5月16日は仲間隼斗の誕生日です。
1992年生まれなので今年で31歳になります。
日本サッカー界におけるプラチナ世代です。
現在の鹿島アントラーズには土居聖真、昌子源がいます。
またアルトゥール・カイキ、ディエゴ・ピトゥカも同じ歳です。
まだまだこれからも活躍してもらいたい年齢です。
今回はそんな仲間の紹介をしたいと思います。
仲間は群馬県東吾妻町で生まれ、中学生から柏レイソルU-15に加入し、ユースの柏レイソルU-18とステップアップをしていきました。
そして高校3年生の2010年クラブユースサッカー選手権大会では決勝戦まで進出します。
決勝では東京ヴェルディユースに延長戦の末1−2で敗れますが快進撃の立役者となりました。
柏の1得点は仲間であり、ヴェルディの2得点は元日本代表の小林祐希でした。
ちなみにこの大会では鹿島アントラーズユースも参加しており土居聖真も出場しています。(鹿島はグループリーグ敗退)
ユース時代は活躍するも仲間はトップ昇格ができませんでした。
1学年上には茨田陽生、1学年下には山中亮輔と有望選手がいたことが影響したかもしれません。
レイソルへのトップ昇格はならずもJ2のロアッソ熊本からオファーがあり入団です。
2011年は高卒ルーキーながらリーグ開幕戦に途中出場しいいスタートを切ったかに思えました。
しかし最初の2年間は思うように出場数を増やすことはできません。
ようやく3年目にレギュラーになるも4年目からまた準レギュラーに降格してしまいます。
そこで2015年から同じJ2のカマタマーレ讃岐に移籍をします。
3年間讃岐で絶対的な選手に成長すると2018年からファジアーノ岡山に移籍をします。
岡山では2年目の2019年にリーグ40試合出場15得点とキャリアハイの成績を残しました。
ここまでJ2で9年間かかりましたが、ようやくこのカテゴリーでは収まらない選手になりました。
すると2020年に古巣であった柏レイソルからオファーがありついにJ1に個人昇格をすることになります。
10年目でようやくJ1と遠回りのようですがこれまでの努力が報われたのです。
レイソルでは準レギュラーとして2年間活躍し2022年に鹿島に移籍を果たしています。
仲間の特徴は走れて気が利いて闘える選手です。
安易なボールロストは少なくチームプレーを第一に考えています。
プレーエリアは主に左サイドから中央のポジションです。
チャンスメイクをするタイプですがカットインからのシュートを得意としています。
また守備も前線からプレスをかけ奪い切ることができます。
攻撃にも守備にもハードワークできる選手です。
闘志溢れるプレーは見ているサポーターも熱くさせてくれます。
今季の鹿島は4−3−3のフォーメーションを採用し新しいチーム作りに着手します。
序盤戦では上位陣相手にも引けを取らない内容のサッカーを見せてくれました。
しかしあと一歩のところで負けてしまい4連敗を喫してしまいます。
そこで岩政監督はフォーメーションをこれまでの4−4−2に戻す決断をしました。
そこで輝き出したのが仲間です。
2トップの鈴木優磨、垣田裕暉をフィニッシャーに専念させるため2列目でハードワークできる仲間を起用します。
するとこの起用法がチーム状況を好転させます。
仲間がスタメンになり5試合連続完封勝利と結果が出始めました。
元々鹿島には少なかったタイプでありましたがますます貴重な戦力となっています。
まだ上位とは勝ち点差が離れておりリーグ優勝に向けて勝ち進んでいかなければなりません。
これから逆転優勝に向けてキーマンになるであろう選手です。
派手さはありませんが魂のこもったプレーでサポーターを沸かせてほしいと思います。
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