2021年のJ1リーグも残り9試合となり終盤戦に突入しました。
鹿島アントラーズはここまで29試合を戦い15勝5分9敗の勝ち点50です。
1位川崎フロンターレ、2位横浜F・マリノスが大きく抜け出したため3位以下が混戦になっています。
鹿島は現在この集団の最後尾の7位です。
ただ3位までは勝ち点差は3しかないため1試合で順位の変動はあります。
今年はリーグ優勝を現実的に狙っていましたが早々に優勝争いから脱落しました。
しかし例年通り上位には上がってきています。
そして得点49、失点29の得失点差は20となっています。
得点は川崎、マリノスに次ぐリーグ3位の記録であり評価できます。
荒木遼太郎、上田綺世の2人が一本立ちしてくれたことが大きいです。
エヴェラウドの不調は気がかりですが全体としてよく点が取れています。
失点もちょうど1試合平均1失点となっておりリーグ7位です。
そこまで悪い数字ではなく守備陣も若い選手が多い中よく頑張っています。
得失点差20もリーグ3位であり数字だけ見ればもっと勝ち点を伸ばせていてもおかしくありません。
そのため勝負どころで勝ち切れていない印象です。
せっかくいい内容で勝利できても継続することができず次の試合であっさり負けたりしているのが今シーズンです。
直近では第29節ガンバ大阪戦はいい内容での勝利でした。
そして次節の第32節が川崎フロンターレとの試合です。
ここでどのくらいやれるかが今季の順位に大きく関わってくると思います。
川崎も序盤ほどの勢いはないので互角な試合はできるでしょう。
後はチャンスを逃さず決め切りたいです。
鹿島は残り試合で3位を狙う戦いになります。
過去10年間で3位となったクラブがどのくらいの勝ち点を獲得しているか調べてみました。(2015年、2016年は年間勝ち点)
2011年 ガンバ大阪 勝ち点70
2012年 浦和レッズ 勝ち点55
2013年 川崎フロンターレ 勝ち点60
2014年 鹿島アントラーズ 勝ち点60
2015年 ガンバ大阪 勝ち点63
2016年 鹿島アントラーズ 勝ち点59
2017年 セレッソ大阪 勝ち点63
2018年 鹿島アントラーズ 勝ち点56
2019年 鹿島アントラーズ 勝ち点63
2020年 名古屋グランパス 勝ち点63
2011年だけ上位3クラブの勝ち点が70を超えるというハイレベルな年でした。
こうして見ると勝ち点63を取れば3位になれそうです。
34試合制なので1試合平均勝ち点は1.85になります。
今年は例外的に38試合制で行われているので当てはめると勝ち点70です。
これが一つの目安になる数字です。
鹿島は残り9試合で勝ち点20を目指すことになります。
そうなると7勝2敗、6勝3分ペースなのでなかなかハードルは高いです。
ここから残りの対戦相手を見ていきます。
第32節 川崎フロンターレ
第30節 セレッソ大阪
第31節 横浜FC
第33節 FC東京
第34節 サンフレッチェ広島
第35節 浦和レッズ
第36節 大分トリニータ
第37節 サガン鳥栖
第38節 ベガルタ仙台
ちょうどバランスよく上位、中位、下位のクラブと満遍なく対戦が残っています。
やはり勝ち点が近い浦和レッズ戦、サガン鳥栖戦の2試合がポイントになりそうです。
まずは川崎戦に勝っていい流れで浦和との対戦に臨みたいです。
昨年はギリギリのところで最終節のセレッソ大阪に勝ち切れずACL出場権を逃しました。
あの時の選手たちの涙は見ていて辛かったです。
もうあんな思いはしたくありません。
3位争いになってしまったことは不甲斐ないですが、来年のためにも必ずACL出場権は勝ち取りましょう。
コメント