三竿健斗、ポルトガル移籍でどうなる後継者問題

鹿島アントラーズ

11月24日にスポニチより三竿健斗のポルトガル1部サンタクララへの完全移籍が報じられました。

前日11月23日はカタールW杯で日本代表がドイツ代表相手に歴史的な勝利を挙げていましたが、鹿島アントラーズのサポーターにとってはより衝撃的なものとなりました。

記事の内容によると条件面でも既に合意しており、メディカルチェックを経て正式サインを結ぶ予定とのことです。

もう正式発表は時間の問題のようです。

三竿は本職はボランチですが今季は主にセンターバックとして出場しています。

関川郁万の成長を横で支えてくれました。

また声を出して味方を鼓舞できる数少ない選手です。

三竿は4年前のロシアW杯の直前までは日本代表になっており、海外移籍もそう遠くないと思われていました。

先に鹿島から数多くの選手が海を渡ることになります。

しかし三竿は鹿島でプレーし続け26歳になりました。

近年、日本人選手の多くは10代後半から20代前半で海外移籍をしています。

そのため20代半ばは遅い部類です。

勝手にサポーターはずっと鹿島にいるものだと思い込んでいました。

もしポルトガルに行ってもいつかは復帰してもらいたいです。

ここで鹿島から海外に飛び立ち、その選手たちは復帰したのか振り返ってみようと思います。

鈴木隆行
2002年夏→KRCヘンク(ベルギー)
2003年→鹿島アントラーズ
2003年夏→Kベリンゲン=ヒュースデン=ゾルダー (ベルギー)
2004年→鹿島アントラーズ
2005年夏→レッドスター・ベオグラード(セルビア・モンテネグロ)
2007年→横浜F・マリノス
これまでかなり移籍の多い選手です。
しかし1度目と2度目のベルギーへはレンタル移籍だったため鹿島に復帰しています。
3回目の国内復帰時に横浜F・マリノスに移籍し鹿島に戻ってくることはありませんでした。

柳沢敦
2003年夏→サンプドリア(イタリア)
2004年夏→メッシーナ(イタリア)
2006年→鹿島アントラーズ
2年半をセリエAでプレーしました。
FWとして44試合に出場もノーゴールと結果が出ず鹿島に戻ってきました。

中田浩二
2005年→オリンピック・マルセイユ(フランス)
2006年→FCバーゼル(スイス)
2008年夏→鹿島アントラーズ
当初マルセイユへ0円移籍であったため円満とは言い難い移籍でした。
しかし事あるごとに復帰が取り立たされ海外移籍から3年半後に鹿島に復帰します。

小笠原満男
2006年夏→メッシーナ(イタリア)
2007年夏→鹿島アントラーズ
柳沢と同じくイタリアでプレーし、レンタル満了で1年間で鹿島に戻っています。
小笠原でさえセリエAで1年間で6試合しか出場できずに衝撃を受けました。

内田篤人
2010年夏→シャルケ(ドイツ)
2017年夏→FCウニオン・ベルリン(ドイツ)
2018年→鹿島アントラーズ
ドイツで一時代を築きました。
鹿島から海外移籍した中で実績は一番です。
そしてドイツで7年半を過ごし鹿島に戻ってきました。

伊野波雅彦
2011年夏→HNKハイドゥク・スプリト(クロアチア)
2012年→ヴィッセル神戸
給与未払いを理由に半年足らずで退団です。
すぐに日本に帰国しますが鹿島ではなくヴィッセル神戸に完全移籍をしました。

大迫勇也
2014年→1860ミュンヘン(ドイツ)
2014年夏→1. FCケルン(ドイツ)
2018年夏→ヴェルダー・ブレーメン(ドイツ)
2021年夏→ヴィッセル神戸
ドイツで8年半もプレーします。
その間に日本代表不動のCFにまで成長しました。
国内復帰は鹿島だと信じていたので神戸移籍は衝撃的でした。

柴崎岳
2017年→CDテネリフェ(スペイン)
2017年夏→ヘタフェCF(スペイン)
2019年夏→デポルティーボ・ラ・コルーニャ(スペイン)
2020年夏→CDレガネス(スペイン)
2016年のクラブW杯の活躍でスペインに旅立ちました。
移籍当初は慣れない環境への順応に苦しみましたが今ではスペイン生活も7年目です。
カタールW杯日本代表にも選ばれ自身2度目のW杯を戦っています。
もしかすると今オフ復帰があるかもしれません。

植田直通
2018年夏→セルクル・ブルージュ(ベルギー)
2021年→ニーム・オリンピック(フランス)
ベルギーでの活躍が認められフランスにステップアップしました。
やや伸び悩んだ印象です。
植田も今オフ復帰が噂されています。

昌子源
2019年→トゥールーズFC(フランス)
2020年→ガンバ大阪
当時国内屈指のDFとして満を辞しての海外移籍でした。
しかし怪我もあり思った通りの活躍ができません。
1年で帰国したことも衝撃でしたが復帰先が鹿島ではなくガンバだったことがさらなる衝撃でした。

安部裕葵
2019年夏→バルセロナB(スペイン)
久保建英とともに日本の将来を担う選手になるかと思われました。
しかし怪我が多く1年以上プレーできていません。
契約が切れる2023年6月に注目です。

安西幸輝
2019年夏→ポルティモネンセSC(ポルトガル)
2021年夏→鹿島アントラーズ
J2の東京ヴェルディから2018年に鹿島に移籍してきました。
そこから鹿島で活躍し2019年には日本代表にまで上り詰め海外移籍もしました。
そして鹿島に復帰してくれています。

鈴木優磨
2019年夏→シント=トロイデン(ベルギー)
2022年→鹿島アントラーズ
2020-21シーズンには得点ランキング4位タイの17得点を挙げます。
そして本人はセリエAへのステップアップを望んだとされますが叶いません。
そのため現役バリバリの状態で鹿島に復帰となります。
今の鹿島は鈴木なしには考えられません。

町田浩樹
2022年→ ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー)

上田綺世
2022年夏→ サークル・ブルッヘ(ベルギー)

以上のようになっています。

三竿は2016年に東京ヴェルディから鹿島に移籍してきて7年が経ちました。

最初は小笠原満男、柴崎岳、永木亮太など豊富なタレントがおり出番はありませんでした。

しかし2017年に大岩剛監督になるとスタメンに抜擢されます。

今ではすっかり鹿島の顔です。

現在の鹿島は中盤の選手層は他のポジションに比べ厚いです。

しかし司令塔タイプのパサーばかりの編成となっています。

三竿のように対人に強くボール奪取力に長ける守備的なボランチは他にはいません。

来季はCBを補強し、三竿をボランチに固定することで守備の安定が図れると思っていただけに抜けられるのはかなりの痛手です。

また三竿の契約は2023年1月31日までとなっています。

そのため今回の移籍は所謂0円移籍です。

三竿の市場価値は160万ユーロ(約2億3,000万円)となっており、同レベルの選手の獲得にはこれほどの金額が必要です。

なかなか資金面と併せて条件に合致する選手を見つけるのは難しいでしょう。

早くも来季に向けて試練がやってきました。

鹿島としてはタイトル獲得に向けて守備的ボランチの補強は急務です。

フロントには的確な人材を探し出してほしいです。

そして三竿はサッカー人生の一番いい時期に海外移籍をすることになります。

ぜひ即戦力として活躍し、日本代表に復帰してもらいたいと思います。

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