現在第100回全国高校サッカー選手権の出場権をかけて各都道府県で予選が行われています。
そして11月7日に鹿児島県大会の決勝が行われました。
神村学園高校vs鹿児島城西高校と名門同士の対決でしたが結果は4−0と神村学園の圧勝でした。
その試合で3得点1アシストと全得点に絡んだのが2年生エースの福田師王です。
今年の9月に鹿島アントラーズに練習参加しており名前を聞いたことのあるサポーターも多いのではないでしょうか。
左足、頭、右足とバリエーションの違う得点で存在感を出していました。
2年生のため背番号が13番でしたがそこがまた初々しかったです。
ただプレーは堂々としており鹿島に練習参加した際も動じることなくやれていたようです。
まだ2年生なのでプロ入りは再来年2023年になります。
しかし再来年に争奪戦になるのは間違いない逸材です。
ここで福田師王について紹介したいと思います。
福田は2004年4月8日生まれの高校2年生です。
附属の神村学園中学から高校に進学しています。
神村学園高校は今年で全国高校サッカー選手権に5年連続9回も出場している名門校です。
その中で福田は1年生からレギュラーとして活躍しています。
そして1年生ながら第99回全国高等学校サッカー選手権に出場しました。
チームは3回戦で富山第一高校に0−1で負けるも福田は3試合全てにフル出場で1得点を挙げました。
同学年のMF大迫塁とともにすでにこのチームの中心選手です。
大迫もボランチからトップ下まで中盤ならどこでもできる司令塔でありプロ入りは間違いないでしょう。
福田のプレースタイルは常にゴールを狙うストライカーです。
174㎝、62kgとそこまでサイズはありませんが空中線も強くワンタッチゴール、背後への抜け出しなど、様々なパターンを持っています。
さらに最近は身体の強さが増しておりポストプレーにも磨きがかかっており評価が上がっています。
興梠慎三に似たタイプであるので鹿島には合いそうです。
近年は有名高校選手の獲得はどんどん早くなっていると言います。
かなりの確率で高校3年生では競合してしまうため1、2年生のうちから動き出しているようです。
さらにプロ入りの実力がありながらも大学進学をするケースもあり以前よりも各クラブのスカウトは苦労しています。
そうしてようやく獲得した選手も若くして海外移籍をしてしまうため編成はさらに難しくなってきます。
鹿島もここ数年タイトルを逃しているのはその影響が少なくありません。
どうしても選手のサイクルが短くなるため有望選手は喉から手が出るほど欲しいです。
今年の3年生で最も注目であった松木玖生(青森山田高校)はFC東京に内定が決まってしまいました。
またもう1人の注目選手であるチェイス・アンリ(尚志高校)は情報が出て来ずどうなるかわかりません。
来年鹿島は今のところユースから溝口修平のトップ昇格が発表されているのみです。
来年は高体連に目ぼしい選手がおらず再来年に的を絞っているのかもしれません。
そうだとしたら福田師王はどうにか獲得したい選手です。
鹿島のFW陣はレギュラークラスになれば皆日本代表にまで登り詰めています。
ぜひ福田には鹿島に入団してもらい将来の日本代表のエースになってもらいたいと思います。
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