12月12日にJ1リーグ第32節が各地で6試合行われました。
そこで鹿島アントラーズvs清水エスパルス以外の5試合が全て引き分けという結果でした。
まずは結果を振り返りましょう。
名古屋グランパスvs横浜FC 0-0
セレッソ大阪vs柏レイソル 0-0
サガン鳥栖vs川崎フロンターレ 1-1
大分トリニータvsコンサドーレ札幌 1-1
浦和レッズvs湘南ベルマーレ 0-0
スコアレスドローが3試合というのも驚きです。
確かにサッカーは他のスポーツと違い引き分けになる確率はある程度あります。
ただ6試合中5試合が引き分けはかなり多いと思われます。
そこでドローはどのくらいの確率で起こるのかを調べてみました。
まずはイングランドのプレミアリーグです。
こちらは2006~2016年の試合を分析したデータがありました。
その結果は約26%が引き分けとのことでした。
サッカーは勝ち、負け、引き分けしかありませんので少し引き分けになる確率は低いことになります。
また最も多いドローのスコアは1-1(ドロー全体の42%)、次いで0-0(32%)、2-2(22%)と続きます。
つまり全体の確率で言うと1-1は約10%、0-0は約8%、2-2は約6%ということになります。
1-1のドローは10試合に1試合ほどしかないということですね。
それでは日本ではどうだったでしょうか。
J1リーグでは18チームが対戦するため1節は9試合あります。
そして34節まであるため9×34=306試合が総試合数になります。
過去3年分の試合結果をJリーグ公式HPより全て調べてみました。
まず2019年は306試合中68試合が引き分けでした。
この年のドローの確率は約22%です。
0-0 16試合
1-1 39試合
2-2 12試合
3-3 1試合
次は2018年です。
306試合中62試合が引き分けでした。
確率は約20%です。
0-0 21試合
1-1 28試合
2-2 8試合
3-3 3試合
4-4 2試合
4-4の引き分けが2試合もあるというのは珍しいですね。
最後は2017年です。
前年と同じ306試合中62試合がドローのため確率は約20%です。
0-0 13試合
1-1 36試合
2-2 11試合
3-3 2試合
以上のような結果です。
この結果を踏まえて過去3年間のJ1リーグの918試合の確率です。
引き分け 約21%(5試合に1試合)
<内訳>
0-0 約5%(20試合に1試合)
1-1 約11%(10試合に1試合)
2-2 約3%(33試合に1試合)
3-3 約0.7%
4-4 約0.2%
四捨五入しているので多少誤差はありますがおおよそこのような確率になりました。
プレミアリーグと比べると少し引き分けが少ないですが大きな差はありませんでした。
だいたいこのくらいの確率が目安になると思われます。
やはり今節は非常に確率の低い結果だったと言えます。
またスコアレスドローは意外と少ないのですね。
やはりサッカーの醍醐味はゴールなのでどうしても0-0だと物足りなく感じてしまいます。
ちなみに鹿島アントラーズは今年スコアレスドローの試合は1試合もありません。
最後に過去3年間の鹿島のスコアレスドローの試合です。
2019年
第32節サンフレッチェ広島戦の1試合
2018年
第1節清水エスパルス戦、第5節コンサドーレ札幌戦、第29節川崎フロンターレ戦、第34節サガン鳥栖戦の4試合
2017年
第33節柏レイソル戦、第34節ジュビロ磐田戦の2試合
こうして見ると優勝のかかった2017年のラスト2試合ともスコアレスドローになってしまったことは残念で仕方ありません。
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