12月21日にFC町田ゼルビアの佐野海舟が完全移籍により加入することが発表されました。
若手の守備的ボランチの有望株の選手です。
報道があったわけではなく突然の発表に驚きました。
複数クラブの争奪戦だったようですが鹿島アントラーズが射止めています。
ただ以前に私は鹿島に入団したら面白い選手として記事にしていました。

自分が注目していた選手が鹿島に加入してくれて嬉しい限りです。
今オフは例年よりJ2からJ1への個人昇格が多いような気がします。
いい選手はどんどんステップアップし、サッカー選手として成功して欲しいです。
今回はそんな佐野海舟について紹介していきたいと思います。
2000年12月30日に岡山県津山市で生まれました。
現在21歳でもうすぐ22歳になります。
地元のFCヴィパルテというクラブチームで小学生、中学生時代を過ごしました。
高校は鳥取県の強豪米子北高校へ進学です。
すると1年生からレギュラーとして活躍します。
3年連続で全国高校サッカー選手権でも出場しておりプロ注目の選手となりました。
そして卒業後の2019年にFC町田ゼルビアに入団しています。
同校で卒業後にプロ入りしたのは2011年の昌子源以来でした。
その昌子も来季から鹿島に復帰することになっており非常に楽しみです。
佐野はルーキーイヤーから主力となりこれまで4年間町田の中盤を支えました。
身長176cm、体重67kgとそれほどサイズがあるわけではありません。
しかしプレーはダイナミックでボール奪取能力に定評があります。
本当に守備の名手と言える選手です。
今季のJ2リーグでは1試合平均インターセプトが0.7でリーグ1位、1試合平均タックル数が3.1でリーグ3位となっています。
自身のストロングポイントを存分に発揮してくれました。
鹿島としては三竿健斗の後釜として獲得したことは間違いありません。
三竿も東京ヴェルディから移籍してきてボランチの選手層の厚さに1年半ほどあまり出番はありませんでしたがしっかりチャンスを掴みました。
そして日本代表にもなり、海外移籍も果たしています。
佐野も三竿のような選手になってもらいたいですね。
気になるのは佐野の状態です。
今季はリーグ戦で第20節まで全試合先発フル出場中でした。
しかし第21節以降は1度も試合に出場していません。
当初は疲労性の腰痛が原因と伝えられていました。
それが移籍に関し本人からオーバートレーニング症候群であったことが公表されます。
現在がどこまで回復しているかわかりませんが、まずはキャンプまでにコンディションを整えて欲しいと思います。
佐野は町田では背番号6でした。
そして鹿島の6番の三竿はポルトガルへ旅立ちます。
これまで鹿島の6番はボランチを主とする熱い魂を持った選手たちでした。
佐野にも近い将来鹿島の背番号6に相応しい選手になってもらいたいです。
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