9月10日に明治大学の常本佳吾がJリーグ特別指定選手として鹿島アントラーズに入団しました。
Jリーグ特別指定選手とは全日本大学連盟、全国高等学校体育連盟等の所属チームに登録されたまま、受け入れ先となるクラブでJリーグ等の試合出場が可能となるものです。
こちらは1998年に始まった制度です。
常本は2021年入団が内定していましたので前倒しでの加入となります。
この制度を利用する選手は年々増加傾向にあります。
1998年から2009年までは毎年約10人超、2010年からは20人ほどが登録されています。
そして2019年と2020年はさらに多く40人ほどが利用していました。
鹿島アントラーズは制度を利用したのが遅く初めてが2013年でした。
過去の加入選手を振り返りましょう。
2013年 赤﨑秀平(筑波大学)J1:1試合0得点
2016年 小池裕太(流通経済大学)ルヴァン:1試合0点
2018年 名古新太郎(順天堂大学) J1:1試合0得点
2019年 上田綺世(法政大学)J1:13試合4得点、ルヴァン:2試合0点
このように過去4人が特別指定で加入しました。
常本は立場的に去年の上田と似ています。
上田も2021年入団が決まっていました。
しかし本人の早くプロでやりたいという強い希望と鈴木優磨のシントトロイデン移籍により入団を早めたという経緯がありました。
そして今回の常本も内田篤人の引退と広瀬陸斗の怪我による長期離脱により来年の入団を早めて今回に至ります。
これで3年連続5人目の特別強化指定になります。
過去4人は全員公式戦デビューをしており、常本にも早くにチャンスは回ってきそうです。
まだプレーを見たことがありませんがシンプルに止める蹴るといった技術が高い選手のようです。
背番号は42番ということでいつか2番になってほしいというチームの想いもあるのでしょうか。
現在右サイドバックは人手が足りていませんので一日も早く戦力になってほしいです。
コメント