Jリーグが1993年に開幕してから今年で29年目です。
そしてこれまで鹿島アントラーズユース出身でトップチームに上がった選手は34名います。
そのトップ昇格できた34選手のポジションはGK9人、DF8人、MF11人、FW6人となっています。
GKがかなり多いのが特徴です。
そしてこの34人の中でリーグ戦に出場できたのは17人しかいません。
ちょうど半数になっており厳しい世界です。
せっかくプロになれてもリーグ戦に出場すら叶わない選手が多くいるのも現実です。
まずはその17人の顔ぶれとリーグ戦の出場数を調べました。(9月6日時点)
曽ヶ端準 533試合
土居聖真 295試合50得点
野沢拓也 285試合55得点
鈴木優磨 122試合34得点
町田浩樹 87試合8得点
沖悠哉 58試合
舩橋佑 12試合0得点
根本裕一 5試合0得点
小谷野顕治 4試合0得点
田中稔也 4試合0得点
吉澤佑哉 3試合0得点
垣田裕暉 3試合0得点
山田大樹 2試合
中嶋譲 1試合0得点
小林康剛 1試合0得点
大道広幸 1試合0得点
平戸太貴 1試合0得点
この中で鹿島の現役選手は土居、鈴木、沖、舩橋、山田の5人です。
土居、鈴木は既にクラブのレジェンドになりつつあります。
その次にクラブに名を残しそうなのが舩橋佑です。
舩橋は鹿島つくばジュニアユース、鹿島ユースと鹿島一筋で育ってきました。
ユース時代には同じボランチを担っていた小笠原満男アカデミー・アドバイザーの薫陶も受けて鹿島イズムを叩き込まれています。
そのためキックの精度など基本技術が高いのは言うまでもありませんが勝負どころで魂のこもったプレーもします。
直近の第28節浦和レッズ戦ではアディショナルタイムにゴール前で体を投げ出したブロックをしピンチを逃れました。
まだプロ2年目ですが本当に鹿島らしい選手です。
昨年2021年はルーキーイヤーながらザーゴ監督から高い評価を得ていました。
第7節浦和レッズ戦で77分に途中出場でデビューを飾ると第8節柏レイソル戦ではスタメンで出場します。
リーグ戦で2試合連続出場しこれからという時にザーゴ監督は解任されてしまいます。
その後の相馬監督からは信頼が得られずリーグ戦で1試合もベンチ入りができません。
しかしその時期にもがき苦しんだことは無駄ではありませんでした。
今季はレネ・ヴァイラー前監督、岩政監督の下で徐々に出場機会を増やしています。
まだシーズン途中ではありますが2年間で通算12試合に出場しています。
これはプロ入り2年間のユース組の成績では鈴木優磨(38試合10得点)に次ぐ成績です。
ここまでは順調に経験を積めています。
舩橋の最大の魅力は攻撃のスイッチを入れる縦パスです。
今後は多くの得点に絡み勝利に貢献しタイトル獲得をして欲しいです。
今はまだ小笠原の後継者かもしれません。
でもきっと舩橋佑の活躍する将来は来ると思っています。
近年はすぐに海外移籍をする時代になってしまいました。
舩橋には鹿島でずっとプレーしてほしいです。
そしてリーグ戦500試合に出場する選手になってもらいたいと思います。
コメント