鹿島アントラーズの一発勝負の決勝戦の成績を振り返る

鹿島アントラーズ

10月16日に天皇杯決勝がヴァンフォーレ甲府vsサンフレッチェ広島、10月22日にはルヴァン杯決勝がセレッソ大阪vsサンフレッチェ広島のカードで行われます。

いよいよ2022年シーズンも大詰めであり2週連続の決勝戦となりました。

今季は天皇杯が前倒し開催されているためこのような日程になっています。

今後は2週連続で違うコンペティションの決勝が行われることもなかなか見られないかもしれません。

一人のサッカー好きとして楽しみたいと思います。

そしてこのような決勝戦では必ず勝負強いクラブと勝負弱いクラブが出てきます。

今回両方の決勝戦に進出したサンフレッチェは勝負弱いクラブとなっています。

Jリーグは2012年、2013年、2015年と3度も優勝している強豪クラブです。

しかしトーナメント方式では決勝戦で全て負けています。

天皇杯では5度(1995年、1996年、1999年、2007年、2013年)、カップ戦では2度(2010年、2014年)と合計7度も涙を飲んでいます。

まずは今回が8回目の決勝戦となる天皇杯で悲願のタイトル獲得はできるのでしょうか。

またJ2のヴァンフォーレが史上最大のジャイアントキリングを達成するのでしょうか。

これまでJリーグ開幕後、天皇杯決勝戦で下のカテゴリーのクラブが勝ったことは1度もありません。

どちらが勝っても初優勝となる一戦に注目が集まります。

そして鹿島アントラーズもかつては勝負強いというフレーズが代名詞でした。

最近はあまり聞かれなくなり寂しいばかりです。

鹿島はこのような一発勝負の決勝戦の成績はどうなのかを振り返ってみます。

リーグ戦では過去に2ステージ制で優勝を決めるチャンピオンシップがあった年もありました。

しかしチャンピオンシップはホーム&アウェイの2試合合計得点だったため一発勝負ではありません。

それなので今回は除外します。

まずは完全なトーナメントで行われている天皇杯です。

こちらは8回決勝に進出しています。

結果は以下の通りです。

1993年 ●2-6 横浜フリューゲルス
1997年 〇3-0 サンフレッチェ広島
2000年 〇3-2 清水エスパルス
2002年 ●1-2 京都パープルサンガ
2007年 〇2-0 サンフレッチェ広島
2010年 〇2-1 清水エスパルス
2016年 〇2-1 川崎フロンターレ
2019年 ●0-2 ヴィッセル神戸

5勝3敗という成績になっています。

それほど高い勝率というわけではありません。

Jリーグ開幕以後、8度の決勝進出、5度の優勝はともに最多です。

また3度の準優勝も広島5度、清水エスパルス4度に次ぐ多さです。

そしてカップ戦(旧ナビスコカップ、現ルヴァンカップ)です。

カップ戦は1997年にジュビロ磐田相手に優勝しています。

しかしこの年のみ決勝はホーム&アウェイの2試合だったため外します。

決勝戦の結果は以下の通りです。

1999年 ●2-2(PK4-5) 柏レイソル
2000年 〇2-0 川崎フロンターレ
2002年 〇1-0 浦和レッズ
2003年 ●0-4 浦和レッズ
2006年 ●0-2 ジェフユナイテッド千葉
2011年 〇1-0 浦和レッズ
2012年 〇2-1 清水エスパルス
2015年 〇3-0 ガンバ大阪

カップ戦も同じ5勝3敗です。

決勝戦進出回数も優勝回数もやはり最多です。

準優勝回数は清水エスパルス、川崎フロンターレ、浦和レッズの4度に次ぎます。

そして最後にクラブワールドカップです。

初の世界タイトルをかけて激戦を繰り広げました。

日本開催であり、またアジア勢初の決勝進出であったためかなりニュースになっていました。

2016年 ●2-4 レアル・マドリッド

延長戦までもつれましたがクリスティアーノ・ロナウドのハットトリックにより夢破れました。

一時は2-1とリードしましたがその後のレアルの圧力はすごかったです。

世界の壁を痛感した試合でした。

このように決勝戦だけ見るとそれほど勝てていません。

ファイナルに多く出場できているため、その分優勝回数も多くなっているとも言えます。

ただそれまでのプロセスであったり、リーグ戦の勝負どころで勝ってきたため勝負強いと言われることが多くなっていたと思います。

近年は逆に勝負どころで負けることも少なくなくかつての面影はなくなりつつあります。

早くかつてのように他クラブが疎むような憎たらしい勝負強さのある鹿島アントラーズが復活してほしいです。

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