2023年のJ1リーグも5試合を消化しました。
そして鹿島アントラーズは例年にも増して審判の判定に悩まされるシーズンとなっています。
どうしてもサッカーは主審の恣意的判断が入ってしまいます。
それでもVARが導入され、以前よりは公平性が保たれるようになりました。
ただサポーターとしては納得できないものが少なくありません。
第2節の川崎フロンターレ戦ではゴール前で相手のシュートを手で止めたとして荒木遼太郎が一発退場となりました。
これは手なのか肩なのか微妙なものでした。
さらに第4節アビスパ福岡戦では厳しい判定でイエローカードを2枚もらい佐野海舟が退場です。
53分に退場しており、残り40分ほど10人で戦うことになりました。
そして第5節横浜F・マリノス戦では度重なるチャージに苛立ったディエゴ ピトゥカにイエローカードが出され結果退場になってしまいます。
残り時間はわずかでしたが次節はピトゥカというキープレイヤーを欠いた中での試合です。
この3つの退場は主審によって判定が分かれそうなものばかりであり、それが鹿島にとって全て不利な状況になっています。
判定にも負けない強いチームになってほしいです。
しかしこれではいくら選手が必死にプレーをしてもなかなか結果を出すことは難しいです。
退場してしまった3試合は1分2敗と一度も勝てていません。
最後まで11人で戦えた2試合は2勝しており如実に結果に表れています。
今季に限らずこれまで鹿島で退場者が出た試合結果はどうだったのでしょうか。
今回は国内公式戦で調べてみました。
鹿島はこれまでリーグ戦、カップ戦、天皇杯など1362試合行われています。(2023年3月20日時点)
その中で退場者が出た試合は98試合でした。
確率で言うと約7.2%です。
色々データを調べていたところJリーグでは2015年〜2016年にかけて1152試合中、退場者が出た試合は113試合あったとのことです。
確率は約9.9%のため鹿島の退場者が出る試合は平均より低いことになります。
そして退場した98試合の結果は32勝19分47敗の勝率32.7%でした。(PK戦は引き分け扱い)
鹿島アントラーズの国内公式戦の勝率は55.6%ですのでかなり低くなっています。
やはり退場者が出てしまうと勝つことは簡単ではありません。
このようにデータ上も退場者は極力出したくないところです。
Jリーグ開幕後、年間を通じてレッドカードが1枚も出なかった年が1年だけあります。
それは2016年です。
通常の公式戦以外にもチャンピオンシップやクラブW杯など全54試合が行われた年でした。
そしてリーグ優勝、天皇杯優勝の2冠と輝かしい成績を残しています。
非常に選手も自信に満ち溢れ、充実した中でプレーしていたためレッドカードをもらわなかったのかもしれません。
鹿島はここずっと平均では年に2、3試合しかレッドカードがありませんでした。
それなので今季はもう退場者を出したくないですね。
90分を11人で戦い勝利を掴んでほしいです。
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