7月12日はU-24日本代表とU-24ホンジュラス代表の国際親善試合がヨドコウ桜スタジアムで行われました。
オリンピックメンバーの22人が発表された後の初の試合ということで注目度は高かったです。
そして結果は3−1の勝利でした。
相手のホンジュラスもオリンピックに出場する国ですが日本が圧倒しました。
特に前半の出来は素晴らしく親善試合ではもったいない内容でした。
本番では対戦国も目の色を変えてくると思うのでこのようにうまくいくかはわかりませんが試合ごとに期待値は増してしまいます。
まずは試合を振り返ります。
日本のスターティングイレブンです。
GK12 谷晃生
DF2 酒井宏樹
DF3 中山雄太
DF5 吉田麻也
DF14 冨安健洋
MF6 遠藤航
MF7 久保建英
MF8 三好康児
MF10 堂安律
MF17 田中碧
FW19 林大地
ACLで不在の選手や怪我人を除いた中でメンバーを組んできました。
ある程度本戦でスタメンの可能性が高い面々です。
その中でも中山雄太、三好康児、林大地の3人がスタメンの当落線上かと思われますのでアピールしたいところです。
試合は序盤から圧倒的に日本がペースを握ります。
3分にいきなりショートコーナーから堂安のクロスに酒井のヘディングシュートがありましたがわずか右に逸れます。
できれば本番まで手の内を見せたくないセットプレーでした。
11分には流れるようなパスワークから最後は久保が右足でグラウンダーのクロスを中に入れます。
三好が絶妙なタイミングで入ってきてダイレクトでシュートを打ちますが左ポストに弾かれます。
三好は決めてアピールしたいところでした。
そしてその直後にあっさり先制に成功します。
12分に久保の綺麗な左足のFKに吉田が右足のアウトサイドで合わせてネットを揺らします。
18分には三好の縦パスから林が抜け出して切り返してからの右足のシュートもGKに弾かれてしまいます。
林はスタメン獲得に少し力んでいる様に見えました。
29分も中央で堂安と久保が2人で崩し最後は林がシュートもGKの正面です。
その後も攻め続け40分に追加点が入ります。
オーバーラップした左の冨安からのクロスに三好がスルーして中央の林が丁寧に落とします。
これを堂安が右足で流し込みました。
前半は久保、堂安、酒井の右サイドの連携が素晴らしくホンジュラスに何もさせませんでした。
後半開始時にホンジュラスは5人交代をしてきますが、日本は本番を見据えメンバー変更をしないままスタートします。
後半最初は日本ペースでホンジュラスに何もさせませんが前半ほど決定機が作れないまま時間が過ぎていきます。
そして徐々にペースはホンジュラスになり押し込まれる展開が続きました。
そこでようやく63分に田中、林に代えて板倉滉と前田大然を投入します。
しかし直後の65分にホンジュラスが一本のスルーパスからの10番リゴベルト リバスにシュートを打たれ最後は冨安の足に当たりオウンゴールになってしまいます。
1点差になり相手の勢いが増してきましたがどうにか耐え凌ぎます。
70分に後半になってようやく日本にもチャンスが来ます。
左から三好のグラウンダーのクロスに前田がGKと1対1になりますがGKに止められます。
前田のスピードが活かされた場面でしたのでゴールを決めたかったです。
79分に酒井、吉田、久保から橋岡大樹、町田浩樹、相馬勇紀と3枚替えをしてきます。
すると85分に遠藤からの浮き球のパスで左の相馬にボールが出ます。
うまく胸トラップからのクロスに堂安が中に走り込んで右足で流し込みました。
堂安は攻撃の起点になり続けさらに2ゴールでフィニッシャーにもなり大活躍です。
87分に中山からトレーニングパートナーの藤田 譲瑠チマを投入です。
そして試合はそのまま3−1で終了となりました。
同じオリンピックに出場する国に圧勝とも言える試合でした。
ただ日本がグループステージで対戦する国は強豪ばかりで簡単には勝たせてくれません。
オリンピック初戦のU-24南アフリカ戦は7月22日です。
全ては初戦にかかっていると言っても過言では無いほど重要な1戦です。
いよいよ7月17日にU-24スペイン代表との最後の国際親善試合があります。
ここで最後の調整をしていい状態でオリンピックに臨みたいですね。
今年に入ってからのU-24日本代表のパフォーマンスであればグループステージ突破は硬いです。
そして日本はA組であり準々決勝はB組と当たります。
B組は今回のホンジュラス以外では韓国、ニュージーランド、ルーマニアと最もレベルが落ちるグループです。
気は早いですがグループステージを突破すればメダル獲得は十分射程圏内なので期待しています。
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