鹿島に降りかかったコロナ【意地を見せた川崎戦】

鹿島アントラーズ

世界全体に蔓延しているコロナウィルス。

全くと言っていいほど収束する気配はありません。

さらに以前よりも猛威を降り始めています。

日本全体でも一日の新規感染者が1,700人を超え過去最多を更新しました。

もうどんなに気を付けてもコロナにかかる可能性はすぐそこに潜んでいる状況です。

そんな中ついに鹿島アントラーズにもコロナの被害がやってきてしまいました。

まずは時系列で振り返ります。

11月14日はカシマサッカースタジアムで第27節川崎フロンターレ戦が17:.00キックオフで行われる予定でした。

その当日の9:00頃公式HPで選手1名からコロナの陽性反応が出たとの発表がされます。

そのため開催可否は他の選手、関係者のPCR検査の結果次第と書いてありました。

今まで他チームでコロナの陽性者が出た例はありましたが試合日より前だったため対応は決定していました。

しかし今回は当日のためチームはもちろん、Jリーグ側もかなり混乱したと想定されます。

また試合には茨城県以外からも観戦に来るため遠方のサポーターは試合があるか不安であったでしょう。

過去にJリーグのアンケートで鹿島は自宅からスタジアムまでかかる平均時間が約2時間半ほどで一番遠いと書いてありました。

そのため早くに公表する必要があったと思われます。

そして試合可否より先の12:00頃クラブハウスの立入禁止とオフィシャルショップの臨時休業が発表されます。

その次の13:00頃についに試合開催の決定とコロナの選手の公表がありました。

まずコロナの陽性になったのは永戸勝也であること、そして杉岡、荒木、町田、関川、山田、常本の6人が濃厚接触者であるということです。

また他の選手は全員陰性判定であったとも書いてありました。

左サイドバック、センターバックは2人ずついなくなるという非常事態です。

試合はできてもこれほど大量に選手が出場できなかったことは過去にありません。

ザーゴ監督は頭を悩ませたでしょうが残っている選手から試合開始の2時間前の15:00頃にメンバーが発表されます。

その直後くらいに永戸の経過と症状について詳細な説明がなされました。

前日の夕方から急に体調が悪くなったようで本当に怖いウィルスです。

そして試合ですが首位川崎相手によくやれたと思います。

スコアは1-1でしたが非常に見ごたえのある試合でした。

エヴェラウドがまたしても同点弾を決めてくれました。

ここ数試合のようにボールを一方的に回されるだけで何もできなかったということはありませんでした。

むしろボール支配率も52%と48%で鹿島が上回りシュート数も17本ずつと互角の試合でした。

古巣対戦となった奈良竜樹もよくやれていたと思います。

そして上田、エヴェラウドの2トップはJリーグ最強だと確信しました。

また広瀬陸斗が第12節のガンバ大阪戦で負傷し長期離脱していましたが復帰しました。

広瀬が入ってから右サイドが活性化しクロスから同点弾が生まれたことを考えると今後はスタメンに戻るでしょう。

このように明るい未来も見えた試合でした。

何よりも逆境に負けない選手たちの気持ちが前面に出ていたことが見てとれました。

せっかくなら勝ちたかったですがそれは来年にとっておきましょう。

そして試合後には残念なニュースがもう一つありました。

それはU-19のキャンプメンバーに選ばれていた荒木遼太郎が濃厚接触者と判断されたため不参加となったことです。

この世代は東京の次のパリオリンピックの世代ですが既にJ1でも出場している選手が多く激戦区です。

そのため少しでもアピールしたいところでしたが機会を失いました。

仕方のないことなので荒木には復帰したら残りのJリーグで暴れてもらいましょう。

最後に永戸選手の無事をお祈り申し上げます。

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