早ければ今月末にでも優勝が決まりそうなJ1リーグですがいよいよその周囲が騒がしくなってきました。
例年でもこの時期から移籍情報が出始めてきます。
今年はコロナ禍によりどのチームも経営が厳しいです。
さらに今年は各種表彰における賞金の金額がすべて半分になります。
そのため上位クラブにとっては本来補てんできたはずのお金が無くなってしまいました。
今オフは高年俸なベテランを中心にシビアな更改になり、移籍も多くなると考えられます。
その中で最も早くニュースになっているのがガンバ大阪です。
まずは11月8日に韓国代表の30歳のMF朱世鐘(チュセジョン)の獲得を目指していると噂になりました。
主戦場はボランチですが中盤全体をやれるようです。
2018年のロシアW杯に出場した実力者で昨年末も狙っており本気度が窺えます。
ただガンバの中盤は小野瀬康介、倉田秋、福田湧矢、井手口陽介、矢島慎也、山本悠樹など国内有数の戦力が整っています。
他にも怪我で離脱中の小野裕二やジュビロ磐田にレンタル移籍中の遠藤保仁がいるため余剰戦力になる可能性があります。
そのためついに遠藤を放出するのかと思っていたところ11月14日にガンバ大阪が延長オファーを出したと報道が出ました。
ガンバとしてはどうにかして遠藤を自チームで引退させたいんですね。
あれだけの功労者ですからその気持ちはわかります。
しかし遠藤本人はまだまだ出場機会を優先しているようですのでどうなるでしょうか。
現在ACLの出場圏内ですのでリーグとのダブルを本気で狙っているのかもしれません。
しかしそんなガンバに不穏なニュースもあります。
FW渡邉千真を横浜FCと清水エスパルスが狙っているようです。
渡邉と言えば今シーズンJリーグ通算100得点を達成した国内屈指のストライカーです。
今年は27試合6得点ですが途中出場が多く90分あたりの得点率は0.5863とかなり高いです。
34歳と年齢が多少ネックなところはありますがまだ2,3年なら活躍するでしょう。
記事を読む感じでは横浜FCの方が熱心に誘っているのでしょうか。
そしてその横浜FCがFWを探しているのには理由があります。
11月11日に横浜FCのFW斉藤光毅が来シーズンからベルギーリーグ2部のロンメルSKへ完全移籍が発表されました。
まだ19歳でパリオリンピックの世代では久保建英に次いで海外移籍することになりました。
各世代で日本代表になっており彼のドリブルがどこまで通用するか楽しみです。
元々マンチェスターシティーが狙っていた逸材ですので活躍次第ではビッグクラブへのステップアップもあるでしょう。
後はセレッソ大阪のCBの木本恭生を名古屋グランパスが狙っているとの話もあります。
名古屋には丸山祐市、中谷進之介と日本代表級のCBがいます。
それでもさらに補強しようとしているのはACLを見据えているとしか思えません。
現時点ではこのような情報が飛び交っています。
まずはACLに出場するであろうクラブは来年リーグ戦の試合数が増えることとオリンピック期間中も中断がないことを考慮して選手層を厚くしてきます。
またそこで移籍が発生することでドミノ式に他チームの移籍も活発化します。
鹿島アントラーズは元々移籍の情報が洩れません。
そのため情報が出た時はほぼ確定しています。
今年はサポーターがびっくりするような移籍があるといいですね。
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