4月7日のJ1第8節の川崎フロンターレvsサガン鳥栖で川崎が遠野大弥のゴールで1-0で勝利しました。
これにより川崎は史上10チーム目となるJ1通算300勝を達成しています。
近年はJリーグを代表する強豪クラブになりましたが2000年にJ1に初昇格した比較的新しいクラブです。
翌年の2001年にはJ2に降格し再昇格は2005年になります。
その後はJ1に定着し2017年のリーグ初制覇後は1強時代に突入しつつあります。
特に昨年2020年は驚異的な成績で34試合で26勝5分3敗の勝ち点83と新記録での優勝です。
また88得点31失点と点は取るし守備も固いとどのチームも付け入る隙はありませんでした。
今年も同じくらいの強さを誇っておりどこまでこの強さが続くのか恐怖でしかありません。
これから少しは負けてもらわないとどれだけ勝っても追いつけなくなってしまいます。
どのチームも打倒川崎でやっていると思いますがこれまで以上に慎重な試合運びをしてほしいです。
もちろん鹿島も勝てるように入念な準備をしてもらいたいと思います。
突然ですがここでこれまでのJ1通算勝利数を振り返ってみたいと思います。(カッコ内はJ1初挑戦年度、2021年4月8日時点)
1位 鹿島アントラーズ(1993年)529勝
2位 横浜F・マリノス(1993年)468勝
3位 浦和レッズ(1993年)432勝
4位 名古屋グランパス(1993年)424勝
4位 ガンバ大阪(1993年)424勝
6位 清水エスパルス(1993年)406勝
7位 サンフレッチェ広島(1993年)388勝
8位 ジュビロ磐田(1994年)385勝
9位 柏レイソル(1995年)339勝
10位 川崎フロンターレ(2000年)300勝
以上のようになっています。
オリジナル10では東京ヴェルディとジェフユナイテッド千葉の2チームがランク外です。(横浜フリューゲルスは消滅)
川崎より上の9クラブはJリーグ草創期から勝利を積み重ねています。
その中で2000年から参入して上位に食い込んでくるのはすごいことです。
また1998年まではPK戦があり2002年までは延長戦がありました。
そのため今より勝利数を伸ばしやすい条件が整っていました。
しかし現在の川崎の勝利ペースはその頃のクラブよりハイペースになっています。
300勝到達までの試合数は583試合を戦って300勝121分け162敗です。
これは鹿島の509試合、磐田の530試合に次ぐ第3位の記録になりました。
全体の通算勝率では51.5%とそこまで高くはありません。
しかし節目の勝利数までの間隔がどんどん短くなっています。
100勝(214試合100勝44分70敗 勝率46.7%)
200勝(424試合200勝87分137敗 勝率47.1%)
300勝(583試合300勝121分162敗 勝率51.5%)
200勝から300勝までは159試合しかかかっておらず勝率は62.9%ととんでもない勢いで勝ちを増やしています。
このままの勝率であれば数年で400勝も軽く超えてくると思われます。
そして鹿島アントラーズですがここまでJ1最多勝利数を誇っています。
100勝 1997年4月12日1st第1節 ヴィッセル神戸戦
200勝 2001年11月17日1st第14節 東京ヴェルディ戦
300勝 2007年11月24日第33節 浦和レッズ戦
400勝 2014年3月8日第2節 ベガルタ仙台戦
500勝 2019年7月6日第18節 ジュビロ磐田戦
200勝以降はずっと鹿島アントラーズがリーグ最速で達成しています。
100勝のみヴェルディ川崎が最速で1996年5月1日第11節ジェフユナイテッド市原戦で達成となっていました。
鹿島もこれまで959試合で529勝をしており通算勝率は55%です。(4月8日時点)
しかし近年でこの勝率を上回っているのは2017年の勝率68%(34試合23勝)しかなくそれ以前は2009年の勝率59%(34試合20勝)しかありません。
つまり年々勝率は下がってきておりこのペースが続けばいつかは川崎に追い越されてしまいます。
今の時点ではまだ川崎と229勝も離れているのですぐにどうこうなる話ではありません。
しかし少しずつ後ろに迫ってきているのは嫌な気持ちです。
Jリーグが開幕して28年が経ちました。
このまま鹿島がJ1で勝ち続けることができれば2048年か2049年に1000勝に到達します。
まだまだ先のことですがその日までJリーグのトップを走り続けてほしいと思います。
もちろんその日まで私はずっと応援しています。
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