第2節の気になる選手、プレーを全試合チェック【川崎の強さが際立った節】

Jリーグ

3月6日、7日はJ1リーグ第2節が各地で行われました。

残念ながらガンバ大阪vs鹿島アントラーズの試合がコロナで中止になりましたので9試合が行われています。

もしこの試合が延期ではなく中止になると3−0で鹿島の勝利になりますが複雑な気持ちです。

単純に試合を観たいですしどこかで開催されることを願っています。

今節は鹿島の試合がなかったため仙台vs川崎、名古屋vs札幌の2試合をフルタイム視聴し残りはダイジェストで確認しています。

やはり自分の応援しているチームの試合がないと見ていても熱が入りません。

そのためメモは捗りましたので早速いきましょう。(ミッドウィークに試合があった川崎とセレッソは3試合目)

ベガルタ仙台 1−5 川崎フロンターレ
手倉森誠と鬼木達という元鹿島アントラーズの選手の監督対決です。
川崎は大幅にスタメンを入れ替えてきて余裕を見せてきます。
その川崎は開始からプレスが早く仙台はポールポゼッションができません。
その中でもカウンターを意識しどうにか耐えていました。
しかし前半も10分を過ぎたあたりから川崎の一方的な試合になります。
12分に田中碧の鋭いクロスに小林悠が合わせて先制します。
さらにサイドからのクロスで面白いように点が入り前半だけで4−0としてしまいます。
前半は山根視来が右から何度も攻撃参加し4点目のアシストもしています。
山根はすでに3つのアシストでリーグ1位となりました。
後半は点差があったので60分くらいまでは仙台がペースを握り1点を返します。
その後から旗手怜央がやりたい放題になります。
左サイドバックでしたが中央にいたり右にいたりとポジションを変えて攻撃参加します。
83分にはゴールまで決めてしまい何も言うことはありません。
川崎は3連勝です。

FC東京 3−2 セレッソ大阪
まずは大久保嘉人です。
いきなり14分に坂元達裕のクロスに頭で合わせ3試合連続の4ゴール目を挙げます。
開幕戦のゴールもそうでしたが動き出しが絶妙です。
このままセレッソのペースで行くかと思いましたがFC東京が54分に田川亨介の泥臭いゴールで追いついてからゲームが動き出します。
またもセレッソがリードした71分にはレアンドロの直接FKで再度同点にします。
レアンドロは鹿島時代に直接FKを決めたことはありませんが東京に移籍後はよく決めています。
決勝点もそのレアンドロのFKからアディショナルタイムに森重真人のヘッドで逆転勝ちしました。
東京は今シーズンセットプレーでのゴールが3点目で要注意です。
私が気になったのはセレッソの方です。
大久保のゴールばかりが話題になっていますが2試合連続の2−3の逆転負けです。
せっかく昨シーズンは堅守でリーグ4位になったのに守備が崩壊しています。
サッカーは守備が脆いと幾ら攻撃が良くても勝てません。
気付いたらJ2降格圏にいるということにならないようディフェンスラインを早めに整備した方がいいと思います。

清水エスパルス 2−2 アビスパ福岡
清水にとっては勝ちゲームが引き分けになり残念な結果でした。
開幕2連勝ができていたら今後乗っていきそうでしたが流れを逃しましたね。
決定機も多く何度もチャンスを逃しており決めきれないと何かが起こる典型的な試合でした。
アディショナルタイムに福岡に追いつかれたエミル サロモンソンの直接FKも壁に当たりコースが変わるという不運なものでした。
この試合で気になった選手は清水の片山瑛一です。
セレッソから今季移籍していましたが攻守に効いています。
前半18分には福岡の石津大介の1点もののシュートを頭でクリアしています。
また65分の勝ち越し点も片山のロングスローが起点になっています。
今季のエスパルス躍進のキープレイヤーになりそうです。

徳島ヴォルティス 1-1 ヴィッセル神戸
垣田裕暉がJ1初ゴールを決めてくれました。
75分に宮代がドリブルでゴール前にまで進入しシュートがうまくヒットしません。
そこを垣田が冷静にフェイントを入れて右足で決めました。
38分にも相手のミスからビッグチャンスがありましたがあそこも決めていればヒーローでした。
もっと活躍し来年は鹿島にレンタルバックしてもらいたいです。
神戸は古橋亨梧と郷家友太の2本のシュートがバーに弾かれ運もありませんでした。
しかし最後の最後で同点に持ち込んでおり悪くないドローだったのではないでしょうか。
同点弾のきっかけになった古橋はそれ以外にもチャンスに絡んでおり海外からオファーが来てもおかしくない選手です。

