4月17日は第10節徳島ヴォルティス戦が鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムで行われます。
鹿島アントラーズは前節が4月11日でしたので約1週間ぶりの試合です。
期間が空いたとは言え前節が札幌のアウェイ、今節が徳島のアウェイと長距離移動が続きます。
そのためコンディション調整が大事です。
そしてここから13連戦の始まりです。
ルヴァン杯でプレーオフステージに進めばさらに過密日程になります。
日程的には大変ですがこの連戦は今シーズンを左右する重要な期間になりそうです。
そのためにもいいスタートを切りたいところです。
徳島はウィークデーの4月14日にACLの前倒し開催で第18節のセレッソ大阪戦を行っています。
アディショナルタイムの劇的なゴールで強豪セレッソを倒し勢いに乗っています。
ここまで10試合で4勝2分4敗の勝ち点14の9位とJ1昇格初年度で上々の成績です。
J2降格候補の一角として見られていましたがこのまま残留の可能性も高くなっています。
そしてついにスペイン人のダニエル・ポヤトス監督が合流しました。
甲本偉嗣ヘッドコーチが暫定的に指揮をする中で成績を出せていたので吉と出るか凶と出るか見物です。
どんな手法か未知数ですので慎重に戦いたいです。
また鹿島戦が初戦になりモチベーションは高いはずなので要注意ですね。
そして鹿島も4月14日は激動の1日になりました。
ザーゴが解任され相馬直樹コーチが新監督に就任しました。
さらにトップチーム所属の2選手とトップチームスタッフ1名がPCR検査で陽性判定を受けたことが発表されています。
どの選手かは公表していませんが札幌戦に帯同していたとのことで主力であることに間違いありません。
戦力ダウンで痛手ですが総力戦で乗り切ってほしいです。
今節の注目はやはり相馬新監督の采配です。
2010年に町田ゼルビア、2011年~2012年4月に川崎フロンターレ、2014年~2019年に再度町田ゼルビアの監督をやっており監督歴は長いです。
町田でも川崎でも鹿島と同じ4-4-2を採用していました。
相馬自身が鹿島アントラーズ出身なのでこのやり方が一番しっくりくるのでしょう。
ザーゴ前監督は自分たちで主体的にゲームをコントロールするサッカーを理想に掲げていました。
そのためボールポゼッションに捉われ選手の良さが出ませんでした。
今まで鹿島アントラーズは良くも悪くも相手次第でした。
相手にうまく順応しながら結果を求めるスタイルです。
そのため黄金期は面白いサッカーでなくても1−0、2−1で勝つことが少なくありませんでした。
相馬監督はボールを保持するという概念に固執しないようですし勝つためには手段を選ばない伝統を知っています。
OBとして近年停滞しているチームを蘇らせてほしいです。
さて今節対戦の徳島ですが2014年の1年しかJ1にいたことがありません。
さらにリーグ戦以外の公式戦で対戦したこともないため過去2回しか対戦がありません。
その2014年の結果です。
2014年
5月17日第14節 ○1-0
9月27日第26節 ○5-0
ここまで2戦2勝で失点も0です。
まだ2試合しか対戦していないため相性がよいと言えるかわかりません。
ただ確実に勝ちたい相手です。
第14節の初対戦では赤﨑秀平のプロ初ゴール、第26節ではカイオがプロ入り初の2得点と縁起のよい結果が出ています。
相手のエースは垣田裕暉です。
既にリーグ戦で3ゴールをあげJ1でも実力が通用することを証明しています。
しかし鹿島アントラーズからの期限付き移籍中ですのでこの試合は出場できません。
少し見てみたい気持ちもありましたがここは真剣勝負です。
出ないに越したことはありませんのできっちり無失点で勝たせてもらいましょう。
ザーゴは今季初戦となったリーグ開幕戦での躓きが全てだったと思っています。
そのため相馬監督にはいい結果で気持ちよくスタートが切れるよう祈っています。
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