これまで鹿島アントラーズには58人のブラジル人選手が所属しています。
チームの草創期に大きく貢献したジーコの影響が強くブラジル人助っ人の力を借りて成長してきました。
現在もブエノ、レオ シルバ、エヴェラウド、ファン アラーノ、ディエゴ ピトゥカ、アルトゥールカイキと6人のブラジル国籍の選手がいます。
その中でもレオ シルバは長くチームの中盤を支えてくれています。
そして今シーズン加入したディエゴ ピトゥカはアントラーズの中心になりました。
本当に彼らの活躍なしには鹿島アントラーズはここまでの成績を上げることはできていません。
鹿島アントラーズの選手に限らず日本のJリーグはブラジル文化が強いです。
ほぼ全てと言っていいほどどのクラブにもブラジル人はいます。
またブラジル人の選手は世界各国で活躍しています。
もちろんブラジルにもリーグがありプロクラブは約800にもなるそうです。
ブラジルのサッカー人口は約1300万人もいるらしく流石サッカー王国です。
その内プロになれるのが約1万人ほどなので狭き門です。
ブラジルではサッカー選手はスター扱いされている理由がわかります。
その中でさらにブラジルのフル代表に出場するとなると凄いことです。
日本でバリバリにやっているブラジル人選手もほとんど世代別の代表候補にすらなっていません。
現実を見ると日本代表がブラジル代表に勝てる日が来るのかと思ってしまいます。
現在の鹿島でもレオシルバがU-20ブラジル代表に選ばれたことがあるくらいです。
ただかつてJリーグバブルであった頃はブラジル代表経験のある選手も来日していました。
そして鹿島はブラジル人比率が高く相対的に代表の選手も所属していました。
そこでどれほどの選手がブラジル代表として国際Aマッチに出場していたか調べてみました。
以下がフル代表に出場していたブラジル人選手です。(カッコ内は鹿島アントラーズ所属年度)
ジーコ(1991年~1994年)
94試合77得点
レオナルド(1994年~1996年)
55試合7得点
モーゼル(1995年~1996年)
32試合0得点
ジョルジーニョ(1995年~1998年)
64試合3得点
マジ―ニョ(1995年~1999年)
11試合2得点
ビスマルク(1997年~2001年)
13試合1得点
ベベト(2001年)
75試合39得点
エウレル(2002年~2003年)
6試合3得点
ファビオ・ジュニオール(2004年)
3試合0得点
リカルジーニョ(2005年)
3試合0得点
ファビオ・サントス(2006年)
4試合0得点
マルシーニョ(2008年)
1試合0得点
レアンドロ(2017年~2019年)
1試合1得点
出場数、得点数はともにジーコがトップの成績です。
鹿島アントラーズに所属した58人中13人がブラジル代表として出場しています。
これはかなり多いのではないでしょうか。
ただ2000年前半までに所属した選手がほとんどです。
鹿島でも活躍したジーコ、レオナルド、ジョルジーニョの3人はブラジルでも一目置かれる存在です。
またベベトも1994年のアメリカW杯で大活躍し影のMVPと言われた選手でした。
しかし鹿島に来たのが36歳の時であり全盛期のプレーを見せることなく4ヵ月で退団しています。
他にもファビオ ジュニオールやリカルジーニョ、マルシーニョなどは鹿島でほとんど活躍していませんがブラジル代表になっているのは面白いです。
Jリーグは2017年からパフォーム社と10年間で約2100億円の放映権契約を締結しています。
そのため優勝賞金も以前とは桁違いに上がりました。
優勝クラブは賞金や理念強化配分金など様々なものを合わせると総額23億円を得ることができます。
もちろん優勝することでタイトルを獲得し名誉なことですがこれほどの金額が貰えることも魅力です。
残念ながら鹿島はこの制度になってからリーグ優勝をしていないため恩恵を受けていません。
クラブを長く存続させるためにもどうにか来年はこの賞金を獲得したいです。
新スタジアムやクラブハウスの建設もありますがチーム強化にもお金を回して欲しいと思います。
そして現役ブラジル代表を連れてくるような魅力ある補強をして欲しいです。
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