上田綺世のいなくなったJ得点王争いは大混戦

Jリーグ

2022年のJ1リーグも各クラブ26試合ほど消化しました。

残り試合数は一桁になっており終盤戦に差し掛かっています。

優勝争いも降格争いも最終節までもつれ込みそうなほど混戦です。

本当にこれほどまで予想が難しいシーズンは久しぶりとなっています。

そして同じく個人タイトルの行方も混沌としています。

得点王争いが熾烈です。

まず序盤戦は上田綺世(鹿島アントラーズ)、ピーター ウタカ(京都サンガF.C. )、アンデルソン ロペス(横浜F・マリノス)の3人が抜け出します。

しかしアンデルソン ロペスが第14節のアビスパ福岡戦で相手選手に唾を吐き6試合の出場停止となりました。

この時点で7得点でした。

現在は復帰していますが勢いは無くなり得点の上乗せはできていません。

さらに上田が第18節名古屋グランパス戦を最後にベルギーへと海外移籍を果たします。

上田は10得点で今季のJリーグは終了となりました。

またウタカもチーム成績の下降とともに得点が取れなくなります。

第12節コンサドーレ札幌戦以降13試合で1得点しか決めていません。

ここまで9得点と一気にペースダウンしています。

すると他のFW陣が追い上げてきます。

まずはレオ セアラ(横浜F・マリノス)です。

今季初ゴールは第13節の湘南ベルマーレ戦とかなり遅いものでした。

しかしチームの好調とともに中盤からいいパスが出てくるため量産体制に入ります。

7月は5試合で6得点と月間MVPに輝いています。

通算も10得点となり単独トップも時間の問題と思われました。

ただサウジアラビアのアル・アハリへの移籍話も出ておりどうなるかわかりません。

そしてもう一人好調なのがチアゴ サンタナ(清水エスパルス)です。

サンタナも序盤は右足舟状骨骨折により欠場します。

そのため今季初ゴールが第10節サンフレッチェ広島戦と遅くなります。

しかしチーム成績は悪い中でも一人気を吐きここまで10得点でトップタイまで躍り出てきました。

ただ26試合ほど消化しJ1トップが10得点というのは寂しすぎます。

これまでJ1最少得点数で得点王になったのは2019年の仲川輝人とマルコス ジュニオール(ともに横浜F・マリノス)です。

15得点でタイトルを分け合っています。

今季はもしかするとこの得点数を下回るかもしれません。

レオ セアラが中東に移籍すればサンタナが得点王になる可能性が高いです。

ここまで19試合(1437分出場)で10得点なので90分平均得点は0.626です。

清水の残り試合は8試合なので今のペースでフル出場すると5点上乗せでちょうど通算15得点になります。

ただ清水はJ2降格争いから抜け出しておらず苦しい試合展開になることも予想されます。

そうなると守備に追われ得点は伸びないかもしれません。

西村拓真(横浜F・マリノス)や町野修斗(湘南ベルマーレ)といった日本代表FWもいますがまだ8得点なので得点王は厳しいそうです。

鹿島からは鈴木優磨も7得点で10位タイにはランクインしています。

しかし鈴木は自分で得点を取る以外のタスクが多すぎてここから量産するとは思えません。

このように今季の得点王は史上最少得点での受賞になる可能性が高くなっています。

上田が夏に移籍しなければ得点王になれただけに悔やまれるシーズンです。

過去に鹿島からは2008年のマルキーニョス(21得点)のただ一人しか得点王が出ていません。

やっぱりサッカーは得点を競うスポーツなので鹿島からまたいつか得点王が出てくれる日が待ち遠しいですね。

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