7月2日は第19節柏レイソル戦が三協フロンテア柏スタジアムで行われました。
結果は2-1の勝利です。
どちらに転んでもおかしくない内容でしたがセットプレー2発で勝利しました。
この勝ち点3は優勝に向けて非常に大きいものとなりました。
まずは試合を振り返りたいと思います。
スターティングメンバーは以下の11人でした。
GK1 クォンスンテ
DF32 常本佳吾
DF20 キムミンテ
DF5 関川郁万
DF22 広瀬陸斗
MF6 三竿健斗
MF14 樋口雄太
MF2 安西幸輝
MF33 仲間隼斗
FW8 土居聖真
FW40 鈴木優磨
この試合でスンテがリーグ戦100試合出場となりました。
鹿島の歴史に名を残すことになります。
また左サイドバックに広瀬、右サイドハーフに安西、左サイドハーフを仲間とこれまでとは配置を変えてきました。
試合はどちらのペースということもなく時間が過ぎていきます。
その中で13分に右サイドで常本が安西とのパス交換から右足アウトサイドでゴール前にピンポイントのクロスを上げます。
土居が頭で合わせるもミートしきれずにゴール左に逸れてしまいました。
そして23分にはピンチが訪れます。
椎橋慧也がゴール前に絶妙なスルーパスを供給すると細谷真大が抜け出します。
これを関川が足をかけて倒しイエローカードを貰います。
しかしこれがDOGSOではないかということでオンフィールドレビューになりました。
主審のチェックで判定は変わらずFKで再開です。
鹿島はVARでこれまで不利な判定が多かっただけに助かりました。
その後もチャンスはなく前半も終わりに近づきます。
そしてアディショナルタイムにチャンスを作ります。
後方からのロングパスに鈴木が頭で落とすとゴール前で土居がフリーになります。
左足で狙いすましたシュートを打つもGK佐々木雅士にセーブされてしまいます。
前半最大のチャンスを逃すもこれで得たCKをしっかり掴みました。
樋口のインスイングのボールにニアでミンテが高さのあるヘディングシュートをネットに突き刺します。
ミンテは鹿島移籍後初ゴールです。
苦しい前半でしたがリードして終えることができました。
そしてハーフタイムで安西からアルトゥール カイキに交代します。
後半は48分に鋭いカウンターが炸裂します。
相手CKをスンテがキャッチすると素早くパントキックをすると正確なボールが前線の土居に通ります。
トラップが大きくなったためシュートにまで持ち込めませんがGKからの一本のパスで決定機を演出しました。
これ以降は両チームともに強度が落ち始めます。
そこで59分に仲間、土居からディエゴ ピトゥカ、和泉竜司に交代です。
柏も選手交代で打開策を講じてきます。
そして63分にスローインで再開された一瞬の隙を突かれてしまいました。
左サイドからマテウス サヴィオの左足で鋭いクロスが上がります。
これを直前に途中出場した武藤雄樹がフリーになりゴールを決められてしまいます。
この辺りから柏の攻勢が続き、鹿島は守備に回ることになりました。
それでも74分に樋口からエヴェラウド、79分には広瀬から舩橋佑と交代し勝ち越し点を狙いにいきます。
すると直後に今度は鹿島がスローインからチャンスを作ります。
ピトゥカのスローインを受けた鈴木がうまくトラップしペナルティエリアに進入します。
たまらず上島拓巳が後ろから倒してしまいPK獲得です。
自身で蹴るかと思いましたがこれを不調のエヴェラウドに譲ります。
そしてエヴェラウドは82分に期待に応えPKを左隅に豪快に蹴り込んで勝ち越しに成功です。
試合終盤も柏に攻め込まれ武藤のシュートがバーに当たるなどピンチもありました。
しかし選手全員最後まで走り抜き2-1で勝利をつかみ取りました。
決して内容が良かったわけではありませんがこのような試合での勝ち点3を取れたことは良かったです。
上田綺世のセルクル・ブルージュへの移籍後最初の試合で絶対に結果が欲しい試合でした。
試合後に鈴木はエヴェラウドにPKを譲ったことについて「復活させるのは自分の中で大きなミッション」と語っています。
チームのことを考えて譲っており頼りになるエースです。
振り返ればカイキも今季序盤は不調でした。
その状況で4月13日ルヴァンカップ第4節セレッソ大阪戦で上田がPKを獲得しキッカーを譲っています。
そしてこのPKを決めてから得点が取れるようになりました。
これから勝利を重ねるにはエヴェラウドの復活は必要不可欠です。
この得点を機に量産体制に入ってもらいたいですね。
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