6月1日は天皇杯2回戦新潟医療福祉大学戦がカシマサッカースタジアムで行われます。
鹿島アントラーズにとっては天皇杯初戦となります。
ついに第102回天皇杯の始まりです。
Jリーグ、ルヴァン杯と違うコンペティションであり完全なトーナメント方式です。
そのため1度負けたらそこで終了になります。
どんな相手であれ気を抜けない怖さがあります。
いくら2回戦であっても油断せずに気を引き締めて臨みたいです。
そしてその初戦の相手は新潟医療福祉大学です。
大学サッカー部ではありますが1回戦でJ3のヴァンラーレ八戸を1-0で破りました。
前半17分に強烈なシュートを叩き込み逃げ切りに成功しています。
ハイライトを見ると危ないシーンも多くありましたが全員が体を張ってプレーしており最後まで諦めていません。
大学生らしいアグレッシブさがありました。
アルビレックス新潟と提携関係にあり、新潟が練習場として使用している新潟聖籠スポーツセンターを活動の拠点としています。
大学としては非常に恵まれた環境です。
2018年度からは4年連続で11名のJリーガーを輩出しています。
非常に侮れない相手です。
球際で負けると相手のペースになりますので鹿島もプロとして力を見せつけたいところです。
プロが大学生と公式戦で真剣勝負をするとなると天皇杯しかありません。
鹿島は過去に9回大学と天皇杯で対戦しています。
以下が結果です。
1996年11月17日
3回戦 関西大学 2-0
1997年12月14日
3回戦 順天堂大学 4-1
1998年12月13日
3回戦 筑波大学 3-1
2001年12月9日
3回戦 奈良産業大学 6-0
2002年12月15日
3回戦 東京学芸大学 4-0
2008年11月2日
4回戦 国士舘大学 2-2(PK3-0)
2011年10月12日
2回戦 筑波大学 2-0
2012年9月8日
2回戦 筑波大学 7-1
2019年7月3日
2回戦 北陸大学 3-1
過去9戦は全勝です。
大学生相手に金星の献上はありませんでした。
唯一危なかったのは2008年です。
この頃の鹿島は黄金期でありリーグ3連覇を達成の2年目でした。
大学生相手にもほぼ主力で臨みますがPKにまでもつれ込む大苦戦です。
もし負けていたら未だに語り継がれる大失態であったでしょう。
また2012年は筑波大学にアディショナルタイムまで7−0と大差をつけます。
しかし筑波大学は93分に意地の1点を返します。
それが後の2014年に鹿島に入団することになる赤﨑秀平です。
当時は大学No.1ストライカーの呼び声が高く鹿島も狙っている逸材でした。
このように今回対戦する新潟医療福祉大学にも将来鹿島に入団する選手がいるかもしれません。
鹿島はメンバーの固定化により疲労からかプレーの強度が落ちていることが指摘されています。
確かに負ければ終わりではありますが週末にはルヴァン杯のプレーオフステージが控えています。
さらにリーグも後半戦は過密日程です。
少しでも試合に絡めるようベンチメンバーを中心に天皇杯はスタメンを編成して欲しいです。
溝口修平、中村亮太朗、染野唯月は出場機会があれば活躍できると思っています。
チームの底上げに期待しています。
トーナメントでは初戦はどうしても固くなりがちです。
できるだけ早く点を取って余裕を持ちながら試合を進めていきたいですね。
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