3月10日はJリーグ第3節湘南ベルマーレ戦が控えています。
鹿島アントラーズは第2節のガンバ大阪戦が中止になっていましたのでちょうど1週間ぶりの試合です。
そのためリーグ戦はようやく2試合目です。
ルヴァンカップでは勝利をあげることができましたがリーグでは開幕戦に敗れたままで勝利がありません。
ホームでの連戦でありこの期間は十分な対策を練ってきたと思います。
優勝のためには必ず勝たなければならない相手です。
どんな試合内容であれ勝ち点3をもぎ取って欲しいと願っています。
今回その湘南ベルマーレに縁のある永木亮太についてピックアップしてみました。
現在鹿島の中で1、2を争うほどのユーティリティープレーヤーでありどんな監督であれ重宝したくなる選手です。
しかし絶対的なレギュラーかと言われるとそうではなく本人は悩ましい日々を送っていることと思われます。
ただ縁の下の力持ちでこのような選手がいるチームは強いです。
ぜひ永木と一緒に優勝を分かち合いたいですね。
そんな永木は神奈川出身ということもあり川崎フロンターレU-15、U-18と川崎の下部組織出身です。
全然そんなイメージはないですね。
ユースのため当たり前ですがトップ昇格を目指していましたが上がることができず中央大学に進学します。
中央大学は関東大学リーグ1部に所属しておりレベルが高くJリーガーも多く輩出しています。
ただ永木自身は大学3年生に関東大学選抜Bに選ばれていましたがそれほどプロ注目の選手ではありませんでした。
しかし地道な努力が評価され大学4年生の2010年7月8日にJ1湘南ベルマーレに特別指定選手として登録されます。
当時の湘南は反町康治が監督であり気に入られた形での入団です。
そのため大学サッカーの試合と被らない時期はJ1でもレギュラーとして出場しています。
ちなみに7月14日第11節の鹿島アントラーズ戦がJリーグデビューでした。
後半戦だけでリーグ戦に11試合(9試合スタメン)も出場しており特別指定選手のJ1歴代最多出場記録になっています。
そして2011年に正式に湘南に加入し2015年までの5年間は絶対的な選手へと成長します。
2013年からはキャプテンを務めJ1、J2を合わせて162試合の出場となります。
また強烈な直接FKも注目され始めた頃であり日本代表入りも視野に入ってきます。
そして2016年に鹿島アントラーズに移籍してきます。
ただその頃の鹿島には柴崎岳、小笠原満男と日本を代表するボランチがレギュラーであり永木と言えども出番はなかなかありません。
リーグ戦では29試合に出場はしましたが先発は13試合で1438分のプレー時間であったため1試合約49.6分のプレー時間しかありませんでした。
その中でも豊富な運動量でピンチを未然に防ぎ、ボール奪取などのハードワークはチームに欠かせないものになっていきました。
この年リーグ、天皇杯の2冠を達成し永木の評価も上がります。
そのため日本代表ハリルホジッチ監督に目を付けられ2016年11月11日のキリンチャレンジカップのオマーン戦でスタメン出場しています。
しかもこの試合は鹿島のホームであるカシマサッカースタジアムで行われるという運命的なものでした。
しかし現在まで国際Aマッチの出場はこの1試合のみとなっています。
翌年2017年には柴崎が移籍するもレオ シルバが加入したため出番は増えません。
2018年は小笠原がベンチになることが多くなるも三竿健斗が軸になりこれまた出番は増えません。
2019年からはレオ シルバ、三竿のコンビが定着し永木は右サイドバックとして出場するようになりました。
鹿島加入後2020年までの5年間で141試合出場は多く感じます。
しかしスタメンは81試合で多くは右SBで出場しています。
また試合途中に守備の薄くなったポジションに埋め合わせたりと困った時に永木を使うようになりました。
それはチームとしてはいいのですが本人は本職のボランチで出場したいはずです。
永木のように体が強く終盤までスタミナがあり走り回れる選手はそういません。
2021年の清水エスパルスとの開幕戦はレオ シルバがコンディションが上がっておらずボランチで出場できました。
しかし復帰すればどうなるかわかりません。
また今季最大の補強であるディエゴ ピトゥカがいずれ来日します。
そうなるとますます出番は限られてくるでしょう。
今年も苦しい立場になることも予想されますがまだライバルは合流できていません。
まずは目の前の試合で活躍し鹿島に永木ありを印象づけて欲しいです。
鹿島移籍後はリーグ2得点は2つとも直接FKです。(2017年第17節柏レイソル戦、2018年第9節川崎フロンターレ戦)
2試合ともアウェイでありまだホームでのゴールはありません。
ぜひホームでの古巣湘南ベルマーレ戦での直接FKでのゴールが見たいですね。
そして勝利を期待しています。
|
コメント