは8人の選手が他クラブにレンタル中です。
これまでの歴史を振り返ってみるとそもそもレンタル移籍をした選手が戻ってくること自体が多くありません。
またレンタルバックされた選手も定位置を掴むことはなく後に去っています。
田代有三や増田誓志、平戸太貴といった実力者でも厳しい現実が待っていました。
果たして鹿島アントラーズに戻ってくる選手はいるのでしょうか。
今回はDFの4人の可能性について今季の成績とともに考察してみたいと思います。(10月18日時点)
小田逸稀(ジェフユナイテッド市原・千葉)
J2リーグ戦 21試合2得点(1751分出場)
2020年はJ2町田ゼルビアで38試合3得点と結果を残します。
しかし鹿島復帰は叶いませんでした。
今年はジェフに再レンタルとなります。
そして第4節から第23節まで20試合連続のスタメン出場を果たします。
しかしその後はベンチ外が続き7月中旬以降全く試合に絡めていません。
左サイドバックは安西幸輝、永戸勝也とハイレベルなレギュラー争いが繰り広げられています。
さらに来季はユースから溝口修平のトップ昇格が決まっています。
そのため復帰は難しいでしょう。
佐々木翔悟(いわてグルージャ盛岡)
J3リーグ戦 10試合0得点(758分出場)
183㎝とサイズのあるサイドバックで魅力的です。
昨シーズンの8月から盛岡にレンタル移籍をしています。
J3では昨季から少しずつ出場機会が増えています。
ようやく定位置を掴み出し第17節から6試合連続のフル出場中です。
ブレイクの予感はありますがまだ鹿島では難しいでしょう。
小田同様左サイドバックの駒は揃っていますので復帰はないと思います。
杉岡大暉(湘南ベルマーレ)
J1リーグ戦 8試合0得点(720分出場)
今年の夏に古巣である湘南にレンタルでの復帰となりました。
鹿島ではザーゴ前監督時代はほぼ戦力外の扱いでしたが相馬監督になり輝きを取り戻しつつある中での移籍でしたので驚きでした。
湘南のサッカーが合うのか復帰後から絶対的な存在になっています。
元々アンダー世代代表の不動の左サイドバックであり能力は素晴らしいものがあります。
鹿島は左サイドバックの層が厚く戻したところで出番があるかわかりません。
おそらく本人の希望は湘南へ完全移籍の移行でしょう。
ただ湘南はJ2降格の可能性があります。
そうなった場合にどうなるのか不透明です。
奈良竜樹(アビスパ福岡)
J1リーグ戦 21試合1得点(1803分出場)
昨シーズン新背番号3として川崎フロンターレより加入します。
しかしわずか6試合の出場しかなりません。
そして心機一転アビスパにレンタル移籍となります。
序盤こそ出番はありませんが4月以降は不動のレギュラーになりました。
守備陣の中心になりJ1残留の立役者です。
今季の活躍を見ると来季は戻したいところです。
ただ本人の希望はおそらく福岡への完全移籍でしょう。
また福岡もそれを狙っていると思われます。
以上DFのレンタル移籍中の4人の今シーズンを見てみました。
実力的には杉岡と奈良は戻せるなら戻したいです。
ただ鹿島に戻って出番があるかはわかりません。
おそらく今のチームに残ればレギュラーは安泰です。
最後は本人の気持ち次第になります。
これまでの鹿島アントラーズを見ていると戻ってこないような気もします。
少なくとも今季は鹿島アントラーズの所属の選手たちです。
シーズン最後まで思いっきりプレーしてほしいと思います。
次回はレンタル移籍中のMF、FW編です。
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