鹿島アントラーズはこれまでリーグ戦を通算1028試合行っています。(3月15日現在)
そして563勝155分310敗の勝率54.8%です。
その内ホームゲームでは514試合行い、311勝72分131敗の勝率は60.5%となっています。
鹿島はリーグ戦通算成績よりホームの勝率が5%以上も高いクラブです。
また鹿島以外にホームで勝率60%を超えているクラブはありません。
さらに2021年6月27日の第20節コンサドーレ札幌戦でJ1最速でのホーム通算300勝を達成しました。
2位の横浜F・マリノスでも274勝となっており大きく差を付けています。
このように鹿島はホームゲームで強さを発揮してきました。
しかしそんな鹿島がホームで苦しんでいます。
昨季2022年はシーズン途中にレネ・ヴァイラー監督が退任となります。
そしてコーチであった岩政大樹が後任監督を務めることとなりました。
その初陣となった8月14日の第25節アビスパ福岡戦では粘り強く戦い2−0で完封勝利を収めます。
ただその後は低空飛行が続きなかなか結果を出すことはできませんでした。
それでも今季は少しずつ内容も結果も伴った試合が見られるようになります。
しかしながらホームのカシマサッカースタジアムでは勝てないという現象が起こります。
岩政監督になり勝利は最初の福岡戦のみで、その後は5試合勝ちがありません。
その5試合の内訳は3分2敗であり3得点、5失点と何とも言えない結果となっています。
やはりホームでの勝利がチームを勢い付けるためどうにか結果がほしいです。
ここでJリーグが現行の1ステージ制になった2005年以降のホームゲームの各年の勝率を調べてみました。(2015年、2016年の2年間は2ステージ制)
2005年 17試合9勝(52.9%)
2006年 17試合11勝(64.7%)
2007年 17試合12勝(70.6%)
2008年 17試合10勝(58.8%)
2009年 17試合12勝(70.6%)
2010年 17試合11勝(64.7%)
2011年 17試合7勝(41.2%)
2012年 17試合8勝(47.1%)
2013年 17試合12勝(70.6%)
2014年 17試合7勝(41.2%)
2015年 17試合8勝(47.1%)
2016年 17試合10勝(58.8%)
2017年 17試合11勝(64.7%)
2018年 17試合9勝(52.9%)
2019年 17試合11勝(64.7%)
2020年 17試合8勝(47.1%)
2021年 19試合10勝(52.6%)
2022年 17試合7勝(41.2%)
通算勝率より高い勝率を赤字にしました。
2006年から2010年までは高い勝率をキープできていましたがそれ以降は年によりけりです。
何年かに1度はホームで調子がいい時もありますが長続きしません。
そして残念ながらここ3年のホーム勝率は平均を下回る結果となっています。
よく見てみるとシーズン終盤まで優勝争いをしていた2013年、2017年、2019年はホームでの勝率は高いです。
やはりホームゲームでの勝率が優勝争いに絡めるかの鍵になりそうです。
今季はまだホームで残り15試合もあります。
ここで最低10勝はしたいところです。
そうすれば優勝するチャンスも出てくると思います。
コロナ禍以降様々なことが制限されてきました。
しかしようやくかつての日常が戻ってこようとしています。
Jリーグは2023年よりスタジアムの収容人数100%での声出し応援が可能となりました。
また3月13日以降はマスクの着用は個人の判断に委ねることとなっています。
鹿島も4月1日の第6節サンフレッチェ広島戦から対象です。
前節のアビスパ福岡戦の70分以降のゴール裏からの応援はもの凄いものでした。
きっと声援は最後の苦しい時間帯に選手の力になるはずです。
すぐにとは言わずとも徐々にスタジアム全体で選手を後押しする雰囲気を作っていきたいですね。
その期待に選手たちは応えてくれると信じています。
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