6月7日は日本代表とタジキスタン代表のワールドカップ2次予選がパナソニックスタジアム吹田で行われました。
前節のミャンマー戦の勝利により6連勝となっており、すでにアジア最終予選進出を決めていました。
そのためこの試合と2次予選最後となるキルギス戦は消化試合になります。
しかしアジア最終予選は9月2日から行われる予定でありそこまでに3試合しか組み込まれていません。
1試合も無駄にはできない国際試合です。
結果は4-1で勝利でした。
現在U-24日本代表に吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航の3人が取られています。
また堂安律や久保建英などA代表の常連となる選手も数名不在でした。
A代表の選手層の底上げに活かしたい試合です。
失点こそありましたが全体的にはよかったのではないでしょうか。
まずは試合を振り返っていきます。
スターティングメンバーは以下の11人でした。
GK12 権田修一
DF4 昌子源
DF19 佐々木翔
DF20 中谷進之介
DF22 山根視来
MF8 原口元気
MF10 南野拓実
MF11 古橋亨梧
MF13 橋本拳人
MF21 川辺駿
FW18 浅野拓磨
U-24世代がこぞって不在のため消化試合とは言えスタメンの年齢層は高めです。
まずは注目は昌子源です。
ちょうど2年前の2019年6月9日のエルサルバドル戦以来の国際Aマッチです。
まだ28歳ですので代表争いに食い込んできてほしいです。
権田は国際Aマッチ出場9試合連続完封、南野はW杯予選で6試合連続ゴール中です。
これまでは楢崎正剛が7試合連続完封を達成しておりすでに新記録を伸ばしています。
また南野は記録に王手でした。
W杯予選の連続得点としては2016年に本田圭佑がマークした出場7試合連続得点が最多でした。
そのためこの試合で決めればタイ記録です。
6分にさっそくゴールが決まります。
山根のディフェンスラインの裏に正確なスルーパスを出します。
ここで浅野のスピードが活きます。
GKと1対1になり左足のシュートはブロックされますが古橋がカバーし左足で決めました。
これでこれまでのように一気に畳み掛けるかと思いました。
しかし9分にタジキスタンに連続攻撃を食らいます。
そして右サイドからのクロスからエフソン パンシャンベに頭でドンピシャで決められます。
日本は2次予選7試合目で初失点です。
その後は古橋、浅野のスピードを活かしシュートを打ちますがゴールはなりません。
時間が経つにつれて日本はパススピードが上がり一方的にボールを支配します。
そしてゴール前までは行きますがタジキスタンに守備のブロックを作られシュートまで持ち込めません。
ようやく40分に勝ち越し点が入ります。
右サイドで山根のパスに古橋の深い位置のクロスから南野が左足でニアサイドに蹴り込みます。
これでワールドカップ予選7試合連続ゴールです。
素晴らしい連携から勝ち越して前半を終えることができました。
これでだいぶ精神的に楽になりました。
後半開始から原口、南野に代えて坂元達裕、鎌田大地を投入します。
そして後半も立ち上がりにゴールを決めます。
51分に中央の橋本から右サイドの山根にボールが渡ります。
ここで山根が仕掛けると思いきや右足でグラウンダーのクロスを上げます。
これを橋本拳人がダイレクトで左下に決めます。
59分に流れるようなパス回しから最後は鎌田がスルーパスを出します。
反応した浅野の左足のシュートはGKにセーブされてしまいます。
素晴らしい連携で決めたいシーンでしたね。
その後の62分に佐々木に代えて小川諒也、68分に橋本に代えて守田英正を投入です。
そして直後の70分に相手GKのミスパスを川辺が逃さずネットを揺らします。
川辺以外も連動したプレスが相手のミスを誘発しました。
最後のメンバー交代は74分に浅野から谷口彰悟です。
谷口はボランチで出場しこの前のU-24戦でもボランチでした。
代表では中盤で考えられているようです。
最後まで攻めの姿勢を貫きながら4-1でタイムアップとなりました。
ここ2試合がモンゴルに14-0、ミャンマーに10-0と大勝でしたので少し物足りなく感じてしまいました。
しかし2次予選で最も強豪であったタジキスタン相手に十分な出来であったのではないでしょうか。
今後も山根視来、古橋亨梧の2人は継続的に招集されると思います。
今や国内組では屈指の存在になっていますね。
ぜひ鹿島アントラーズからもA代表に選出されるパフォーマンスを見せる選手が出てきてほしいものです。
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