2021年3月10日は第3節湘南ベルマーレ戦がカシマサッカースタジアムで行われました。
きっちり湘南に3-1で勝利し今季リーグ戦初勝利となりました。
これで2試合を終えて勝ち点3(1勝1敗)です。
今節は必ず勝ちたかった試合でありまずは結果が出て安心しました。
早速試合を振り返っていきます。
スターティングメンバーは以下の11人でした。
GK31 沖悠哉
DF22 広瀬陸斗
DF39 犬飼智也
DF28 町田浩樹
DF14 永戸勝也
MF6 永木亮太
MF20 三竿健斗
MF7 ファンアラーノ
MF13 荒木遼太郎
FW8 土居聖真
FW9 エヴェラウド
上田綺世、白崎凌兵、常本佳吾の3人が怪我によりベンチ外でした。
白崎はルヴァン杯でボランチ起用に応えよい働きをしていました。
昨シーズンもそうでしたが活躍すると直後に怪我をしチャンスを逃します。
早く戦列復帰しアピールをしてほしいです。
試合は開始早々から鹿島が押し込みます。
3分に左サイドで土居が何度も切り返しを仕掛けてクロスを上げます。
相手DFに頭でクリアされたところを荒木がトラップし右足で思いきり蹴り込みます。
至近距離での強烈なシュートだったためGK谷晃生も止めることはできません。
開幕戦でのゴール時は大喜びでしたが今回は控えめなガッツポーズだけでした。
ルヴァン杯第1節サガン鳥栖戦もそうでしたが早い時間に得点できるとゲームコントロールがやり易くなります。
直後の5分には土居が右に流れてアラーノのクロスに永戸が左足で狙います。
枠は捉えられませんでしたが追加点を狙いに行く姿勢が見られました。
9分には土居が相手のバックパスを奪いエヴェラウドが左足でシュートも力弱くゴールになりません。
追加点こそ奪えない展開ですが相手がボールを持っても寄せが早くすぐにボールを回収します。
そしてパスを繋ぎ攻撃を仕掛けるという一方的な内容でした。
そのためほぼ湘南サイドでゲームが進みます。
33分には土居から中央のアラーノのシュートはGKにキャッチされます。
47分にも土居の折り返しに永木のパワーシュートと終始鹿島ペースです。
まず前半は土居が左右にポジションを移動しかなり攻撃の起点になっていました。
サイドハーフで出場すると消える時間が多いですがシャドーの位置では別人のように輝きます。
2トップだと強力なFWを2枚並べられますが1トップでは土居が自由にできます。
今後はどのようにするのかザーゴ監督も贅沢な悩みです。
結局前半は1-0でしたが内容は申し分ありませんでした。
湘南が得点する気配はありませんでした。
できればもう2,3点取って前半で勝負を決められたらよかったですがそううまくもいかないものです。
後半は湘南が3人も選手交代をして先に仕掛けてきます。
そのため前に出てくることが多くなり前半のように一方的な試合ではなくなります。
鹿島はボールキープやボール奪取ができず行ったり来たりの展開に持ち込まれました。
このまま1-0の時間を伸ばせたらと思い始めた60分に追加点が生まれました。
中央で荒木が右の広瀬に展開します。
その広瀬からゴール前に走り込んだ荒木にスルーパスが入りこれを右足で決めました。
動き出しが最高の綺麗なゴールです。
これで荒木は早くもリーグ2試合で3得点と昨シーズンの2得点を超えました。
この追加点がチームに勢いをもたらし、またボールが回るようになります。
すると鹿島は72分にレオシルバ、松村優太、和泉竜司の3人を同時に交代出場させ、さらにチームを活性化させます。
代わってすぐ1分後に松村が縦パスに抜け出そうとしたところを大野和成が止めてイエローカードが提示されました。
松村はいつも出場時間は短いですが必ず見せ場を作ってくれます。
やはりあのスピードは魅力です。
早くリーグ初ゴールが見たいものです。
79分には遠藤康と染野唯月が出場しゲームの締めに入ります。
しかしここからゲームが動き出しました。
遠藤は出場直後の80分に和泉からのパスを左足でフリーでダイレクトシュートがわずかに枠を外れます。
完全に入ったと思いました。
これが決まっていたらと思っていたら84分にこの日一番のピンチを迎えます。
石原直樹のヒールからゴール前で大橋祐紀シュートを町田がスライディングで間一髪クリアをします。
本当に集中したいいプレーでした。
しかしそのCKから岡本拓也に体ごと押し込まれ1点差に詰め寄られます。
開幕戦もそうですが一瞬の気の緩みで失点するシーンが目に付きました。
ただこの試合はまだ終わりません。
キックオフからのロングボールの流れで相手ゴールの目の前で直接FKを得ます。
これを永戸が狙いますが相手の壁に当たりCKになりました。
そのCKは遠藤が蹴って町田が頭でドンピシャに合わせて再び2点差にします。
相手DFに完全に競り勝っておりコーナーから長身の選手がヘディングで決めるという理想的なゴールです。
蹴った側も飛び込んだ側もイメージ通りだったのではないでしょうか。
終わってみれば3-1で完勝でした。
ただボール支配率が59%でシュートが20本あり、枠内が14本であったことを考えればもう少し得点できた試合でした。(データは全てDAZNより引用)
この試合では荒木遼太郎がMVPでしたが私は両サイドバックの出来がよかったと思いました。
まず永戸はリーグ100試合出場にふさわしい活躍でした。
できれば最後の直接FKを決めたかったですね。
走行距離チーム1位の11.7㎞で攻守に絡んでいました。
また右の広瀬はパス数が76で両チーム合わせて1位です。
広瀬は右からの攻撃の幅を広げてくれます。
2点目のアシストもそうですがパスやクロスの精度が高いです。
次節の第4節サンフレッチェ広島戦もすぐにやってきます。
まずは疲れをしっかり取ってベストパフォーマンスを期待しています。
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