第15節サガン鳥栖戦を振り返って【乱打戦の結末は悔しいドロー】

鹿島アントラーズ

5月25日は第15節サガン鳥栖戦がカシマサッカースタジアムで行われました。

結果は4-4の引き分けです。

鹿島らしからぬスコアであり多くの見どころがあった試合でした。

まずは試合を振り返りたいと思います。

スターティングメンバーは以下の11人でした。

GK1 クォンスンテ
DF32 常本佳吾
DF5 関川郁万
DF6 三竿健斗
DF2 安西幸輝
MF14 樋口雄太
MF21 ディエゴピトゥカ
MF11 和泉竜司
MF17 アルトゥールカイキ
FW18 上田綺世
FW40 鈴木優磨

ディエゴ ピトゥカがスタメンに復帰後リーグ戦は3試合連続で同じスタメンです。

またほとんどの選手が固定化されているため中3日でどこまで体力が持つか心配でした。

序盤は鹿島が押し込みペースを握ります。

5分に鈴木がゴール前でファウルを受けていい位置でFKを得ます。

このFKをピトゥカが相手の壁の下を抜ける低い弾道で狙いますがGK朴一圭の正面でした。

19分には三竿の縦パスに中央で上田がフリックします。

これがピトゥカに渡りドリブルからグラウンダーのシュートも枠の右に逸れてしまいます。

22分には鈴木がGKのパスカットからゴール前で上田が藤田直之にスライディングをされます。

スローでは完全に足に入っているように見えました。

しかしVARのチェックでPKは取ってもらえません。

試合が膠着し始めた時間に失点してしまいます。

31分に藤田のアウトスイングのCKにニアで田代雅也に頭で合わせられてしまいました。

鳥栖は今季セットプレーを得意としており嫌な時間に先制を許します。

38分には左サイドを小泉慶がドリブル突破しペナルティエリアまで侵入をさせてしまいます。

そして小泉のクロスを宮代大聖がシュートをします。

一度はスンテが弾くもこぼれ球を押しこ込まれました。

これで焦りが出たのかミスからピンチを招くことが多くなります。

前半はこのまま2点のビハインドになってしまいました。

後半開始直後の49分には菊地泰智が縦をドリブル突破します。

パスに岩崎悠人が潰れてボールがこぼれると小泉がコントロールショットを打ちます。

小泉のこの左足のシュートがバーに当たって決まってしまいました。

小泉は鳥栖に移籍後初ゴールです。

これでもう鹿島は攻めるしかなくなります。

51分にカイキが中央をドリブル突破し右の鈴木にラストパスを出します。

鈴木は右足で思い切りシュートを打ちますがバーの上でした。

直後の52分に1点を返します。

ピトゥカが右の和泉にスルーパスを出すとダイレクトで中に折り返します。

鈴木がわずかに触ってコースを変えると樋口が左足を振り抜きます。

樋口はリーグ戦移籍後初ゴールが古巣の鳥栖相手でした。

小泉も決めており2人ともに古巣相手に得点を決めるという珍しい展開です。

ここから鹿島がセカンドボールを拾うようになり猛攻が始まります。

68分に樋口のパスを受けた鈴木が右サイドでチャンスを作ります。

キックフェイントで相手をかわすとマイナスのパスに上田が右足でネットを揺らします。

73分には右サイドの和泉のクロスがファーサイドのカイキに繋がります。

カイキはいいコースにシュートを打つもGKの好セーブに阻まれます。

さらに74分は関川のロングボールにカイキが抜け出します。

絶妙なトラップでボールを止めシュートもまたしても朴一圭に足でセーブされてしまいます。

81分にようやく常本、ピトゥカから土居聖真、ファンアラーノに交代です。

84分に樋口のFKからファーで三竿がユニフォームを相手に完全に引っ張られるもPKは取ってもらえません。

これもVARが入りましたがPKではなかったのでしょうか。

89分に関川、安西からブエノ、染野唯月を投入し最後の攻勢に出ます。

アディショナルタイムは6分です。

92分にアラーノが左サイドからクロスを入れるとファーの鈴木が頭で折り返します。

最後は土居が体ごと飛び込んできて右足ボレーで決めます。

これでついに同点です。

それでも鹿島は逆転を狙い攻め続けます。

94分に樋口の大きめのクロスをブエノがどうにか頭で残すと三竿が粘って繋ぎます。

そしてカイキのクロスに染野が飛び込んでヘディングでネットを揺らしました。

劇的な逆転弾であり勝利は見えてきました。

しかし当初のアディショナルタイム6分を過ぎた97分にドラマは待っていました。

鳥栖のラストプレーはCKです。

ここで藤田はスンテが少し前に出ていたためインスイングで直接狙ってきます。

どうにかスンテはかき出すも田代に押し込まれまさかの失点です。

これで試合は4−4で終了となりました。

0−3からよく引き分けたとも言えますし、4−3からラストプレーで引き分けになってしまったとも言えます。

勝ち点1を取れたのか、勝ち点2を失ったのかわかりません。

ただ樋口は鹿島に移籍後リーグ戦初ゴールを決めました。

それも樋口が育った古巣のサガン鳥栖相手です。

また土居は節目のリーグ戦50得点目となり、染野はプロ入り後リーグ戦初ゴールです。

そして上田は9得点で得点ランキング単独トップになり、鈴木は7アシストでアシストランキングを独走しています。

選手にとってもサポーターにとっても記憶に残る試合となりました。

ただ選手の疲労が心配です。

肉体的にも精神的にも消耗した試合だったと思います。

後半の途中からは気持ちのみで選手は戦っているようでした。

中3日でFC東京戦がありますがこのスタメンで大丈夫でしょうか。

今節は川崎フロンターレが負けたため、鹿島アントラーズが首位に躍り出ました。

ただ鹿島もここ2試合連続の引き分けであり結果は出ていません。

あまり喜べないですがこれで首位なので本当に今季のJリーグは混戦です。

次のFC東京戦が終わるとリーグ戦は中断期間に入ります。

意地でも勝利し首位で前半戦を折り返したいです。

にほんブログ村 サッカーブログ 鹿島アントラーズへ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました