2023年鹿島アントラーズは移籍組の当たり年【過去移籍組でレギュラーを掴んだのは】

鹿島アントラーズ

2023年のJリーグが開幕して2試合を消化しました。

鹿島アントラーズは京都サンガF.C.に勝利し、川崎フロンターレに敗戦の1勝1敗となっています。

川崎戦も勝つことができた可能性はあっただけに残念です。

2試合とも早い時間に先制できたことで有利に試合を進めることができたことはプラスに捉えたいと思います。

その鹿島は近年生え抜きの選手がどんどん減っています。

開幕2試合のスタメンは全く同じでした。

そしてディエゴ ピトゥカを除く日本人10選手の内、5人が生え抜き、5人が移籍組でした。

このメンバーが現時点のベストと言えます。

これほど多くの移籍組がいることは鹿島のクラブ史上珍しいことです。

Jリーグ開幕以降、昨季2022シーズンまでに国内移籍をしてきた日本人は36人いました。(レンタル移籍も含む)

1993~2010年が11人で、2011~2022年が25人とここ10年ほどで一気に増えています。

リーグの試合数の80%に出場がレギュラーとすると達成者は意外と少なかったのです。

その選手たちを振り返ってみようと思います。

1996年入団
高桑大二朗(横浜マリノス→)
1999年 30試合中26試合出場
2000年 30試合中30試合出場
最初はマリノスに入団も3年間リーグ戦出場が0でした。
しかし鹿島に来て飛躍した選手です。
2000年の三冠時の正GKです。
彼なしでは全タイトル制覇は成し遂げられなかったでしょう。

1997年入団
名良橋晃(ベルマーレ平塚→)
1998年 34試合中33試合出場
2000年 30試合中26試合出場
2001年 30試合中27試合出場
2002年 30試合中25試合出場
2003年 30試合中27試合出場
ジョルジーニョを慕って鹿島に移籍してきました。
弾丸のようなオーバーラップが魅力でした。
日本代表での貢献度を考えると最も成功した移籍選手ではないでしょうか。
鹿島の右サイドバック像を築いた背番号2です。

2003年入団
大岩剛(ジュビロ磐田→)
2003年 30試合中29試合出場
2004年 30試合中29試合出場
2005年 34試合中30試合出場
2006年 34試合中27試合出場
31歳の年に移籍してきて鹿島で引退しました。
当時2強だった磐田からの移籍は衝撃でした。
引退後は鹿島でコーチ、監督と完全に鹿島色に染まっています。
現役時代は横で岩政大樹を、監督時代は昌子源、植田直通と日本代表CBを育ててきました。

2004年入団
新井場徹(ガンバ大阪→)
2004年 30試合中28試合出場
2005年 34試合中28試合出場
2006年 34試合中30試合出場
2007年 34試合中30試合出場
2008年 34試合中30試合出場
2009年 34試合中29試合出場
2010年 34試合中33試合出場
2012年 34試合中31試合出場
ユースからトップチームとガンバ一筋だった選手のためこちらも驚きました。
8シーズンも鹿島の絶対的な左サイドバックでした。
移籍組の中では最多の262試合に出場しています。
最後は鹿島で引退試合まで開かれる選手となりました。

2008年入団
伊野波雅彦(FC東京→)
2009年 34試合中30試合出場
在籍期間は短ったですが守備のポリバレントプレーヤーでした。
2009年の3連覇時はかなり貢献してくれました。
2011年に中田浩二とのレギュラー争いに敗れクロアチアのハイドゥク・スプリトに移籍してしまいます。

2011年入団
西大伍(アルビレックス新潟→)
2011年 34試合中30試合出場
2012年 34試合中30試合出場
2013年 34試合中29試合出場
2015年 34試合中30試合出場
2017年 34試合中30試合出場
右サイドバックらしからぬ攻撃センス塊の選手です。
右足からのクロスは芸術品でした。
在籍期間は怪我以外では基本的にはずっと出場していました。
まだ鹿島でプレーする姿を見たかった選手です。

