4月5日はルヴァンカップGS第3節アビスパ福岡戦が県立カシマサッカースタジアムで行われます。
今季のルヴァン杯は3戦目にして初めてホームでの試合です。
ただ今の鹿島アントラーズにとってこれが有利なのかわかりません。
昨シーズンの夏場からホームで公式戦7試合勝ちなし(3分4敗)と泥沼状態です。
本来は選手にとって慣れ親しみ、声援が多いはずのスタジアムで何故か結果が出ていません。
また現在は公式戦3連敗中で5試合勝ちから遠ざかっています。
今シーズンは始まったばかりですが早くも試練の時となりました。
そして今季のルヴァン杯は例年以上にグループステージ突破が厳しくなっています。
GSは4つずつクラブが5つのグループに分かれています。
まずは各グループ1位のクラブがGS突破です。
残りは2位の中での成績上位の3クラブしか突破できません。
そのため一つでも多くの勝ち点を積み重ねていきたいところです。
2018年からGSは現行の4クラブずつによるホームアンドアウェーの2回戦総当たり方式になりました。
そのGSで1位と2位のクラブの平均勝ち点を見てみましょう。(2020年のみコロナ禍で1回戦総当たりの各クラブ3試合だったため除外)
2018年
1位 11.75
2位 10
2019年
1位 10.75
2位 9
2021年
1位 11.75
2位 8.75
2022年
1位 11.75
2位 9.75
こうして見ると1位と2位にさほど勝ち点の差はありません。
ルヴァン杯のGSは1位で通過しても2位で通過してもプライムステージ(決勝トーナメント)に入る際にドローが行われるため同じです。
そのため突破できればいいのですが過去のデータからは勝ち点10は必要になってくると思われます。
なかなか高いハードルです。
それではここまでの2試合を消化しての順位を見てみます。
1 アビスパ福岡(勝ち点4)
2 アルビレックス新潟(勝ち点3)
3 柏レイソル(勝ち点2)
4 鹿島アントラーズ(勝ち点1)
鹿島は初戦で柏と引き分け、新潟には敗戦となりました。
2試合で勝ち点1しか稼いでいませんが他のクラブも伸び悩んでいることが救いです。
ここから福岡とホーム、アウェイの連戦になります。
まずは2連勝すれば福岡を抜くことができます。
そして新潟か柏に勝てばちょうど勝ち点10です。
もしかするとそれでもGS突破は難しいかもしれません。
残り4試合で少なくとも3勝は絶対条件になってしまいました。
またGSの最終節以外は全てミッドウィークに組み込まれています。
まずは今節の福岡戦は絶対に負けられない試合です。
ただリーグ戦の間のミッドウィークに行われるカップ戦をどのように位置付けているのでしょうか。
通常であればここで少しメンバーを温存しリーグ戦に備えたいところです。
岩政監督がどのようなメンバー選考で臨んでくるか注目したいですね。
もし大幅なメンバー変更で結果が出ればそれはチームに勢いをもたらすことになります。
現状の重苦しい雰囲気を打破する選手に登場してもらいたいです。
おそらく今節の福岡戦で引き分け以下に終わるとほぼGS突破は絶望的でしょう。
完全に追い込まれましたが鹿島に底力があることを期待したいと思います。
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