2023年のJ1リーグも5試合を消化しました。
ここまで鹿島アントラーズは2勝1分2敗の勝ち点7となっています。
リーグ優勝の目安は1試合平均勝ち点2とされています。
そのため5試合で勝ち点10が欲しかったところです。
目標の勝ち点には達しませんでしたのでスタートダッシュに成功したとは言い難いです。
しかし昨季の終盤よりも攻守に躍動する姿が見られます。
まだまだ伸びしろのあるチームです。
今週末はインターナショナルマッチデーのためリーグ戦はありません。
一旦一区切りが付きましたので今季のスタートはどうだったのかを見ていこうと思います。
まずは2017年以降リーグチャンピオンの開幕5試合の成績を振り返ってみます。
2017年 川崎フロンターレ(最終勝ち点72)
○△○●○ 勝ち点10(3勝1分1敗)
2018年 川崎フロンターレ(最終勝ち点69)
○△○○● 勝ち点10(3勝1分1敗)
2019年 横浜F・マリノス(最終勝ち点70)
○○△●△ 勝ち点8(2勝2分1敗)
2020年 川崎フロンターレ(最終勝ち点83)
△○○○○ 勝ち点13(4勝1分)
2021年 川崎フロンターレ(最終勝ち点92・38試合制)
○○○○○ 勝ち点15(5勝)
2022年 横浜F・マリノス(最終勝ち点68)
△○●○○ 勝ち点10(3勝1分1敗)
優勝するクラブはいずれもいいスタートを切り、その勢いのまま最後まで突き進んでいます。
2019年のマリノスのみが勝ち点8とややロースタートでした。
その2019年のマリノスの対戦相手を見てみると最終順位が7位のガンバ大阪、11位のベガルタ仙台に連勝スタートをします。
その後4位の川崎フロンターレに引き分けると、9位大分トリニータに敗戦、15位サガン鳥栖に引き分けました。
川崎以外は中位以下のクラブとの対戦で勝ち点8はかなり取りこぼしたと言えます。
正直優勝するクラブの成績ではありません。
それでも最終的に勝ち点70まで乗せてきたのはシーズンを戦う中でチームが成熟していったのでしょう。
そして優勝を争うライバルからしっかりと勝ち点を奪っています。
最終的には優勝すべくして優勝したシーズンです。
さて今季の鹿島はどうでしょうか。
開幕戦で京都サンガF.C.に勝利も、第2節で川崎フロンターレに逆転負けを喫します。
その後は横浜FCに勝利も、アビスパ福岡に引き分け、マリノスには負けています。
連勝もなければ連敗もありません。
いい流れとも悪い流れともなっていない印象です。
今季はまだシーズンが始まったばかりであり各クラブの最終順位はわかりません。
ただこれまでの対戦相手の力関係を考慮すると中位以下のクラブから勝ち点を取り、上位クラブには勝ち点を落としている気がします。
非常にはっきりとした勝ち点の取り方です。
そのためここまでの勝ち点7はそこまで悲観するものではないと思います。
まずはこれからも中位以下からは確実に勝ち点を取っていきたいです。
そして勝負所となる上位陣にも五部以上の成績を残したいです。
そうすれば少なくとも優勝争いに最後まで絡むことはできます。
今季は早くも川崎とマリノスには負けてしまいました。
五部以上にするには後半戦ではこの2クラブに勝つしかありません。
9月23日or24日の第28節が横浜F・マリノス戦、11月24日or25日の第33節が川崎フロンターレ戦となっています。
この2試合が大きな山場になることは間違いありません。
そこまでにいかにチームを仕上げ結果を残していけるかです。
ヴィッセル神戸が勝ち点12といいスタートを切りましたが、他は混戦状態です。
鹿島はサンフレッチェ広島、柏レイソルと強豪クラブとの試合が続いた後に神戸との対戦があります。
ここで3連勝して上昇気流に乗って中盤戦に突入していきたいです。
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