2014年入団
山本脩斗(ジュビロ磐田→)
2014年 34試合中32試合出場
2015年 34試合中28試合出場
2016年 34試合中31試合出場
2017年 34試合中32試合出場
ジュビロには6年間所属も持病もありポジションを掴み切れません。
しかし鹿島に来てから4年間不動のレギュラーになります。
そして2017年には32歳でA代表にデビューしています。
フル稼働が祟ったのか、最後の3年は怪我が多くほぼ試合に出場できていませんでした。

2016年入団
永木亮太(湘南ベルマーレ→)
2016年 34試合中29試合出場
2018年 34試合中30試合出場
2019年 34試合中31試合出場
2020年 34試合中31試合出場
元々湘南でキャプテンを務めていただけあり頼りになる選手でした。
困ったときの永木と言えるくらい本職のボランチからサイドバックまでチームの欠けているポジションをこなしてくれます。
強靭な肉体で守備のオールマイティプレーヤーでした。
どのチームでもこのような選手は助かります。

三竿健斗(東京ヴェルディ→)
2019年 34試合中28試合出場
2020年 34試合中30試合出場
2021年 38試合中34試合出場
2022年 34試合中33試合出場
小笠原満男、柴崎岳がボランチに君臨する中でよく移籍してきました。
相手からしたら本当に嫌な守備をする選手です。
2017、2018年の2年間もあと少しの26試合に出場しています。
2022年は手薄なCBとして出場し熱いプレーを見せてくれました。
そしてポルトガルのCDサンタ・クララに移籍をしています。

2018年入団
安西幸輝(東京ヴェルディ→)
2018年 34試合中28試合出場
2022年 34試合中33試合出場
シーズン前の水戸ホーリーホックとのプレシーズンマッチでブレイクしたシンデレラボーイです。
両サイドバックから両サイドハーフまでハイレベルにこなします。
思い切りのいいオーバーラップが特徴です。
2019年も夏場までレギュラーでしたがポルティモネンセに移籍し2021年の昨夏に復帰しました。
ムードメーカーとしても注目の選手です。
2022年は怪我がなければ全試合出場だったでしょう。

犬飼智也(清水エスパルス→)
2019年 34試合中29試合出場
2020年 34試合中31試合出場
移籍してきた2018年は昌子、植田がいたため完全なバックアップメンバーでした。
しかし2人の退団で鹿島のディフェンスリーダーとなリます。
2021年は果敢な攻撃参加で5得点を挙げました。
ただ怪我や関川郁万の台頭でレギュラーを失ってしまいます。

2020年入団
和泉竜司(名古屋グランパス→)
2020年 34試合中27試合出場
2022年 34試合中30試合出場
移籍初年度からザーゴ監督に気に入られ左サイドハーフのレギュラーに定着します。
そして全27試合に出場していましたが古巣の名古屋戦で左膝内側側副靭帯損傷によりシーズンを終了となります。
怪我がなければ全試合出場の可能性もありました。
その後はポリバレントな選手として出場時間は短いものの存在感を発揮してくれました。

2022年入団
樋口雄太(サガン鳥栖→)
2022年 34試合中32試合出場
移籍初年度からボランチでレギュラーを掴みます。
貴重なプレイスキッカーとしてアシストを量産しました。
圧巻はルヴァン杯第3節ガンバ大阪戦です。
公式戦で4アシストとなかなか見ない記録を作りました。

以上の13人が年間を通してレギュラーになった選手です。

36人が移籍してきているので約3人に1人が戦力になっています。

なかなか国内移籍で鹿島でレギュラーとなるのは簡単ではありません。

また比較的守備的な選手が多かったです。

そして今季2023年は知念慶(川崎フロンターレ)、藤井智也(サンフレッチェ広島)、佐野海舟(FC町田ゼルビア)という3選手が新たに移籍をしてきました。

知念は2試合連続ゴールで早くも得点源になっています。

藤井も自慢のスピードで右サイドを切り裂き攻撃の形を作っています。

さらに佐野も抜群のボール奪取力でアンカーとして欠かせない存在になりました。

このようにまだ2試合とは言え全3選手がレギュラーになりそうな活躍を見せています。

この他に安西、樋口がいるので過去に見ないほど移籍組が主力となるシーズンになりそうです。

鹿島の伝統を受け継ぎタイトル獲得に向けて一丸となり向かっていきたいです。

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