今回は荒木遼太郎の得点力の高さについての紹介になります。
荒木は2020年に東福岡高校から入団した高卒2年目の選手です。
そのためマジョルカに所属している久保建英と同世代になります。
2002年1月29日の早生まれであり次のパリオリンピックの主力になるであろう選手です。
鹿島アントラーズでは今年2021年シーズンからエースナンバーの13番を背負っています。
そしてここまで期待に応える活躍を見せてくれています。
最近はセットプレーのキッカーを務めることが多く正確なキックでアシストも多くしています。
またそれ以上に得点力が開花しています。
まずは入団後リーグ戦での成績を振り返っていきます。(8月20日現在)
2020年
26試合(出場894分)2得点
2021年
22試合(出場1466分)8得点
直近のリーグ戦である第24節徳島ヴォルティス戦で2ゴールを挙げ今季8得点となりました。
1年目が2得点であったためJ1通算10得点に到達しています。
19歳6ヵ月17日での10ゴール達成でありJリーグ史上3位の年少記録となりました。
ちなみに1位は宇佐美貴史(ガンバ大阪)の19歳1ヵ月26日、2位は城彰二(ジェフ市原)の19歳2ヵ月2日となっています。
またこれまでのJリーグの歴史の中で10代でJ1通算2桁得点は荒木で7人しか達成できていない記録です。
他には中田英寿(ベルマーレ平塚)19歳7ヵ月6日、小野伸二(浦和レッズ)19歳7ヵ月18日、 松波正信(ガンバ大阪)、19歳8ヵ月30日、稲本潤一(ガンバ大阪)19歳11ヵ月28日になります。
ガンバから3人も出ているのが凄いですね。
荒木を除く過去6人の内、松波以外の5人が欧州4大リーグでプレーしておりA代表になってW杯に出場する選手にまでなっています。
これから荒木もこのような道を歩むことになるかと思うと楽しみでしかありません。
鹿島からは初の10代でJ1通算2桁得点者です。
主なポジションが左サイドハーフであり得点を取るだけでなく攻撃の組み立てや守備もやらなければならない中でのこの得点力は立派です。
ここからは鹿島アントラーズの主なFWの高卒入団2年間の成績を振り返ってみます。
柳沢敦
1996年
8試合(出場845分)5得点
1997年
25試合(出場1299分)8得点
興梠慎三
2005年
8試合(出場149分)0得点
2006年
10試合(出場124分)0得点
大迫勇也
2009年
22試合(出場842分)3得点
2010年
27試合(出場927分)4得点
鈴木優磨
2015年
7試合(出場108分)2得点
2016年
31試合(出場1188分)8得点
過去高卒入団の選手で入団2年間で2桁得点をしたのは柳沢と鈴木しかいません。
シーズン最多得点も両者の2年目の8得点です。
荒木はすでに8得点を挙げていますので並んでいます。
また通算得点では柳沢の13得点が最多となっています。
今シーズンは38試合制なので残り14試合あります。
そのため更新の可能性は十分あります。
あと4得点とハードルは高めですが期待してしまいます。
ぜひ歴史を塗り替えてほしいです。
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