川崎の強さばかりがニュースになる今シーズンですがずっと気になっていることがありました。
それは今年の下位チームはあまりに弱すぎないかということです。
今年はJ2降格がないことがかなり影響していると思われます。
例年であればJ2降格があるためJ1の下位チームもそろそろ緊張感が出始める時期です。
しかし今年はそのようなことは感じられません。
そして監督交代するチームもほぼなく現状維持で戦い続けます。
そのため連敗がかなり多いです。
まずは現在の下位3チームの成績です。(湘南、仙台が25試合、清水が26試合)
16位 湘南ベルマーレ 勝ち点17(4勝5分16敗 得点21失点39得失点差-18)
17位 清水エスパルス 勝ち点17(4勝5分17敗 得点34失点55得失点差-21)
18位 ベガルタ仙台 勝ち点14(2勝8分15敗 得点23失点49得失点差-26)
湘南が6連敗が2回、清水が5連敗が2回と7連敗が1回、仙台が6連敗が1回と大きな連敗がありました。
例年であれば残留ラインは試合数くらいと言われます。
しかし今年は3チームとも大きく下回っています。
17位清水が11月1日に平岡宏章監督に交代した以外は他チームに動きはありません。
さらに14位横浜FC、15位サガン鳥栖も勝ち点は試合数以下であり通常であれば残留争いの渦中にある成績です。
それではここ5年間の下位3チームの成績はいかがだったのでしょうか。
2019年
16位 湘南ベルマーレ 勝ち点36(10勝6分18敗 得点40失点63得失点差-23)
17位 松本山雅FC 勝ち点31(6勝13分15敗 得点21失点40得失点差-19)
18位 ジュビロ磐田 勝ち点31(8勝7分19敗 得点29失点51得失点差-22)
2018年
16位 ジュビロ磐田 勝ち点41(10勝11分13敗 得点35失点48得失点差-13)
17位 柏レイソル 勝ち点39(12勝3分19敗 得点47失点54得失点差-7)
18位 V・ファーレン長崎 勝ち点30(8勝6分20敗 得点39失点59得失点差-20)
2017年
16位 ヴァンフォーレ甲府 勝ち点32(7勝11分16敗 得点23失点39得失点差-16)
17位 アルビレックス新潟 勝ち点28(7勝7分20敗 得点28失点60得失点差-32)
18位 大宮アルディージャ 勝ち点25(5勝10分19敗 得点28失点60得失点差-32)
2016年(入れ替え戦なし)
16位 名古屋グランパス 勝ち点30(7勝9分18敗 得点38失点58得失点差-20)
17位 湘南ベルマーレ 勝ち点27(7勝6分21敗 得点30失点56得失点差-26)
18位 アビスパ福岡 勝ち点19(4勝7分23敗 得点26失点66得失点差-40)
2015年(入れ替え戦なし)
16位 松本山雅FC 勝ち点28(7勝7分20敗 得点30失点54得失点差-24)
17位 清水エスパルス 勝ち点25(5勝10分19敗 得点37失点65得失点差-28)
18位 モンテディオ山形 勝ち点24(4勝12分18敗 得点24失点53得失点差-29)
徐々に下位の勝ち点も上がってきていました。
2018年は全体的に勝ち点が高く残留ラインが上がりました。
また2019年の最下位ジュビロ磐田の勝ち点31は史上最多勝ち点でした。
今年はこのペースでは16位以下全て勝ち点30以下になりそうです。
そして2018、2019年は16位の入れ替え戦に回るチームですら試合数を超える勝ち点を獲っています。
今年は異例の事態であることは間違いないです。
来年はもう少し競った展開に持ち込めるようにしてほしいですね。
そしてここまで下位がふがいないという話をしましたが今年鹿島は横浜FCと湘南ベルマーレに1回ずつ負けています。
この悔しさをバネに来年はしっかりダブルができるようにしたいです。
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