4月13日は松村優太の誕生日です。
2001年生まれなので今年で22歳になります。
静岡学園を高校サッカー選手権優勝に導き、鳴り物入りでプロになってから4年目のシーズンです。
抜群のスピードはJ1でも通用しています。
しかし鹿島アントラーズではスーパーサブからなかなか抜け出すことができていません。
来年2024年のパリオリンピック世代です。
日本では若手と呼ばれますが世界的に見ればそうではありません。
そろそろ鹿島でも飛躍が期待される選手です。
今回はそんな松村の紹介です。
出身は大阪府で中学は東淀川FCに所属していました。
そして高校に入学する際に遠く離れた静岡県の静岡学園に進学します。
静岡学園を選んだ1番の理由は自身の成長のためとのことです。
中学まではトップ下でしたが高校進学後に右のサイドハーフに転向し才能が開花します。
50メートル5秒8の快足を生かし高校時代は無双状態でした。
トップスピードでも細かいタッチのドリブルで相手を交わせるため相手DFは止めようがありません。
今後はカットインからの左足のシュートの精度が上がってくると相当怖い選手になれると思います。
そして複数のJ1クラブからオファーがあった中で鹿島に入団します。
思い返せばプロデビュー戦は衝撃的なものでした。
ルーキーイヤーの2020年2月16日ルヴァン杯グループステージ第1節の名古屋グランパス戦ですぐに出番はやってきます。
0−1でビハインドの81分に土居聖真に代わりピッチに立ちました。
するとわずか9分後に相手GKランゲラックがボールをキャッチしたところに遅れてタックルしてしまい一発退場となります。
デビュー戦で出場から10分足らずで退場する選手もおらず、本人は苦い思い出かもしれませんがサポーターには深く記憶に残ってしまいました。
その後約半年間出場機会はありません。
ようやくチャンスが来たプロ2戦目で初ゴールが飛び出します。
その試合は8月12日ルヴァン杯グループステージ第3節の清水エスパルス戦です。
この試合も1−2でリードされている56分に投入されます。
まずは81分に染野唯月のプロ初ゴールで同点に追いつきます。
その直後の86分でした。
山本脩斗の左足クロスを頭で合わせ逆転ゴールを決めます。
静岡学園出身の選手が地元のIAIスタジアム日本平でのプロ初ゴールには感慨深いものがありました。
本人も清水で決められて恩返しができたと思っていることでしょう。
このゴール以降はリーグ戦でも出場機会を得るようになりました。
リーグ戦ではほとんどが途中出場ではありますが貴重な戦力として計算されています。
松村は荒木遼太郎、染野唯月、山田大樹と同期入団です。
1998年にプロ入りした黄金世代(小笠原満男、本山雅志、中田浩二、曽ヶ端準)、2011年のプラチナ世代(柴崎岳、土居聖真、昌子源、梅鉢貴秀)を超える4人になってもらいたいです。
また現在の日本代表は両サイドを広く使い攻撃を組み立てています。
特に右サイドは伊東純也というフランスで活躍するスピードスターがいます。
カタールW杯のアジア予選では伊東がいたから突破できたと言えるほど影響力の大きな選手です。
ただその伊東は現在30歳であり次の2026年W杯では33歳になっています。
スピードを売りにするスタイルなので3年後を見据え世代交代もあるかもしれません。
森保一監督は続投になっているため同タイプを試す可能性は十分考えられます。
そうなると松村にチャンスがありそうです。
右利きで右サイドを縦に突破できるタイプは日本人ではそれほどいません。
しかし今の鹿島には藤井智也というライバルがいます。
今季サンフレッチェ広島から移籍してきましたがすぐにレギュラーを奪取しました。
まずは藤井からレギュラーを奪えなければその先は見えてきません。
2人で切磋琢磨してほしいですね。
また活躍次第では荒木とともに海外からもオファーがあるかもしれません。
おそらく本人もそこは目標にしていると思います。
そのためにもチームを勝利に導くよう右サイドを制圧してほしいです。
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