今季2022年のJ1リーグ戦も16試合を消化しました。(サンフレッチェ広島、ガンバ大阪は15試合消化)
全34試合なので約半分を終えたことになります。
現在はインターナショナルマッチウィークによりリーグ戦は約3週間の中断です。
各クラブ後半戦に向けて策を練っている時期ではないでしょうか。
ここ2年は川崎フロンターレが早々と独走し優勝を決めてしまっていました。
それが今年は1位の横浜F・マリノスから8位のサガン鳥栖まででも勝ち点差は7しか離れておらずまだまだどうなるかわかりません。
今季のJ1は混戦と言われていますが実際はどうでしょうか。
まずは現行制度になった2005年以降の17年間の優勝平均勝ち点を調べてみました。(2016年は最多勝ち点の浦和レッズで計算)
2021年のみ38試合制でしたので34試合に換算して計算しています。
すると優勝クラブの勝ち点は約70となりました。
川崎が初優勝した2017年以降は勝ち点70を超えていたため平均は高くなってしまいました。
一般的にリーグ優勝するには試合数×2の勝ち点が必要と言われているのでほぼ当たっています。
そして今季のJ1に目を向けると首位の横浜F・マリノスは16試合で勝ち点31です。
1試合平均勝ち点は1.9なので最終勝ち点は64.6になります。
このままいくと平均値からかなり低い優勝ラインになってきます。
果たしてこの勝ち点は歴代で見てもやはり低いのでしょうか。
これまでの優勝勝ち点が59以下になったことはありません。
ただ2005年のガンバ大阪(勝ち点60)、2008年の鹿島アントラーズ(勝ち点63)、2009年の鹿島アントラーズ(勝ち点66)、2012年のサンフレッチェ広島(勝ち点64)、2013年のサンフレッチェ広島(勝ち点63)、2014年のガンバ大阪(勝ち点63)と過去に6回今季と似たような成績の年がありました。
いずれも終盤まで複数のチームに優勝の可能性があり最終節にドラマが待っていました。(2012年のみ第33節に優勝決定)
このままいけば今季のJリーグは上記6年と同じような大混戦になることが予想されます。
さらに上位の勝ち点が伸び悩めば初の50点代の優勝もあるかもしれません。
鹿島アントラーズはクラブ史上最低順位の11位となった2012年を除くと残りの5回の混戦時は全て最終節まで優勝争いをしています。
2008年、2009年の2回は優勝でき、2005年、2013年、2014年の3回は涙を呑みました。
そもそも鹿島は長い間、同じような順位と成績を推移しています。
17年間の平均順位は3.37位であり、平均勝ち点は60.2となっています。
つまり鹿島にとって普通にやれば混戦の場合は自然と優勝争いに入ってくることになります。
まさに今季がその状態です。
ここから抜け出すには負け試合を勝ち点1にし、引き分けを勝ち点3にすることです。
第14節の浦和レッズ戦以降3試合連続で勝ち点を伸ばすことに失敗しています。
できれば2勝はしたかったですが終わったことは仕方ありません。
この混戦のJリーグでは勝ち点1で笑うこともあれば泣くこともあります。
最後に後悔しないためにも目の前の試合に全力で戦ってもらいたいです。
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