これまで鹿島アントラーズには多くの日本人FWが所属していました。
そして多くのゴールを決め、チームを勝利に導いています。
鹿島歴代トップの得点者は長谷川祥之であり、リーグ戦で89ゴールを決めています。(261試合出場)
また興梠慎三は浦和レッズに移籍後ではありますがJリーグを代表するFWにまでなりました。
これまで159得点を挙げJリーグ歴代3位のストライカーにまでなっています。(2022年3月13日現在)
歴代1位の大久保嘉人(191得点)、2位の佐藤寿人(161得点)は引退しているため抜く可能性は十分あります。
鹿島でレギュラーを取ればA代表になれると言われた時代もありました。
大迫勇也は日本代表に定着し国際Aマッチで通算25得点を決めています。
日本歴代9位の記録でありまだまだ上位に食い込んでいくかもしれません。
このように数々のFWがいましたが今回は日本人FWコンビで最も活躍していた時代を振り返ってみたいと思います。(カッコ内はリーグ戦成績)
1994年
長谷川祥之(43試合出場21得点)
黒崎比差支(30試合出場10得点)
Jリーグ黎明期の鹿島アントラーズを支えた2人です。
長谷川はエースとしてキャリアハイの21得点でした。
身長は179㎝でしたが対空時間の長いヘディングシュートを武器にゴールを量産します。
リーグ戦で得点を決めた試合は34連勝もありました。
黒崎はアルシンドもいたため出番は少ないにもかかわらずパワーシュートやポストプレーで存在感を出します。
初期にこの2トップが見られたことは幸せでした。
2000年
平瀬智行(26試合出場11得点)
柳沢敦(26試合出場6得点)
2人ともにシドニーオリンピックのメンバー入りをします。
そしてチームでも活躍し史上初の3冠達成に大きく貢献します。
平瀬はパワーとテクニックを兼ね備えた万能型ストライカーでした。
柳沢は抜群の動き出しで多くのチャンスを演出します。
得点を取るだけがFWではないと語りチームを助けるプレーをしてくれました。
鹿島のエースナンバー13を作り上げた選手です。
2011年
田代有三(22試合出場12得点)
大迫勇也(25試合出場5得点)
興梠慎三(31試合出場4得点)
この年だけは3人のFWを選出させてください。
成績だけ見れば各選手もっと輝かしい年はあります。
しかしどの選手が出ても躍動し見ていて楽しかったです。
東日本大震災があり難しい状況でも希望を見せてくれました。
特に浦和レッズとのナビスコ杯決勝ではこの3選手の連携で決勝点を決め優勝します。
忘れられないゴールです。
2016年
金崎夢生(30試合出場10得点)
鈴木優磨(31試合出場8得点)
前年の2015年にポルティモネンセより加入した金崎と若き日の鈴木の2トップです。
金崎は当時の石井正忠監督に交代でキレたり、PKキッカーで揉めたりと色々ありました。
しかし2人の相性は良かったように思います。
鈴木は金崎がいたからこそ成長しました。
そして海外移籍をするまでの選手になっています。
この年はJリーグ、天皇杯優勝、CWC準優勝と後々語り継がれる年となりました。
この辺りが日本人FWで歴代最強コンビにノミネートされるであろう年ではないでしょうか。
そして今年2022年は鈴木優磨の電撃復帰で上田綺世との2トップが形成されました。
まだ若いですが鹿島歴代2トップの中に入ってもおかしくないコンビです。
このままA代表の2トップでも違和感はありません。
日本代表の森保一監督にはまずは2人を呼んで試合で試してみてほしいです。
今季は2人がどこまでの結果を残してくれるのでしょうか。
やはりサッカーは得点を決めるスポーツなのでFWは重要です。
優勝できるかどうかはFWにかかっていると言っても過言ではありません。
2人で得点王争いをし、チームを6年ぶりのJリーグ優勝に導いてもらいたいです。
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