2021年選手会長は広瀬陸斗【歴代選手会長の成績】

鹿島アントラーズ

1月21日にオンライン取材により広瀬陸斗が2021シーズンの選手会長に就任したことが報告されました。

前任者の犬飼智也からの指名で決まったようです。

広瀬は昨年横浜F・マリノスから移籍してきましたがチームに馴染んでいるようですね。

あまり前に出るようなタイプとは思いませんでしたがここで一皮剥けるとおもしろい選手になりそうです。

広瀬と言えばまず父親の広瀬治の話が必ずと言っていいほど出てきます。

父親は浦和レッズの前身の三菱時代を含め17シーズンに渡り浦和一筋で引退します。

FKの名手として浦和の中盤を支えJSL、J1、J2を合わせ326試合も出場しています。

そして広瀬自身も父親と追うように浦和レッズのジュニアユース、ユースと昇格していきます。

関根貴大とは中学時代からずっと一緒にやっていた仲でした。

しかしトップ昇格した関根とは異なり広瀬はトップ昇格は叶いませんでした。

本人はかなり悔しかったようですがJ2の水戸ホーリーホックからオファーがあり入団します。

高卒ルーキーながらJ2リーグで30試合に出場しレギュラーになります。

その後は4年間をJ2徳島ヴォルティスで主力として過ごします。

5年間のJ2生活後の2019年に横浜F・マリノスに入団しついにJ1にステップアップします。

マリノスでも1年を通してコンスタントに出場していました。

そのシーズンの4月5日第6節の浦和レッズ戦で70分にJ1初ゴールを決めています。

かつてプレーを夢見た埼玉スタジアムでのゴールは最高の気持ちだったでしょう。

またこのゴールが水沼父子、バブンスキー父子に次ぐ、史上3組目のJ1父子ゴール達成となりました。

さらにマリノスのリーグ優勝に貢献し素晴らしい経験ができたと思います。

そして昨年鹿島に移籍してきました。

このようにJ2の生活が長かったですがU-17~U-19までは各年代の代表に呼ばれていました。

2015年のU-20ワールドカップはアジア予選で敗退したため本戦出場はできませんでしたが、その予選となった2014年のAFC U-19選手権にはメンバー入りをしています。

U-19日本代表には他に中村航輔井手口陽介、南野拓実など後のA代表の選手と一緒でした。

今年は選手としても勝負の年であり選手会長も務めるため大変な1年になりそうです。

体調に気をつけてこれまでのベストの成績を収めてほしいです。

ここで過去10年間の選手会長の面々とその年のリーグ戦の個人成績を確認してみます。

2011年
岩政大樹 28試合6得点

2012年
増田誓志 14試合0得点

2013年
遠藤康 28試合7得点

2014年
前野貴德 2試合0得点

2015年
西大伍 30試合0得点

2016年
西大伍 26試合1得点

2017年
昌子源 34試合1得点

2018年
昌子源 16試合1得点

2019年
三竿健斗 28試合0得点

2020年
犬飼智也 31試合2得点

以上のように選手会長はレギュラーが多く試合でも引っ張る存在になっています。

広瀬は昨年8月23日の第12節ガンバ大阪戦で負傷するまではずっとレギュラーでした。

右大腿二頭筋損傷で全治2ヵ月と重症だったため不在の間が長くなります。

その間に小泉慶にポジションを奪われ復帰後もレギュラーを奪うことはできませんでした。

しかしクロスの軌道は美しく引退した内田篤人に通じるものがあります。

引退時には鹿島のサイドバックとして試合に出るなら日本代表を目指せと言う話があったようです。

今年の年末にはE-1選手権があり国内組のみの日本代表が編成される可能性が高いです。

ぜひその時にA代表に選出されるようがんばってほしいと思います。

ただ小泉も実力者であり黙ってはいないでしょう。

現状では攻撃の広瀬、守備の小泉になりそうです。

2人とも1995年生まれの同級生なので切磋琢磨しハイレベルなレギュラー争いを期待します。

また大卒ルーキーの常本佳吾もいますので右サイドバックの争いは例年になく熾烈です。

誰が出ても鹿島は鹿島と言われるようチーム一体となり優勝に向けて努力してほしいと思います。

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