リーグ優勝への鍵となるのはエヴェラウドの爆発

鹿島アントラーズ

7月5日はエヴェラウドの誕生日です。

1991年生まれなので今年で31歳になります。

サッカー選手として最も旬な時期を日本の鹿島アントラーズで迎えることになりました。

フィジカルが強くJリーグ屈指の身体能力でディフェンスを物ともせずにシュートに持ち込めます。

現在のJリーグを見渡してもここまでの能力のある外国籍選手はいません。

まだシーズンは半分ほど残っているのでここから実力を存分に発揮してもらいたいです。

そんなエヴェラウドは2020年に鹿島アントラーズに入団しました。

今季が日本での3シーズン目になります。

それまでは主にブラジル国内でプレーし毎年のように移籍を繰り返していました。

これまでの所属クラブは12クラブになります。

アル・ファイサリー(サウジアラビア)、ケレタロFC(メキシコ)と海外でのプレー経験もありました。

ただどのクラブでも目立った成績は残せていませんでした。

しかし2019年にブラジル1部のシャペコエンセでリーグ戦31試合出場12得点と結果を出します。

これが自身初の年間二桁得点となりました。

プロ入り9年目の28歳の年にようやくFWとして得点能力が開花します。

そのため遅咲きな選手の部類に入りますね。

そして翌2020年に13クラブ目として鹿島に移籍を果たします。

その2020年は鹿島にとって難しいシーズンでした。

ザーゴ体制の初年度であり公式戦6連敗(リーグ戦は4連敗)といきなりスタートで躓きます。

その後はリーグ戦で11年ぶりの7連勝もあり、どうにか5位まで浮上されることに成功しました。

ただ優勝争いには全く絡めずクラブ創設30周年というメモリアルイヤーを無冠で終わることになります。

そんなチームとして結果が出ない中でエヴェラウドは奮闘します。

33試合出場で18得点を挙げオルンガに次ぐ得点ランキング2位に入りました。

そして鹿島の外国籍選手では史上5人目のベストイレブンを獲得しました。

また第8節の大分トリニータ戦ではクラブ3年ぶりのハットトリックも達成しています。

本当にエヴェラウドに助けられた1年でした。

その活躍が嘘かのように2021年から大不振に陥ります。

以下が2年間のエヴェラウドのリーグ戦の成績です。

2020年
33試合(2647分)18得点 90分当たり平均得点0.612

2021年
28試合(1549分)1得点 90分当たり平均得点0.058

同じ選手とは思えない成績です。

FWとしてこれほど出場時間がありながら1得点というのも珍しいです。

今季こそ復調するかと信じていましたがここまでのところは昨年同様振るっていません。

怪我もありリーグ戦は6試合に途中出場したのみです。(7月5日現在)

ただ直近に行われたリーグ第19節の柏レイソル戦では鈴木優磨にPKを譲ってもらいます。

そして豪快に蹴り込み決勝ゴールを挙げるとともに今季初ゴールとなりました。

これが復調のきっかけになってもらえたらいいですね。

ここまでリーグ得点王であった上田綺世はベルギーリーグ1部サークル・ブルージュKSVへ完全移籍をしてしまいました。

エヴェラウドにかかる期待は大きいです。

上田の今シーズンの成績は以下の通りでした。

18試合(1464分)10得点 90分当たり平均得点0.614

なんとエヴェラウドの2020年の90分当たり平均得点と酷似しています。

エヴェラウドが2年前のトップパフォーマンスに戻れたなら上田の穴を埋められるかもしれません。

今季のJリーグは混戦であり、内容的にも今の鹿島には抜け出せる力があるとは思えません。

最後まで1点を争う厳しい試合展開が続くことが予想されます。

そのような試合でFWが決めるとチームも乗ってきます。

エヴェラウドにはここ1年半の不調で鬱憤は相当溜まっているでしょう。

ぜひ勝利に導くゴールを量産していってもらいたいと思います。

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