4月11日は第9節コンサドーレ札幌戦が札幌ドームで行われました。
同じ勝ち点7の相手であり勝って引き離したいところでした。
結果は2点をリードするも追いつかれ2-2の引き分けに終わっています。
鹿島の守備の脆さを札幌の攻撃陣に何度もつかれ大量失点してもおかしくない内容でした。
GK沖悠哉のファインセーブでどうにか勝ち点1をもぎ取ったという試合です。
これで8試合を終え2勝2分4敗の勝ち点8です。
1試合平均で勝ち点1しか取れていません。
正直もう言葉になりません。
今シーズンの開幕前には優勝候補に挙げられながらもこの成績です。
結果が出ない焦りからなのかどんどん試合内容も醜くなっています。
いつになったら改善され上昇気流に乗れるのでしょうか。
また今節の結果を受けて上位陣とは差が開きました。
もうこれ以上悠長に構えていられません。
幸いにも次節の徳島ヴォルティス戦まで1週間空きます。
至急守備の見直しを徹底的に行ってほしいです。
まずは今節を振り返ります。
スターティングメンバーは以下の11人でした。
GK31 沖悠哉
DF37 小泉慶
DF39 犬飼智也
DF28 町田浩樹
DF14 永戸勝也
MF4 レオ シルバ
MF20 三竿健斗
MF7 ファン アラーノ
MF8 土居聖真
FW9 エヴェラウド
FW18 上田綺世
おそらくメンバー的にはこれがザーゴ監督が考えるベストなのでしょう。
ただシステムは変更しておりゴールのないエヴェラウドを左のサイドハーフにした4-2-3-1できました。
エヴェラウドは試合で貢献はしていますがゴールがないので不調と見られてしまいます。
それがFWの宿命ですが少しかわいそうです。
そのためザーゴ監督も色々考慮しての変更だったのではないでしょうか。
エヴェラウドのカットインからの強烈なシュートに期待でした。
そして試合開始から鹿島はシンプルに後方の低い位置からロングボールを蹴って上田、エヴェラウドに当ててきます。
しかしなかなかセカンドボールを拾えずペースを掴めません。
そんな中の9分にゴール前でパスが繋がりファンアラーノのシュートが相手DF宮澤裕樹に当たりコースが変わり永戸の前にこぼれてきます。
これを思いっきり右足でゴール上に蹴り込み先制に成功します。
左利きの永戸が右足で鹿島アントラーズに移籍後初ゴールを決めました。
さらに18分にはアラーノのスルーパスに中央で受けたエヴェラウドが右足でシュートをしますが菅野孝憲に止められます。
このシーンはFWとして決めてほしかったです。
この辺りにゴールがない焦りが出てしまったように感じます。
しかしこれで得たCKのこぼれ球を小泉が頭で折り返し町田が落として最後は上田がうまくステップからタイミングをずらし右足でゴールを決めます。
VARのチェックで時間がかかりましたので冷や冷やしましたが認められて安心しました。
これで2試合連続ゴールとなり本当に頼れる日本人エースに成長しました。
2-0となり試合を有利に支配するためにもこのスコアを時間帯をキープしたいところでした。
しかし今節も直後の26分に福森晃斗のFKから田中駿汰に左足で決められてしまいます。
直接狙ってくる感じもありましたので難しい対応でしたが失点の時間帯が悪すぎます。
開幕戦も前節柏レイソル戦でも得点後にすぐ失点するという同じことの繰り返しです。
これではなかなか自分たちのペースで試合を支配するのは難しくなってしまいます。
またこれでリーグ戦全8試合で失点となりました。
ここから札幌の寄せが早くなりいい形でボールを持つことができません。
それでも35分に土居の左足からの浮き球のクロスに上田が滞空時間の長いヘディングシュートを打ちますが左ゴールポストを叩いてしまいます。
そしてその後は全くいいところなく札幌に決定機を何度も作られます。
裏にボールが面白いように通されいつ決められてもおかしくありませんでした。
どうにかしのぎ切り前半をリードで折り返します。
後半になり何か手を打ってくるかと期待しましたが何も変わりません。
51分には菅大輝からチャナティップに渡りシュートを駒井善成がゴール前でコースを変えますが沖が右足一本でスーパーセーブをします。
さらに57分、59分にはアンデルソン ロペスの連続での決定機を沖がセーブしゴールを許しません。
もう完全に沖頼みの状況になります。
連続スーパーセーブにより鹿島に流れが来ることを祈るばかりでした。
その中で63分に土居、レオシルバに代えて白崎凌兵、永木亮太を投入し状況の好転を狙います。
しかし直後の65分に金子拓郎にドリブル突破をされ永戸の足がかかってしまいPKの判定になります。
これがペナルティラインのギリギリでの転倒でありPKなのかVARのチェック待ちになります。
さらに判断ができずオンフィールドレビューの確認をしますが判定は変わらずPKです。
第7節の浦和レッズ戦でもそうでしたが微妙な判定が全てこちらにとって不利な結果になります。
これが結果が出ていないチームの悪循環なのでしょうか。
時間が相当かかりましたが70分にこのPKをアンデルソン ロペスに冷静に逆を突かれて同点にされます。
その後は78分に上田に代えて遠藤康、85分にアラーノに代えて荒木遼太郎を投入し勝ち越しを狙います。
荒木が出場直後の86分に遠藤のクロスにトラップから右足を振りぬきますが菅野孝憲に止められゴールはなりません。
これが最後の見せ場となり結局2-2のドローで試合終了です。
2点を先行できたので勝ちたい試合でした。
ただ冷静に90分を見れば札幌の方が勝機はあったと思います。
本当に今シーズンの鹿島を象徴するような試合でした。
まず点を取った直後に失点をするため勢いが出ません。
さらに同じように選手交代で手を打った直後に失点が重なります。
またPKなど際どい判定は鹿島側に不利な結果になります。
VARで確認をしているので公平ではありますが厳しく感じてしまいます。
これは結果が出ないチームの負のスパイラルにハマっているとしか思えません。
同じようなことの繰り返しではいつになっても勝つことはできません。
私のような素人から見ても守備が不安定なのは一目瞭然です。
この際下手な内容で勝利をするくらいならスコアレスドローでも守備陣用を整えることの方が先決に思います。
その方がこれからの鹿島に繋がるでしょう。
もうザーゴ監督の首もギリギリのところまで来ています。
人間的にも魅力的でこの監督の元で一緒に優勝を味わいたいと心底思っています。
サポーターの愛するクラブをどうにか立て直していただきたいです。
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