町田浩樹がベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへレンタル移籍してから1年が経とうとしています。
契約期間は2022年1月1日~2023年6月30日までの1年半です。
そのため今季は完全移籍できるのかレンタル移籍が終了するのか勝負のシーズンになります。
しかしその大事なシーズンですが臀部の負傷で開幕から欠場が続いています。
9月26日のクラブのSNSによると日本でリハビリをしており、10月中旬に復帰予定とのことです。
そろそろ復帰してもよさそうですがまだベンチ入りもしていません。
サン=ジロワーズは現在首位KRCゲンクと勝ち点差6の4位です。
まずまずの位置に付けています。
さらに34試合中13試合を消化とシーズンの1/3が終了しています。
今後復帰してもこのチームでポジションを奪うのは簡単ではなさそうです。
ただ昨季も逆境を乗り越えて出場機会を掴みました。
1月に初の海外移籍をすると最初はベンチ外が続きます。
そこからベンチ入りを果たし、2月中旬から徐々にプレータイムを増やします。
終盤の重要なプレーオフにも全6試合のうち出場停止の1試合を除く5試合に出場していました。
結果的に半年で11試合(736分)に出場し1アシストという成績を残します。
また4試合のクリーンシートに貢献しておりCBとして評価されるべきです。
チームもレギュラーシーズンは1位であり、プレーオフで1934-35以来の優勝を逃すも2位という好成績を収めました。
上々の半年だったのではないでしょうか。
それだけに更なる飛躍が期待された今シーズンでした。
それが怪我により離脱となってしまい非常に残念です。
町田はジュニアユース時代の中学1年生からセンターバックを本職とする生粋のセンターバックです。
鹿島アントラーズユース時代は最終学年の2015年に高円宮杯U-18サッカーリーグチャンピオンシップでガンバ大阪を1−0で下し日本一になっています。
未だに鹿島アントラーズユースがこの大会で優勝したのはこの一度だけです。
そして2016年に垣田裕暉、平戸太貴、田中稔也と町田の4人がトップ昇格を果たしています。
翌年2017年には膝前十字靭帯を損傷し全治6ヵ月の大怪我を負ってしまいます。
その後1年以上実戦から遠ざかることになりましたが以降レギュラーの座を掴み取りました。
今ではユース出身のディフェンスでは最大の出世株となっています。
190㎝の左利きのCBは世界でも希少な存在なので遺憾無く能力を発揮してほしいです。
今シーズンが終わるときにクラブからどのような判断が下されるのでしょうか。
鹿島に帰ってきてくれたら嬉しいですが、町田自身が納得する道を進んでもらいたいと思います。
そして近く日本代表に選出される選手になってもらいたいですね。
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