日本代表vsセルビア代表を振り返って

日本代表

6月11日は日本代表とセルビア代表の国際親善試合がノエビアスタジアム神戸で行われました。

結果は1−0の勝利でした。

内容的にはあまり収穫はありませんでしたがヨーロッパの強豪国相手の勝利でよかったのではないでしょうか。

今回の目玉は何といっても相手セルビア代表の監督でした。

今年3月にストイコビッチが就任しています。

日本で馴染みのあるストイコビッチですので無観客試合が残念でした。

私も好きな選手でしたので久々に生で見たかったです。

テレビで見る感じではだいぶ丸くなりましたね。

そしてセルビアはFIFAランクで25位です。(5月27日最新版)

対する日本は28位でアジアではトップです。

日本は今年になってからアジアとしか試合を行っておらず大勝ばかりでした。

そのためヨーロッパとの対戦は待ち遠しかったです。

しかもこの時期に遥々日本に来ていただきありがたかったですね。

まずは試合を振り返っていきます。

スターティングメンバーは以下の11人でした。

GK12 権田修一
DF2 植田直通
DF3 室屋成
DF5 長友佑都
DF6 谷口彰悟
MF7 守田英正
MF9 鎌田大地
MF10 南野拓実
MF11 古橋亨梧
MF13 橋本拳人
MF14 伊東純也

登録上は0トップでしたが古橋が前線を務めていました。

古橋は最前線のトップというより少し低い位置から抜け出していくスタイルなのであまりフィットしているとは思えなかったです。

試合は序盤から日本がボールを持ちますが自陣でのボール回しが長く相手陣地での仕掛けがほとんどありません。

またこれまでのアジアの相手とは違い日本がボールを持たれる時間帯もありましたがセルビアも効果的な攻撃に繋げることができませんでした。

日本がボールを持っても早めのプレスに来ないため緩い感じでずっと試合が続きます。

日本も大胆な縦パスやサイド攻撃もなく時間だけが過ぎていきます。

ようやく33分に伊東が右サイドからカットインし左足のシュートを打ちます。

これはGKのパンチングに遭いましたがこのような仕掛けをどんどんするべきでした。

すると前半終盤はセルビアも反撃に出ます。

41分には21歳の9番ヨベリッチが振り向き様に左足の強烈なシュートを打ちます。

ゴール上に飛びましたがパンチのあるシュートでした。

そして44分には自陣でボールを失いスルーパスに最後は18番マカリッチが決定機を迎えます。

しかし左足のシュートはうまくミートせず右に外れました。

ストイコビッチ監督はかなり怒っていましたね。

前半はあまりに決定機がほぼ見せ場のない内容で終わります。

そのため後半開始から橋本、古橋に代えて川辺駿、オナイウ阿道を投入です。

オナイウはこれが代表デビュー戦でした。

後半は開始から前半と全く違う内容になります。

前線からのハイプレスでサイドからクロスを上げていきます。

そしてコーナーキックを獲得し先制点が生まれます。

48分に鎌田のアウトスイングのCKをニアで谷口が頭でそらして伊東が右足で押し込みます。

デザインされたナイスゴールでした。

64分には伊東が右サイドを圧倒的なスピードで抜け出します。

そしてクロスをオナイウが決めますがオフサイドで取り消されました。

微妙な判定でありVARがあればゴールが認められたかもしれません。

直後の65分に室屋から山根視来に交代です。

そして76分には伊東が負傷し浅野拓磨と交代しました。

浅野は伊東と同じスピードタイプではありますがゴールに直結するプレーをするため得点が欲しかったです。

83分には長友、南野から小川諒也、原口元気に代えます。

88分に後方から植田がDFラインの裏にロングボールを蹴り込むと浅野がGKと1vs1になりますがシュートはセーブされてしまいます。

公式戦では絶対に決めなければいけないシーンでした。

試合はそのまま1−0で勝利となります。

強豪のセルビア相手にチャンスを作らせなかったことはよかったですが効果的な攻撃もできませんでした。

ただ伊東純也のスピードは圧巻です。

単独で勝負でき今の代表には欠かせない選手になっています。

来年のW杯では世界を驚かす武器になると思っています。

相手との接触で打撲したようですが大事に至らなかったようで一安心です。

また日本代表の監督はストイコビッチが適任だと常々思っていました。

今回それを確信した試合です。

親善試合でもチャンスを外せばマスクを投げ捨てて怒りを露にしていました。

あそこまで感情を出す監督も珍しいです。

選手もストイコビッチが監督なら言う事も聞くでしょう。

ぜひ森保一監督の次はストイコビッチになってもらいたいです。

心からそう思った試合でした。

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