大迫勇也の鹿島復帰の可能性を探る

鹿島アントラーズ

5月24日に大迫勇也の来季去就について東スポWebでニュースになっていました。

現在大迫はドイツ1部のブレーメンに所属しています。

しかしブレーメンは今季7勝10分17敗の勝ち点31と振るわずリーグ17位で41年ぶりの2部降格が決定しています。

また大迫自身は今シーズンの序盤こそスタメン出場もありましたが年が明けてからはベンチ要員になり出場時間も限られていました。

リーグ戦は24試合に出場もスタメンは7試合で826分しか出場できておりません。

またFWとして致命傷なことはノーゴールであったことです。

大迫の良さはゴールだけでなくポストプレーの起点になれることです。

しかし0得点ではあまりに印象が悪すぎます。

そのせいで批判も多く退団の可能性が高いとのことです。

そして記事の中では具体的な名前は挙がっていませんがJクラブからの調査があったことと移籍金が200万ユーロ(約2億6000万円)であることが書いてありました。

国内復帰であるならばもちろん鹿島は獲りに行くべきです。

もう2度と昨年の昌子源のようなことがあってはなりません。

ただ鹿島もコロナにより収入は減っているため簡単に2億6000万円も出せるとは思いません。

そこで大迫が復帰する可能性を考えてみたいと思います。

まずは現在の鹿島アントラーズの戦力についてです。

大迫のポジションであるFWは3人しかいません。

ブラジル人のエヴェラウド(29歳)、U-24日本代表の上田綺世(22歳)、U-20日本代表の染野唯月(19歳)です。

駒は少ないですが皆実力者であり年齢バランスも非常に良いです。

現在はちょうど3人とも離脱時期が重なっており復帰途中です。

そのため相馬監督になり全員が揃っていないため1トップなのか2トップなのかどちらを採用したいのかわかりません。

ザーゴ前監督はエヴェラウドと上田の2トップを形成し得点を量産する考えがあったようでした。

相馬監督も同じであるならば3人では枚数が少ないです。

2人をスタメンで1人をベンチに置いたらそれで終わってしまいます。

さらに怪我や出場停止を考えると現在のように枚数が足りなくなることが考えられます。

1トップであっても様々なオプションを考えると3人は最少人数です。

そのため人数としては4人欲しいです。

ただ大迫が入った場合日本代表に選出されている実力があるためスタメンに入る可能性が高くなります。

そうなると上田がベンチ、染野がベンチ外に弾き出されてしまいます。

せっかくの若い才能が開花しようとしているのに芽を潰すことになりかねません。

理想は4人目は専門はFWで状況によってはMFもできる選手になります。

現在の実力だけで考えれば大迫は欲しいですが長いスパンで考えるとどうなのかと疑問符は付きます。

それでは現在の3人の内誰かが移籍する状況になったとしたらどうでしょうか。

まずはエヴェラウドです。

昨年も中国などから複数の移籍のオファーが届いており先日5月18日にもブラジル1部のバイーアへの移籍話もあるほど人気株です。

しかし2024年までの契約が明らかになり違約金は500万ドル(約5億4000万円)とのことです。

そのためこれほど高額な金額を支払えるクラブは少なくあと3年は鹿島でプレーするでしょう。

次に上田綺世です。

上田が最も移籍可能性があります。

本人は海外志向があるようで世界で活躍できる選手になりたいと話しています。

もし東京オリンピックが開催されればメンバー入りは有力視されています。

そこで活躍すれば年齢も若いためすぐに海外からオファーは来るでしょう。

またもしオリンピックが開催されなくても夏以降にはA代表に招集されると思われます。

そうなると移籍の時期はずれ込みますが今冬か来夏には海外に飛び立つのではないでしょうか。

最後に染野唯月です。

まだ鹿島でコンスタントに出場機会を得られていないため今すぐの移籍はないでしょう。

しかし染野も数年後には海外移籍する可能性は高いです。

まずは鹿島でまだ学ぶことがあるので目の前のことをしっかりやってもらえればと思います。

以上を考慮すると上田の海外移籍が大迫の鹿島復帰に大きな影響を与えてきます。

鹿島はこれまで選手層を厚すぎず薄すぎずのうまい具合で編成してきました。

それは今でも変わっていません。

現在の3人がずっと残っている状況に大迫の加入では層は厚くなりすぎてしまいます。

ただ私個人の意見としては大迫は復帰させるべきです。

確かに若手の出番は減ってしまうかもしれません。

それでもかつて柳沢敦、小笠原満男、そして内田篤人が復帰しチームに伝えた経験はお金では買えません。

それが次の世代に受け継がれここまで好成績を出してくることができたのです。

残念ですが2017年以降Jリーグのトップは川崎フロンターレに奪われてしまいました。

今は差が開きつつあります。

もう一度鹿島が栄光を取り戻すためには巣立っていった選手たちからの還元は必要です。

きっと大迫が復帰すれば現所属選手の目の色が変わり今まで以上にサッカーに真摯に取り組んでくれるでしょう。

それがタイトル奪還に繋がると信じています。

移籍金はリーグ優勝すれば十分元が取れる金額です。

1番大事なのは本人の気持ちです。

もし大迫本人が鹿島復帰を考えているのであれば鹿島は全力で復帰に向けて動き出す時期に差し掛かっていると思います。

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