2月23日に安部裕葵が自身のインスタグラムのライブ配信で近況報告をしました。
それによるとフィンランドで右足ハムストリングの手術をしたようです。
そして翌2月24日には所属先のバルセロナが手術の成功を公式HPで発表しています。
まずは手術が成功して一安心です。
ただ復帰時期は未定のようです。
本人によると走ることができるまでに2、3ヵ月ほどかかる見通しです。
そのためプレーできるほどに回復するには年内いっぱいかかるのではないでしょうか。
バルセロナBに移籍後2020年2月、11月、12月と1年で3度も右足大腿二頭筋の怪我をしています。
ようやく復帰し2021年シーズンは完全復活するかと思われました。
8月のプレシーズンマッチではトップチームデビューを果たしています。
しかしジローナとのプレシーズンマッチでまたも負傷し長期離脱となりました。
そして今季の背番号リストに安部の名前がなかったため去就が心配されていました。
この時期まで待っての手術なので相当悪化していたのですね。
安部は鹿島史上最大のシンデレラボーイと言っても過言ではありません。
広島の瀬戸内高校時代はインターハイこそ出場しますが注目の選手というわけではありませんでした。
実際に鹿島は似たようなプレースタイルの岩崎悠人(京都橘高校)を狙いにいきます。
しかしながら出場機会を優先され京都サンガF.C.に加入を決め、鹿島はフラれることになります。
そして安部にオファーをし獲得したというわけです。
この偶然が安部本人にも鹿島アントラーズにとってもいい結果となりました。
加入後は一気に駆け上がります。
デビューは2017年4月1日第5節の大宮アルディージャ戦と早かったです。
18歳63日での出場は鹿島では野沢拓也、内田篤人、荒木遼太郎に次ぐリーグ戦史上4番目の年少記録となっています。
そしてこの年のJリーグワールドチャレンジのセビージャ戦でのMVPや、2018年Jリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞と着実にステップアップしていきます。
2019年は鹿島史上最年少で背番号10になり、夏にはコパアメリカにA代表初選出しデビューします。
そのままの勢いでバルセロナ入団までこぎつけました。
端正な顔立ちで相手DFを切り裂くドリブルはサポーターを魅了します。
鹿島にはあまり個で打開するタイプの選手がいないこともあり愛される選手となりました。
本当にこのまま終わってほしくありません。
最後に安部はバルセロナと4年契約を結んでいるため簡単に契約解除できないと話をしています。
現在の契約は2023年6月までです。
まだ1年以上は鹿島復帰はないということになりました。
それは仕方ないことなのでまずは怪我を治し、万全の状態でプレーできるようにしてもらいたいです。
おそらく1年後に荒木遼太郎は海外移籍をすると思われます。
その時に安部には鹿島に復帰してもらいましょう。
その時点でもまだ24歳の選手です。
もう一度タイトルを目指して鹿島アントラーズで輝いてほしいです。

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