鹿島アントラーズがこの夏の移籍でJ2東京ヴェルディのFW佐藤凌我を狙っているのではないかとまことしやかに噂されています。
まだこれといったソースがないためはっきりしたことはわかりません。
ただガンバ大阪や北海道コンサドーレ札幌も狙っているようです。
Twitter上ではガンバ大阪が一歩リードしているとの情報もありました。
東京ヴェルディはJ2の9位と中位の順位でありますがその中で佐藤は10得点を挙げています。
これはJ2得点ランキング2位タイの成績であるため移籍マーケットで目を付けられても当たり前です。
2022年の第2登録期間が7月15日〜8月12日となっており動きがあることは間違いなさそうです。
J1への個人昇格が濃厚なだけにどうなるのでしょうか。
鹿島に来る可能性もありそうなのでどんな選手か調べてみました。
誕生日は1999年2月20日で現在23歳です。
178㎝、65kgとやや線は細いですがサイズもあります。
福岡県出身で地元の東福岡高校に進学します。
小田逸稀とは同級生です。
東福岡の強豪期に入学し1年生から3年生まで3年連続で全国高校サッカー選手権大会に出場しています。
そして2年次には全国制覇を経験しました。
ただ佐藤は3年次までベンチメンバーでありレギュラーではありませんでした。
そのため高校卒業後にプロ入りではなく明治大学に進むことになります。
明治では同級生に常本佳吾と早川友基がいました。
高校時代にレギュラーを奪えなかったため相当な悔しさがあったようです。
大学では関東大学サッカーリーグで優勝(2019年、2020年)やベストイレブン(2020年)、全日本大学サッカー選手権大会得点王(2019年)を獲得し注目選手の一人となりました。
そして卒業後の2021年に東京ヴェルディに加入です。
1年目からJ2ながら42試合13得点とリーグ7位タイの得点を量産します。
既に昨シーズンのオフにも個人昇格が期待されるも東京Vに残留です。
2年目のジンクスもなくここまで24試合10得点1アシストと昨季以上の成績を残しています。
プレースタイルは常に相手DFラインの裏を狙い続けて一瞬の隙を突いて得点を決めることができます。
さらにクロスに対してフリーになるポジショニングは秀逸でフィニッシュの冷静さも持ち合わせています。
今季はJ2でのシュート決定率は27.0%と驚異の数字です。
他の得点ランキング上位の選手は皆10%代であり1人だけずば抜けています。
1試合でゴールを量産するタイプではなく1試合1得点ずつをコンスタントに決めることができる選手です。
FWとしてはこちらの方がチームに貢献してくれますね。
7月1日にベルギーリーグ1部サークル・ブルージュKSVへ完全移籍した上田綺世と同学年です。
またプレースタイルも似ていると言えます。
そうなるとやはり鹿島も移籍候補のリストに入っていてもおかしくありません。
もし加入してくれれば応援するのみです。
ただ現状のチームの補強ポイントはDFラインだと思います。
FWは鈴木優磨、エヴェラウド、染野唯月と強力な選手が揃っています。
上田移籍後は1トップも採用しておりそこまで駒に困っていません。
この3人で十分残りのシーズンを戦えるでしょう。
それに比べて守備陣は心許ないです。
まず左サイドバックは実質安西幸輝ただ一人です。
最近は疲労が目に見えるため、右SBの広瀬陸斗の起用も試されています。
ここはどうにかしないといけません。
またCBも絶対的な選手がいません。
関川郁万、三竿健斗、キムミンテで回していますが失点が続きコントロールできているとは言い難いです。
今後シーズン終盤で勝ち切るためには絶対に補強したいポジションです。
小泉文明社長は「補強しないことも補強」と仰っているので夏の移籍加入が0人ということも考えられます。
しかし今季はリーグ優勝に手が届きそうな位置にいます。
このチャンスを逃すわけにはいきません。
積極補強でチームを活性化しいい結果を出せるよう最善の手段を取ってもらいたいです。
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