これまで鹿島アントラーズは数多くの公式戦を戦ってきました。
Jリーグ、カップ戦、天皇杯など国内公式戦だけでも1371試合を行っています。(5月6日現在)
そのため数多くのスタジアムでの試合を経験してきました。
相性があり得意なスタジアムもあれば苦手なスタジアムもあります。
まず基準となるのはホームである県立カシマサッカースタジアムの勝率です。
公式戦全体でカシスタでは654試合行なっており、403勝102分149敗となっています。
ホームで勝率61.6%と高い水準を誇っています。
過去1993年から2016年までのJ1リーグのデータではホームチームが2877試合で勝利、1615試合が引き分け、アウェイチームが2282試合で勝利でした。
ホームチームから見て確率は勝利が42.5%、引き分けが23.8%、敗戦が33.7%です。
勝率に約9%の差があるためホームが有利ではあります。
ただ鹿島ほどホームで強さを発揮しているわけではありません。
ちなみに鹿島はJ1の全チームの中で第1位のホーム勝率です。
その鹿島ですがアウェイでも高い勝率を誇っているスタジアムがいくつかあります。
ホームスタジアムより高い勝率のスタジアムがあるのです。
10試合以上戦っているスタジアムで上位のランキングは以下の通りとなっています。
神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 勝率75.0%(9勝1分2敗)
パナソニックスタジアム吹田 勝率72.7%(8勝2分1敗)
ユアテックスタジアム仙台 勝率72.2%(13勝5敗)
ノエビアスタジアム神戸 勝率65.0%(13勝3分4敗)
ベスト電器スタジアム 勝率62.5%(10勝2分4敗)
県立カシマサッカースタジアム 勝率61.6%(403勝102分149敗)
札幌ドーム 勝率60.0%(6勝3分1敗)
ヤンマースタジアム長居 勝率59.1%(13勝4分5敗)
デンカビッグスワンスタジアム 勝率52.6%(10勝4分5敗)
ヤマハスタジアム 勝率52.0%(13勝8分4敗)
勝率70%を超えるスタジアムが3つもあるのは凄いことです。
ホームのカシスタは第6位の勝率でした。
そしてちょうどこの10個のスタジアムが勝率50%を超えています。
地区別に見ると関西4つ、中部2つ、北海道1つ、東北1つ、九州1つです。
鹿島は関西で強いクラブと見ることができます。
さらにまだ使用回数が少ないスタジアムでもその傾向は見られます。
まず京都サンガF.C.との開幕戦の舞台となったサンガスタジアム by KYOCERAです。
このスタジアムは2020年1月11日に開場したばかりの新しいスタジアムとなっています。
そのため昨季2022年と今季の2試合しか行っていません。
今のところ1勝1分と負けておらずこれからにも期待です。
そして今節セレッソ大阪との対戦で使用するのがヨドコウ桜スタジアムになります。
こちらは1987年に日本で初めての全面人工芝を張った球技専用スタジアムとして開場します。
そのため歴史は古いです。
ただすぐ横にヤンマースタジアム長居があるためそちらを使用することが多かったです。
しかし2021年に改修工事の完了に伴い本格的に使用されることになります。
まだ4試合しか行っていませんが3勝1敗の勝率75.0%となっており得意と言って良さそうです。
次のセレッソ戦では4試合連続完封勝利がかかった試合です。
アウェイのセレッソ戦は2011年以降昨季まで10連勝中と無類の強さを誇ります。
ここは相性の良さから必ず勝利し着実に順位を上げていきたいです。
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