横浜FC 1-2 大分トリニータ
前半30分までにスコアが動いたままで最後まで変わりませんでした。
大分がよかったというよりか横浜FCの守備陣の不注意が招いた結果です。
一失点目はDFラインがオフサイドだと思いプレーが止まり、二失点目は袴田裕太郎の空振りが原因です。
正直残留を争いそうな札幌、大分に連敗したことで今シーズンの戦いは苦しくなったと言えます。
伊藤翔のアディショナルタイムのゴールはVARで幻になりましたが決めっていれば劇的でした。
ただ有望な若手で目立ったのは横浜FCです。
まず手塚康平の左足は脅威です。
30分の直接FKは相手GKとの駆け引きに勝ち、さらに逆サイドに正確なキックをするワールドクラスのゴールです。
またCKも蹴っておりチャンスを多く作り出していました。
もう一人は松尾佑介のドリブルです。
昨年から凄かったですがこの試合もキレキレで大分守備陣はほぼ対応できていなかったです。
この2人は来年は他のJ1クラブに引き抜かれると思います。

サガン鳥栖 2−0 浦和レッズ
両チームともにさほど決定機もなく鳥栖がよかったのか浦和が悪かったのかがはっきりしない試合でした。
ただ浦和の得点力不足は深刻です。
ルヴァンの湘南、そして今節の鳥栖と下位予想の多いクラブに2試合連続のノーゴールです。
特に76分にはゴール前でGKもいない状況で杉本健勇に最大のチャンスが来ますが左足のシュートはDFエドゥアルドにクリアされ入れることができません。
興梠慎三の怪我、レオナルドの移籍が大きく響いている状況です。
早く得点力のあるFWを補強しないとJ2降格争いに巻き込まれる可能性も低くはないと思われます。
鳥栖はリーグ2連勝で暫定2位に躍り出ました。
この勝ち点6は終盤に効いてくるでしょう。

柏レイソル 2-1 湘南ベルマーレ
試合内容は互角でした。
ただ決めるべきFWがいるかいないかで決着がつきました。
今節2ゴールの呉屋大翔は二桁は軽く超えてくる得点力があります。
柏は戦力的には上位進出できるクラブです。
昨年のようにオルンガ頼みでなくなった分逆に怖いです。
チーム全員でハードワークをしてくるのでハマったら上位進出がありそうです。
湘南は開幕2連敗で次節は鹿島との対戦です。
あまりチーム状況はよさそうではないのできっちり勝利をしたいところです。

名古屋グランパス 1-0 北海道コンサドーレ札幌
優勝候補の名古屋と開幕戦大勝の札幌という今節1番の注目カードです。
両チームともに引き締まった内容でありいい試合でした。
札幌の方がチャンスは多かったです。
しかし82分に前田直輝が右サイドを抉ってからのパスを相馬勇紀が右足で決めました。
相馬はFWのようなゴール前への入りでしたね。
名古屋には点の取れるセンターフォワードタイプがいないのでこの攻撃パターンが今後も多くなると思われます。
気になった選手は札幌の35番小柏剛です。
近年大学サッカーを席巻している明治大学からのルーキーですがすでに札幌に欠かせない選手になっています。
身長は167㎝と小柄ですが攻撃の起点になっており今後が期待できる選手です。

横浜F・マリノス 3-3 サンフレッチェ広島
今節見ていて一番白熱した試合でした。
両チーム合わせて6点も入ると中立で見ている側にとっては面白いです。
ただ両チームのGKも見せ場はありました。
まず広島のGK大迫敬介です。
37分にティーラトンのFKに扇原貴宏が完璧に頭で合わせますが右手一本ではじき出します。
またマリノスのGKオビ パウエル オビンナも黙っていません。
63分に浅野雄也がカットインから左足のシュートをこちらは左手一本ではじきます。
2人とも東京オリンピックで正GKを狙える逸材であり今後が楽しみです。
この試合で最もインパクトがあったのは前田大然です。
もちろん2ゴールが素晴らしくそれだけでも評価されます。
しかしこの試合のスプリント回数が43回でした。
普通は20回を超えれば多い方なのでこの数字は驚きです。
第1節も45分の出場で26回のスプリントでした。
前田も東京オリンピック世代であり本選で世界相手にどのくらい通用するか見てみたい選手です。

今節のマイMVPは川崎の右SBの山根と左SBの旗手の2人です。

サイドバックというポジションに捕われず自由にガンガン前に出てきます。

川崎がこれほど得点できているのはこの2人の貢献度がかなり高いです。

元々旗手の登録はFWでありまさかSBでここまでやれるとは思いませんでした。

私はここが川崎の穴になると踏んでいましたが全くそんなことはありません。

次の日本代表戦には2人とも選出されると思っています。

結局今年も川崎フロンターレを中心とした優勝争いが展開されそうです。

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