1月20日に鹿島アントラーズvs水戸ホーリーホックのいばらきサッカーフェスティバルが開催との発表がありました。
開催日時は2月13日(日)の14:00キックオフです。
昨年2021年はコロナ禍により中止されていました。
例年リーグ戦の開幕1、2週間前にプレシーズンマッチで対戦しています。
毎年楽しみにされていたサポーターも多くいらっしゃったと思います。
私も公式戦ではなく独特の感じが好きです。
宮崎キャンプの終了後の翌週なので成果を見せてほしいですね。
これまで鹿島アントラーズはJリーグ開幕からずっとJ1であり、水戸ホーリーホックは2000年にJ2に参加以降J1に昇格したことがないため両チームのリーグ戦での対戦はありません。
またルヴァン杯(旧ナビスコ杯)もJ1のクラブしか出場できないためもちろん対戦していないです。
そのため対戦するとなると天皇杯しかありません。
その天皇杯では2004年11月13日の茨城県民の日に4回戦で公式戦初の茨城ダービーが実現しました。
笠松運動公園陸上競技場で行われましたが13,393人も観客が入るという大人気でした。
この試合は鹿島が74分の中田浩二のゴールで1−0で勝利しています。
ちなみにこれまで3回天皇杯で対戦しており鹿島の2勝1敗となっています。(2007年11月4日4回戦○2−0、2015年10月14日3回戦●0−0PK2−3)
そしてこの時に大観衆を集めたことをきっかけに翌年からプレシーズンマッチとしていばらきサッカーフェスティバルが始まりました。
そのため今回が18回目です。
過去に中止となったのは2回あります。
1回目は2014年2月15日にケーズデンキスタジアム水戸で開催される予定だった試合が前日の積雪の影響で中止となっています。
この時は翌日に鹿島のクラブハウスグラウンドで練習試合として行われました。
そして2回目は昨年のコロナが原因です。
この時も2月21日に無観客で練習試合を行っています。
ここで過去の試合の結果を見てみます。
第1回(2005年) 鹿島 2−0 水戸
第2回(2006年) 鹿島 2−1 水戸
第3回(2007年) 水戸 0−4 鹿島
第4回(2008年) 鹿島 3−0 水戸
第5回(2009年) 鹿島 4−0 水戸
第6回(2010年) 水戸 0−2 鹿島
第7回(2011年) 鹿島 3−0 水戸
第8回(2012年) 水戸 0−1 鹿島
第9回(2013年) 鹿島 2−2 水戸
第10回(2014年) 悪天候のため中止
第11回(2015年) 鹿島 3−1 水戸
第12回(2016年) 鹿島 2−1 水戸
第13回(2017年) 水戸 0−3 鹿島
第14回(2018年) 水戸 3−4 鹿島
第15回(2019年) 鹿島 1−0 水戸
第16回(2020年) 水戸 0−1 鹿島
第17回(2021年) コロナのため中止
鹿島はこれまで過去15試合で14勝1分と力の差を見せつけています。
かつて2007年には野沢拓也が24分の先制ゴールの直後の28分に相手の悪質なファールにより左膝内側側副靭帯損傷で全治2ヵ月の大怪我を負いました。
そのためJリーグ開幕には間に合わずゲームメーカーを失ったことにより序盤の不振に陥ります。
シーズン直前のプレシーズンマッチであるまじき行為です。
近年はそのようなことはなく調整の意味合いが強くなっています。
そのためここ3年は1点差勝利で内容もさほど満足するものではありませんでした。
過去4試合はどのように新加入選手を出場させどんな内容だったかを振り返ってみます。
2017年は鹿島が大型補強をした年でした。
クォン・スンテ、三竿雄斗、レオ・シルバ、ペドロ・ジュニオールと4人も新戦力をスタメン出場させます。
さらに70分にレアンドロ、85分に金森健志と合計6人の新戦力が出場となりました。
84分にはそのレアンドロが日本での初ゴールも決めています。
また新加入ではありませんが鈴木優磨が73分にゴールを決めプレシーズンマッチ5試合目の出場で5ゴール目と絶好調でした。
そして2017年は新背番号9として飛躍のシーズンを迎えます。
2018年は両チーム合わせて7点と過去一番点数が入った試合となりました。
しかもビハインドを三度追い付き終了間際の86分に山本脩斗がヘディングで逆転ゴールを決めます。
この年に鹿島に復帰した内田篤人がスタメンで81分間プレーしています。
新加入選手では69分に昌子源に代わり犬飼智也、遠藤康に代わり安西幸輝と2人を同時投入します。
そして安西が大活躍でした。
短い時間でしたがドリブルで何度も駆け上がり最大のインパクトを残します。
79分には同点ゴール、86分の決勝点のアシストとなるクロスも安西でした。
その活躍が認められ2018年は公式戦50試合出場とフル稼働をしています。
2019年は前年と打って変わって1−0でした。
シュート数も8対9とあまり見せ場のない試合でした。
決勝ゴールは中村充孝が24分にゴール前のこぼれ球にうまくフェイントで切り返して左足で決めています。
大卒ルーキーの名古新太郎がスタメンで71分には高卒ルーキーの関川郁万が町田浩樹に代わって出場しています。
2020年は移籍組の和泉竜司、高卒ルーキーの荒木遼太郎がスタメン出場します。
そして前半38分に白崎凌兵からのスルーパスに荒木がドリブルでゴールに近づき左足でネットを揺らします。
ルーキーのいばらきサッカーフェスティバルでのゴールは2009年の大迫勇也以来2人目の快挙でした。
前年同様その後は見せ場の少ない試合でしたが新戦力を試していきます。
63分にはゴールを決めた荒木から松村優太、和泉からファン・アラーノを投入します。
さらに77分には杉岡大暉も出場し合計5人の新加入選手がピッチを踏みました。
そして2020年は荒木が高卒ルーキーとは思えない活躍をしたことは言うまでもありません。
このようにいきなり公式戦では使いづらいような新戦力も積極的に起用されておりメンバー表を見るのが楽しみです。
今年で言えば樋口雄太、キム・ミンテ、中村亮太朗とこの3人が見てみたいです。
この試合でうまく既存の選手とフィットするとシーズンに気持ちよく入れそうです。
まずは無事に開催されることを願っています。
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